東京のシンボルのひとつ、東京ミッドタウンのグランドフロアから2階、そして最上層9フロアを占めるラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」。

「EAST MEETS WEST(東洋と西洋の融合)」をテーマとしている同ホテルでは、現在、まさにそのテーマを体現するかのようなアフタヌーンティーを提供中です。

それは、盆栽の聖地として知られる埼玉県さいたま市の伝統産業「大宮盆栽」とコラボレーションした「Bonsai Afternoon Tea ~日本の美しい盆栽をイメージしたアフタヌーンティー~」。エグゼクティブペストリーシェフのジョン・ツーカン氏がさいたま市の大宮盆栽美術館を訪れた際、盆栽の魅力について学び、感銘を受けたことがきっかけとなり実現したそうです。

2022年3月3日(木)までのこちらのアフタヌーンティー(盆栽展示は2022年1月26日(水)まで)の内容は、一体どのようなものになっているのでしょうか。実食レポートでご紹介します。

「ザ・リッツ・カールトン東京」の盆栽をテーマにした新感覚アフタヌーンティー

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ロビー正面に飾られた樹齢約450年の「黒松」。どの角度から見ても美しい

日本が世界に誇る盆栽の最上級ブランドとして知られる大宮盆栽。さいたま市の北区に位置する「盆栽村」と呼ばれる地域は、盆栽のメッカとして世界中の盆栽ファンが訪れるスポットですが、その中で2010年、世界で初めて盆栽作品を専門に展示する公立美術館「さいたま市大宮盆栽美術館」がオープンしました。

今回のアフタヌーンティーでは、その繊細さと希少性から門外不出とされている傑作を含む大宮盆栽が、ザ・リッツ・カールトン東京とのコラボによってホテル内で間近に見ることができるんです。

今回のアフタヌーンティーにおける盆栽展示期間は2022年1月6日(木)から26日(水)と約3週間に及びますが、これほどの長期間、大宮盆栽が外で展示されることは初めてだそう。なんとも贅沢ですね。

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「Bonsai Afternoon Tea ~日本の美しい盆栽をイメージしたアフタヌーンティー~」¥9,400(税・サービス料込)

また、アフタヌーンティーも盆栽をテーマにしたスイーツやセイボリーが並びます。

アフタヌーンティーの撮影用に、樹齢約50年の「黒松」、樹齢約40年の「長寿梅」なども用意されているので、食べる前にぜひ盆栽と一緒に写真撮影することをおすすめします。貴重な盆栽をぜひ間近でたっぷり鑑賞してくださいね。

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セイボリー5種、サンドウィッチ2種

上段は、セイボリー5種とサンドイッチ2種。右から時計回りに、「天使の海老 味噌クリーム ライ麦パンの盆栽棚 花穂と紫蘇 、キャビア添え」「蕪の鉢 柑橘風味のポン酢ジュレ 彩り根菜」「鮪と長芋のマリネ 岩海苔のソース イクラ」「サーモンとひじきのトルティーヤ 山葵クリームと飛子」「ブロッコリーのムース 竹炭のクリーム ラディッシュと紫人参 出汁の香り」「ビーフパストラミ 金柑ジャムと胡麻のサンドイッチ」、そして中央上のグラスが「合鴨のコンソメ 長葱のピュレ 枝に見立てた牛蒡のチップ トリュフ」です。

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スイーツ6種、スコーン2種

2段目にはスイーツ6種とスコーン2種。

スイーツは左奥から、「抹茶のフィナンシェ 抹茶のクレームガナッシュ」「焙じ茶クリーム ホワイトチョコレートシャンティー」「あんみつ 盆栽スタイル」「ピスタチオスフレグラッセ」。左手前から「ソイラテムース 玄米茶とおからのクッキー」「紅茶ショコラ ベルガモットクレーム チョコレートスポンジ」、そして「プレーンスコーン」と「抹茶と大納言のスコーン」です。

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あんみつ 盆栽スタイル

あんみつは、抹茶のスポンジとチョコレートの小枝で盆栽を表現。スポイトに入った黒蜜をかけて召し上がれ。そのほかのスイーツやセイボリーも、グリーンを基調に和の素材を随所に使用して、日本の美しい盆栽の世界観を見事に表現しています。

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スコーンにはフルーツジャム2種とクロテッドクリームをつけていただける

スコーンは温かい状態で運ばれてくるので、温かいうちにいただくのがおいしいですよ。また、「ピスタチオフレグラッセ」はアイスデザートなので冷たい状態で提供されます。こちらも早めにいただくのがおすすめですが、少し時間がたって最初よりも柔らかくなっている感じもまた舌触りなめらかで美味です。

期間限定で館内に展示された「大宮盆栽」の貴重な盆栽展示

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バーに展示されていた樹齢約60年の「赤松」。何層にも割れた白く細い枝は、過酷な環境下で育ってきたことを表している

館内には、期間中に入れ替えながら10点を超える盆栽が展示されています。アフタヌーンティーの前後でぜひ、どこにあるか探しながら鑑賞してみてください。

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ロビーに飾られていた樹齢約40年の「ピラカンサス」

秋冬になると赤い実がつく「ピラカンサス」や、細い若木の頃から長年かけて手入れされた樹齢約60年の「いわしで」など、さまざまな盆栽がお目見えしていました。いずれもふだんは大宮まで足を運ばなければ見られない貴重な名品ばかり。アフタヌーンティーの時間をより優雅に感じさせてくれます。

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緑と白のコントラストが美しい、樹齢約350年の「真柏」

ほとんどの盆栽はアフタヌーンティーの会場である45階の「ザ・ロビーラウンジ」に展示されていますが、唯一エントランスに飾られていたのが「真柏」(※現在は樹齢約200年の「赤松」に入れ替えられています)。鋭角に曲がった幹が自然の驚異を表現していて、間近で見ると迫力満点! アフタヌーンティーの前後でぜひ忘れずに立ち寄って。


今しか見られない貴重な盆栽展示とともに、世界観を表すホテルメイドの上質なアフタヌーンティーをいただける「Bonsai Afternoon Tea」。アフタヌーンティーは3月まで楽しめますが、盆栽の展示期間はあとわずか。ぜひお早めに足を運んでみてくださいね。

※記事内で紹介した盆栽は取材時のものです。
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

問い合わせ先

  • ザ・リッツ・カールトン東京
  • 「Bonsai Afternoon Tea ~日本の美しい盆栽をイメージしたアフタヌーンティー~」
  • 場所/45階「ザ・ロビーラウンジ」
  • 期間/盆栽展示は2022年1月26日(水)まで、アフタヌーンティーの提供は3月3日(木)まで(2月11日(金・祝)~14日(月)は除外日)
  • 時間/12:00~17:00
  • TEL:03-6434-8711(10:00~20:00)
    住所/東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン ザ・リッツ・カールトン東京

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
小林麻美