パートナーと過ごす「特別な日」を、さりげなくリンクするファッションで彩りましょう。配色や素材感、モチーフなど、ふたりだけのテーマが特別感を醸します。
今回は、大人にちょうどいいリンク感のコツを『Precious』スタイリスト三好 彩さんと、『MEN’S Precious』スタイリスト菊池陽之介さんに教えていただきました。
三好さん＆菊池さんが対談│あからさまではなく、暗号のように楽しむリンク感こそ大人の醍醐味
ふたりでいることで素敵な雰囲気が倍増するリンク感のコツを、スタイリスト三好 彩さんと菊池陽之介さんが伝授します。
“意外性のあるグリーンをポイントに秘めた遊び心を演出して” （三好さん）
「きれい色でリンクするときには、ダークトーンが多いメンズの服に合う色を選ぶことがポイントです。鮮やかなグリーンはトレンド色でもあり、小物で取り入れると、着こなしに鮮度が生まれるもの。ぜひ、リンクコーディネートにも取り入れて、いつもとは違った印象を楽しんで」（三好さん）
三好さん：色やディテールのみなど、揃えるポイントを絞ると、大人ならではのリンク感が楽しめるのでおすすめです。ふだんは取り入れないような色に、ふたりで挑戦する遊び心も、特別な思い出を刻むシーンでは有効です。
菊池さん：色合わせのテクニックは確かに重要。男性は、パートナーの存在を引き立てるべく、シックな色を軸にしながらも、女性の服の色をジャケットのインやソックスなどにリンクさせるのも、上級テクニックに。粋なスタイルを目指すなら、腕を組む瞬間に見える時計や、脚を組んだときに映える靴など、細部でリンク感を追求するのが成功の鍵。
“ときには、脱カジュアルに。光沢のある革靴で揃えて、スタイルに統一感を”（菊池さん）
「艶のある靴で、スニーカーに慣れた足元に程よい緊張感を。メンズは深みのあるブルーのソックスを差し色に。パートナーの服の色からリンクさせるテクニックを駆使」（菊池さん）
三好さん：リンクする色のなかでも、ブルーやグリーンの寒色をリンクさせるのは男性にとってもハードルが低く、トライしやすいですね。いつもより華やぎ感を楽しみたいときには、ゴールドの小物を取り入れて。女性のイエローゴールドジュエリーに合わせて、男性はゴールドメタルの眼鏡を選んだり、パートナー同士にしかわからない“いつもとは違う”小物合わせは、会話も広がりそうです。
“暗がりで映えるゴールドのリンクを合言葉のように、特別感を楽しみたい”（三好さん）
「華やかなゴールドを顔周りに添えて特別感を。シャープで直線的なデザインで揃えて」（三好さん）
菊池さん：大人が楽しむリンクスタイルは、“さりげなさ”を意識することが、肝心ですよね。あからさまにはわからないけれど、息が合っているようなバランス感を目指したいもの。ムーンフェイズの時計も、同ブランドではなく、一見するとペアでつけているようには見えないのがポイントに。同じ月夜の下にいる事実を共有するというリンクは、これ見よがしでないので取り入れやすいはず。
三好さん：リンクする部分をふたりで考えるのも楽しい時間に。出かけるシーンが貴重になった今こそ、高揚感のあるドレスアップで特別感を演出したいですね。
“離れた場所からも同じ月を見るロマンをムーンフェイズの時計に託す”（菊池さん）
「ムーンフェイズはこれみ見よがしではなく、自分たちにしかわからない特別感がポイント。同じ天体の動きを手元で眺めるロマンを、パートナーと共有する楽しみ方も。素材はピンクゴールドで品よく、秋色のストラップや文字盤でもひそかにリンクを」（菊池さん）
※掲載した商品は、すべて税込み価格です。
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- ジャガー･ルクルト TEL：0120-79-1833
- PHOTO ：
- 前田 晃（MAETTI&Co）
- STYLIST ：
- 三好 彩（女性分）、菊池陽之介（男性分）
- HAIR MAKE ：
- 野田智子（女性分）、GO UTSUGI（PARKS／男性分）
- MODEL ：
- RINA、Daisuke
- COOPERATION ：
- 小笠原伯爵邸、マセラティ ジャパン
- EDIT&WRITING ：
- 川口夏希、安村 徹（Precious）
