暮らしと向き合う時間を通して気づいたのは、自分らしいスペースを持つことの大切さです。『Precious』2月号では、『これからの「美しい暮らし」』と題し、自分らしい美学と個性(=ラグジュアリー)をもっと極めたライフスタイルを、ファッションをスタイリストの大西真理子さん、インテリアをスタイリストのchizuさんに伝授していただきます。

日々のおしゃれに、上質で美しいものを見極める審美眼を持つプレシャス世代が、ライフスタイルに向き合うとき、やはりファッションと同じレベルで、研ぎ澄まされた美意識を注ぎたいもの。これからの人生をもっと心豊かに過ごすために、美しい暮らしを求めてみませんか。

今回はスタイリストのchizuさんがセレクトした、イタリアンレッドをまとった「マリオ・ペリーニ」のソファや「ポール・ヘニングセン」のフロアランプなど、エレガントなインテリアをご紹介します。

 
chizuさん
スタイリスト
九州生まれ。スタイリストとして40年以上のキャリアをもち、パイオニアとして食、インテリア、ジュエリー、コスメと幅広い分野の雑誌、コマーシャルで活躍。店舗開発、商品開発にも携わる。著書に『私をぐっと素敵に見せる大人のおしゃれのひとさじ』(PHP研究所)。

口紅を選ぶように家具を選ぶと、女性は映える

マリオ・ベリーニの2人掛けソファに腰掛ける女性
マリオ・ベリーニの2人掛けソファ『レ・バンボレ’07』¥984,500・同オットマン¥320,100・アームレスト付きチェア『ヴォロ ヴァン』¥249,700・アントニオ・チッテリオのテーブル『フランク』¥216,700(B&B Italia Tokyo)、インゲヤード・ローマンのプレート『POND』¥8,250(コッテ アンド コー<オレフォス>)、ポール・ヘニングセンのフロアランプ『PH 80』¥161,700(ルイスポールセンジャパン)、「インターロッキングG」モチーフのカーディガン¥308,000・Tシャツ¥107,800・パンツ¥154,000・リング 各¥68,200(グッチ ジャパン)、眼鏡¥47,300(ケリング アイウエア ジャパン<グッチ>)

インテリア選びにもエレガントな視点を取り入れて自分に似合う色、美しく魅せてくれる色に挑戦したい。例えばイタリアンレッド。くつろぎのひとときにさえ、官能的な女らしさを呼び覚まします。

服やメイクを選ぶように、鮮やかな色を効果的にあしらう

インテリアは大きな買い物ですから、色の冒険はためらいがち。でもchizuさんは、鮮やかな赤を選びました。

「モダンで美学のある暮らしをイメージしたとき、装うようにエレガントにインテリアを選ぶ…というルールを取り入れました。赤は女性を官能的に魅せる色。そしてコンテンポラリーアートにもよく使われる、モダンでとても美しい色です。部屋に赤が入るだけで印象が変わります!」とアドバイス。

そしていい意味で緊張感のある色は、リラックスしていてもどこか高揚感があり、「きれい」を意識できるから、使わない手はありません。

※掲載した商品は、すべて税込み価格です。

問い合わせ先

PHOTO :
川田有二
STYLIST :
大西真理子(服)、chizu(インテリア) 
HAIR MAKE :
三澤公幸(Perle)
MODEL :
立野リカ(Precious専属) 
WRITING :
藤田由美
EDIT&WRITING :
安部 毅、竹市莉子(HATSU)、喜多容子(Precious)