「緞帳」ってなんと読む?「いとだんちょう」?いえいえ、お楽しみの幕開けです!

明日から12月…もはや1年の最終月です。1年の締めくくりの月、もうひと頑張りですね。

12月1日は『手帳の日』です。今年の手帳を見て1年を振り返ったり、次年度の手帳を準備したり…という時期ですよね。

ちなみに「手」「手」二つの表記がありますが、違いはご存知ですか?

「帳」という字は「ものを書くために、紙を綴じたもの」を表し、

「帖」という字は「かきつけ」を表します

これから自分が記入するタイプのものが「手帳」、豆知識などの情報が書き付けてあるものが「手帖」…というイメージですね。

本日は『手帳の日』にちなんで、「」の字の入った読み仮名クイズをお送りします。

【問題1】「夜の帳」ってなんと読む?

「夜の帳」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:この場合の「帳」は「空間を隔てるために垂れ下げる布。」を指します。

<使用例>

「日没が早まっているから、このあたりは17時になると、すっかり夜の帳がおりてしまうわ。」

「帳」の読み仮名は3文字です。
「帳」の読み仮名は3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 夜の帳(よるのとばり) です。

「帳(とばり)」、読めたでしょうか?
「帳(とばり)」、読めたでしょうか?

「帳」という字には「ものを書くために紙を綴じたもの」のほか、「垂れ幕」という意味もあり、訓読みの「帳(とばり)」は、後者のみを意味します。

「夜になって周辺が暗いこと」を意味する「夜の帳(よるのとばり)」という文学的な表現、慣用的に使われていますが、

「帳(とばり)」はもともと「寝台に張り巡らす仕切り布」を意味していたため、特に「夜」と組み合わせて使われる例が多いのでしょう。

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「緞帳」って、なんと読む?

「緞帳」という日本語の、正しい読み方をお答えください。

ヒント:「劇場の舞台と客席とを仕切る、上下に開閉する垂れ幕。」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「緞帳があがる瞬間って、ステージへの期待で胸がドキドキするわ。」

観劇がご趣味の方は、おわかりですよね?
観劇がご趣味の方は、おわかりですよね?

…さて、正解は?

「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 緞帳(どんちょう) です。

正解できましたか?

「緞帳(どんちょう)」…舞台にかかっている幕の中でも、最も客席側の、重厚感のある幕です。

「緞」という字は「金襴緞子(きんらんどんす)」の「緞(どん)」で、この字は、厚地の絹織物や毛織物など、立派な布地を意味します。

***

本日は、12月1日『手帳の日』にちなんで、「」という字の入った難読クイズで

・夜の帳(よるのとばり)

・緞帳(どんちょう)

などの日本語の読み方をおさらいいたしました。

 

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Precious.jp編集部 
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参考資料:一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱