ただでさえ頭頂部あたりのボリュームは出にくいのに、ロングヘアにすると髪の重みでいっそうペタンコ髪になりやすくなります。

そんなお悩みに応えてくれるのが、MAGNOLiA Aoyama代表のDAISUKEさん。「髪のボリュームがほしい方は耳のまわりを立ち上げるだけでOK。このポイントさえ抑えれば、ペタッとなりがちなロングヘアでもふんわりとしたゆらぎのあるスタイルになります」(DAISUKEさん)

印象がガラッと変わるプロの技をご紹介します。

【お悩み】すぐにペタッとなる髪をボリュームのあるふんわりヘアにしたい

ロング代表:伊藤沙織さん(36歳/会社員)のお悩みを解決するには…

■髪型:根元が立ち上がりやすいように髪の中間部分にパーマをかける

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

伊藤さんのHAIR CHART

  1. やわらかさ(柔→硬)★★★
  2. ボリューム(少→多)★★
  3. 髪の太さ (細→太)★★★
  4. うるおい (乾→潤)★★
  5. 白髪の量 (多→少)★★★★

乾燥しやすくツヤの出にくい伊藤さんの髪質。

「ふんわりしたカール感やツヤ感をプラスしたい場合は、柔らかさが表現できるマットなグレーでカラーリングするのがおすすめ。カラー剤にオイルを混ぜたオイルカラーは髪にツヤが生まれるので、伊藤さんのような髪にぴったりです」(DAISUKEさん)

■スタイリング:耳のまわりの髪は横に引っ張りながらブローして立ち上げる

耳まわりの髪を立ち上げるには、ちょっとしたコツが必要。「ブローするとき、毛束を真横に引っ張ってドライヤーを根元にあてます。仕上げに冷風をあてて冷ませば、簡単に耳まわりのボリュームはつくれます」(DAISUKEさん)

スタイリング前
スタイリング前

■1:耳まわりの髪を手ぐしで立ち上げ、根元にドライヤーをあてる

最初は熱風をあて、仕上げに冷風をあてて立ち上がりをキープする。
最初は熱風をあて、仕上げに冷風をあてて立ち上がりをキープする。

■2:毛先を揉み込むようにムースをなじませる

スタイリング力のあるムースを毛先中心になじませる。
スタイリング力のあるムースを毛先中心になじませる。

■3:毛束の中間から毛先にかけて外巻きにする

毛束は必ず外巻きに。内巻きにすると重たい印象になるのでNG!仕上げにドライヤーを当てると◎
毛束は必ず外巻きに。内巻きにすると重たい印象になるのでNG!仕上げにドライヤーを当てると◎

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. 耳まわりの髪を立ち上げてボリューム感をつくる
  2. パーマは毛先ではなく髪の中間あたりを中心にかける
  3. スタイリングするときは毛束を外巻きにすること

「ご自身で毛束を縦に巻くと、どうしても内巻きになるものです。まず毛束を外巻きにして、それを手のひらに乗せた状態で上からドライヤーをあてると失敗しません」(DAISUKEさん)

MAGNOLiA Aoyama代表/DAISUKEさん。サロンで使う道具などモノのお手入れにこだわっているとか。「最近は靴の手入れにハマっています。プロの方に磨いてもらった靴のツヤを再現するのが目標です」
MAGNOLiA Aoyama代表/DAISUKEさん。サロンで使う道具などモノのお手入れにこだわっているとか。「最近は靴の手入れにハマっています。プロの方に磨いてもらった靴のツヤを再現するのが目標です」

お問い合わせ先

MAGNOLiA Aoyama
住所/東京都港区南青山4-24-8 アットホームスクエアBF
TEL:03-5774-0170
営業時間:月~金 9:30~20:00 土・日・祝 9:30~18:30
定休日:火曜(不定休あり)

パーマに定評のある老舗ヘアサロン。気分まで前向きになれるスタイルを提案してくれる。
パーマに定評のある老舗ヘアサロン。気分まで前向きになれるスタイルを提案してくれる。

 

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
古谷利幸〈F-REXon〉
EDIT&WRITING :
中島 祐美
DIRECTION :
青木 笑