【 行正り香さんがセレクト&ナビ 】簡単前菜レシピも!贅沢「お取り寄せ鍋」と泡の極上ペアリング

新しい1年が始まり、慌ただしいなかで人が集まる機会が多くなります。そんな時の味方が、進化した「お取り寄せ鍋」。豪華な食材を少しずついただけるお取り寄せの「鍋」が、時代の変化に乗って進化しています。 家族で、おもてなしに、大好きな「泡系」と合わせて楽しみたい! 

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いくつもの食材を揃えるために奔走し、下準備に時間をかける必要もありません。材料がすべてセットで届くから、ほぼ、煮込むのみ。用意すべきは、簡単な前菜と、キリリと冷やした泡のお酒だけ。鍋をお取り寄せすれば、食事の時間をいつもよりゆっくり楽しめます。そんな贅沢鍋の楽しみ方を、料理研究家の行正り香さんに教えてもらいました。

行正 り香さん
料理研究家、生活空間プランナー
(ゆきまさ りか)広告代理店勤務時代から、忙しい日々に寄り添うレシピが評判となり、著書多数。海外向け料理番組『Dining with the Chef』(NHKワールド)のホストを務める。インテリアにも造詣が深く、店舗などのコーディネートも行う。イタリア料理と韓流ドラマが好き。 

「旅する気分で味わえる名店の鍋。泡のお酒と前菜で自分流の楽しみを」

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料理家・行正り香さん

手軽なイメージのある鍋料理。でも実は、食材を揃え、下ごしらえをするのは意外と時間と手間がかかるもの。新しい一年が始まり、慌ただしいなかで人と集まるときの味方が、食材がセットで届く贅沢な「お取り寄せ鍋」です。

例えば、“祇園丸山”の「京野菜白味噌鍋と松葉蟹ご飯」の鍋は、食材は食べやすい大きさで用意され、根菜など火が通るのに時間がかかるものは加熱されているので、届いたら、鍋で温めるだけ。買い出しも、材料を切る手間も不要。料理家の行正り香さんも、お取り寄せ鍋のファンです。 

「人が来る日、メインの鍋はお取り寄せの力を借りれば、メニューに悩み、料理に時間をかけることもなく、そのぶん、部屋を整えることに時間を使えるので気が楽です。なにより、ふだん食べられない食材、自分ではつくれない名店の味を自宅で、好きなお酒と楽しめるなんて、素晴らしいですよね」 

鍋に合わせるのは、シャンパンなど「泡のお酒」。炭酸が口の中をスッキリとさせるので、さまざまな食材を味わう鍋にはぴったり。くつくつと温まる鍋を前に飲む泡ののど越しは、至福です。 

リビングで乾杯し、鍋待ちに前菜をつまみながら語らう。頃合いでダイニングへ移り、鍋を囲む—。それが、鍋でもてなす日の行正さんのプロット。前菜は「切ってのせる」程度の簡単なものが中心です。コツは、「散らす」ことと、「醤油を使わない」こと。

「いつものお刺身も、ゆずの皮やハーブを散らすだけで、素敵に仕上がります。お醤油は、使うと、どこか日常の味になる気がして。調味料や盛り付けを替えてみると非日常感も楽しめると思います」 

行正さんのMY鍋道具 

キッチン用品_1

料理のプロも通う「鍛金工房 WESTSIDE33」(京都)の竹柄チリレンゲと、だしや差し水を入れて使っている片口。職人が打ち出してつくられる。 

 お取り寄せ鍋: “祇園丸山”の「京野菜白味噌鍋と松葉蟹ご飯」

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祇園丸山〈京都〉 京野菜白味噌鍋と松葉蟹ご飯 ¥12,960(2人分)

京都の冬を感じる鍋とご飯のセット。スープには老舗“山利商店”の白味噌を使用。野菜が中心なのに満足できる食べ応え。

洗練された京料理の味、食材の丁寧な仕込みに感動 

 

海老芋や金時人参など、寒さと共に味が濃くなる京野菜を白味噌仕立てで。優しい味のスープが、かぶらなど淡白な野菜のおいしさを引き立てる。店での味を再現できるよう、食材はそれぞれに下味をつけ、根菜は加熱してあるので、煮える時間差を気にすることなく、温めればすぐに食べられる。松葉蟹は1杯分の身をほぐしてあるので、米と共に炊くだけ。細部に行き渡る料理人のこだわりとひと手間を堪能して。 

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賞味期限は発送日含め7日間/冷蔵便・送料別/3月末まで販売 
問い合わせ:祇園丸山(京都府京都市東山区祇園町南側570-171)
TEL:075-525-0009(11:00〜15:00、17:00〜22:30)
定休日:水曜日
ご注文:電話か、HPから(https://gionmaruyama.com/) 店頭受け取りも可 

※掲載の商品の価格は税込みです。

※この特集の情報は2021年12月15日現在のものです。商品の内容や梱包、配送地域、販売期間は変わる場合があります。

 

PHOTO :
神林 環
STYLIST :
澤入美佳
EDIT&WRITING :
松田亜子、池永裕子(Precious)
RECONSTRUCT :
上田みゆき
フードコーディネート :
水嶋千恵