最新のトレンドアイテムを纏うのも楽しいけれど、年齢を重ねると、信頼できる確かな名品を身に着けたい。とくに肌に直接触れる下着は、自分のからだに合う安心できるものを大切に着たいと思う大人の女性は少なくありません。そんな方々にオススメしたい「名品下着」をランジェリーライターの川原好恵さんがセレクト。
今回は、川原さんが色違い・柄違いでコレクションしているという「オーバドゥ」バイアシリーズのハーフカップブラをご紹介します。
年齢を重ねた大人の女性のバストに新たな魅力を宿す、ナチュラル&セクシーなハーフカップブラ
1958年に誕生し、フランスを代表するランジェリーブランドとして君臨する「オーバドゥ」。世界のランジェリートレンドを牽引する存在として、ファッション性溢れる数々の名品を生んだこのブランドが、1992年からずっと販売しているロングセラーがこのバイアシリーズのハーフカップブラです。
バイアシリーズとは、コットン混の素材に刺繍を施したデザインが特徴で、ブラジル北東部に位置するバイア州からインスパイアされたコレクション。フランスでは「ファースト オーバドゥ」として、母から娘へ贈られることも多いアイコニックな存在です。
デビューから30年を経た今も古さを感じさせない、完成されたデザイン
実は私の「ファースト フレンチランジェリー」は、この「オーバドゥ」バイアシリーズのハーフカップブラでした。
まだ、20代半ばだった私が、このハーフカップブラを選んだ理由は、コットン使いでヘルシーな印象がありながら、着けるとこんもりと丸く魅力的なバストラインになり、それがフランスらしい大人のセクシーさを感じられたから。それがきっかけとなり、私は下着の魅力を探求するようになりました。
デビューから30年を経た今も、ほとんどデザインが変わらないのに、全く古さを感じさせない、ハーフカップブラ。それは、究極の完成品といえるのではないでしょうか。
定番のホワイトとブラックにくわえ、限定カラーや柄も登場
定番カラーはホワイトとブラックで、シーズンによってトレンドの限定カラーや柄が加わるのも、このバイアシリーズの魅力。実は私も、この限定カラーや柄を集めるバイアコレクターのひとり。ホワイトのほかに、ベビーピンクやフクシャピンク、バンダナ柄、ギンガムチェックなどをコレクションしています。
やわらかいバストを下から持ち上げて脇を押さえ、魅惑的なデコルテに
パッドが入っておらず、自然な丸いバストシルエットをつくるバイアのハーフカップブラは、「年齢を重ねて、少しやわらかくなったバストのほうが合いやすい」というのは、オーバドゥ ジャパンPRの村山友紀子さん。「下からバストを持ち上げ、外側についたストラップがその持ち上げたバストを脇から押さえて、美しいデコルテをつくります」とのこと。
大人の女性のからだを魅力的に見せるのは、「オーバドゥ」のコンセプトであり、バイアシリーズのハーフカップブラは「オーバドゥ」の象徴。つまり、このブラが生むナチュラル&セクシーな雰囲気が似合う大人の女性は「オーバドゥ」の理想とする女性像でもあるのです。
コットン×刺繍のナチュラルムードはそのまま、よりモダンにアップデート
ロングセラーである「バイア」ですが、2年前の春に、より着けやすい素材やデザインにリニューアルし、正式名称が「バイア・アンド・モワ（BAHIA & MOI／バイアと私）」となりました。コットンの風合いはそのまま、ポリエステルの混紡率を上げて、フィット感をアップしたり、ストラップを伸縮性があるサテンストラップにしたり。胸元のレースアップのリボンが解けない仕様にするなど、モダンにアップデートされています。
人気のアイテムもそれに甘んじることなく、進化した素材を取り入れ、今のライフスタイルに合うようにアップデートしていくその姿勢が、ランジェリー界のトップブランドとして世界中で認められる理由なのだと私は思います。
大人のバストを魅力的に見せてくれる「オーバドゥ」のハーフカップブラ。これまで、海外ブランドの下着に興味がなかった方も、ぜひ「ファースト インポート ランジェリー」としていかがですか？ きっと、年齢を重ねたバストに新たな自信が宿ると思います。
※掲載した商品はすべて税込み価格です。
問い合わせ先
- TEXT ：
- 川原好恵さん ランジェリーライター
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- PHOTO ：
- 黒石あみ（小学館）
- WRITING ：
- 川原好恵
- EDIT ：
- 石原あや乃
