ミシュランガイド東京2020から3年連続一つ星店シェフの鳥羽周作さんによる、レシピ本第2弾『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』が、現在好評発売中です。

「日常に寄り添う味を、誰もが手の届く作り方で伝えたいと思ったら、僕の等身大の“おいしい”が詰まった一冊になりました」鳥羽周作

鳥羽周作著『食べたいから鳥羽周作のとっておきごはん』
『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』

テレビやSNSでも大活躍中の鳥羽シェフは、Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理人になったという異色の経歴の持ち主。ステイホーム中に自宅で料理をする方々に向け、Twitterで公開した「#おうちでsio」は、料理の楽しさを教えてくれる!とたちまち話題を集めました。

料理ビギナーでも挑戦しやすいシンプルな手順や、なるほど〜と唸るちょっとしたコツもさることながら、鳥羽シェフの豪快な笑顔や美味しそうに食べる姿に元気をもらう、という方も多いはず。

新刊『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』には、自分のために作る、日常に寄り添うレシピが盛りだくさん。15〜20分くらいで簡単に作れるメニューから、ちょっと手間ひまをかけた、料理時間を楽しむレシピ、さらにデザートレシピまで、バラエティーに富んだ50品ものレシピが一冊に詰まっています。

SNSで人気を集めた、あの「世界一のポテトフライ」や「フルーツサンド」、「手羽先のカリカリ揚げ」が掲載されているのも見どころです!

作ってでも食べたくなる!おすすめ厳選レシピ3選

今回は特別に、本作の中から「ウニのパスタ」「ふわとろ卵のオムライス」「ローストビーフ&じゃがいものピューレ」の3つのレシピをご紹介。自分で作ってでも食べたくなる、そんな待ちきれない美味しい!を、ぜひお試しください。

■1:ウニのパスタ

鳥羽周作著『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』に掲載のウニパスタ
『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』に掲載/ウニのパスタ

疲れているときこそ、がんばった一日のごほうびに「ウニ」を買ってみてはいかがでしょうか。ボウルに茹でたパスタとその他の材料をまとめて入れるだけの、簡単ラクラクメニュー。それなのに豪華さも感じる、優秀な一品です。

【材料(1人分)】

パスタ(1.7mm) 80g 
生ウニ  80g 
無塩バター 20g 
鮎魚醤または醤油  大さじ1/2
砂糖(またははちみつ。めんつゆ〈5倍濃縮〉) 適宜
エクストラバージンオリーブオイル 小さじ1

【作り方】

1.大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かし、1%の重量の塩(お湯1ℓに対して塩10g<分量外>)を加えてパスタを入れる。パスタがくっつかないよう、菜箸で2〜3回やさしく混ぜ、袋の表示時間より1分短くアルデンテにゆでる。
2.ボウルにウニ60gとバター、鮎魚醤を入れ、ゆで汁をきったパスタを加えてあえる。味見をし、好みでグラニュー糖1〜2つまみ(はちみつやめんつゆの場合は小さじ1が目安)を加えてととのえ、エクストラバージンオリーブオイルを混ぜる。
3.器に盛り、残りのウニを飾る。

■2:ふわとろ卵のオムライス

鳥羽周作著『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』に掲載のオムライス
『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』に掲載/ふわとろ卵のオムライス

今回ご紹介するのは、卵で包み込む定番オムライスではなく、ぐるぐるかき混ぜるだけで作れるふわとろ卵をのせたオムライス。ホテルに出てくるスクランブルエッグの調理法を鳥羽流にアレンジしたという、ふわとろ卵の作り方も必見です。

【材料(2人分)】

〈ケチャップライス〉
米 300g 
(A)
水 225ml 
鶏ガラスープのもと 大さじ3/5
ケチャップ 50g 
バター 10g 
無塩バター

卵 4個 
生クリーム 大さじ2 
鶏ガラスープのもと 小さじ1 
無塩バター 15g
ケチャップ 適量
乾燥パセリ 適宜

【作り方】

1.ケチャップライスを作る。米は優しくといでボウルに入れて、かぶるくらいの水を加えて15分浸水させる。ザルにあげて15分おき、水けをきる。炊飯器に入れてAを加え、ふつうに炊く。炊き上がったら、バターを加えて混ぜ合わせる。
2.ボウルに卵と生クリームを入れ、よくかき混ぜる。
3.鍋に水100mlと鶏ガラスープを入れて沸騰させる。2の卵液の2/3量を加えて焦げないように菜箸で絶えず混ぜる。トロトロになったら、残りの卵液を加えてさらにかき混ぜ、バターを加えて半熟状に仕上げる。
4.器に1のケチャップライスを盛って3をのせ、ケチャップをかけ、好みでパセリを降る。

■3:ローストビーフ&じゃがいものピューレ

鳥羽周作著『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』に掲載のローストビーフ
『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』に掲載/ローストビーフ

おもてなしメニューとしてもぴったりの「ローストビーフ」。ソースや付け合わせまで添えれば、一気に食卓が華やぎます。

【ローストビーフ材料(作りやすい分量)】

牛ももブロック肉 250g
塩 3g
黒こしょう 適量

〈和風ソース〉
玉ねぎ(すりおろし) 100g  にんにく(すりおろし)  小さじ2/3  A
はちみつ  大さじ1強  赤ワイン  大さじ1と1/2
みりん  小さじ2
醤油  小さじ2弱  無塩バター  10g
サラダ油 大さじ1
好みの野菜 適宜

【作り方】

1.牛肉は常温に2時間以上おき、1.2%の重量の塩(肉100gに対して塩1.2gなので、ここでは塩3g)とこしょうをまぶす。
2.フライパンにサラダ油を中火で熱し、フライパンが温まる前に牛肉を入れる。全面に焼き目がつくまで焼き、弱火にしてふたをする。30秒〜1分ごとにふたを開け、焼き面を変えながら計5分、蒸し焼きにする。
3.アルミ箔で牛肉を包み、常温に1時間おく。
4.和風ソースを作る。フライパンに玉ねぎとにんにくを入れ、きつね色になる直前ま中火で炒める。Aを加えて煮立て、ワインのアルコールを飛ばしてからバターを加えてとかす。
5.牛肉を薄く切って器に盛り、和風ソースを添える。好みで生野菜を添える。

【じゃがいものピューレ材料(作りやすい分量)】

じゃがいも(メークイン) 約2個(300g)
牛乳 大さじ5
生クリーム 大さじ5弱
無塩バター 60g
塩 適量

【作り方】

1.じゃがいもは皮つきのままゆでる。竹串がスッと入るぐらいになったらザルにあげ、熱いうちに皮をむく。こし器で裏ごしし、200gを用意する。
2.鍋に牛乳、生クリーム、バター50gを入れ、中火にかける。沸騰したら、弱火にし、じゃがいもを数回に分けて加え、そのつど泡立て器で混ぜながら煮詰める。最初はかなりゆるいが、混ぜたときに筋が残るくらいになったらOK!
3.塩と残りのバターを加えてなじませる。

<書籍情報>

『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』
著:鳥羽周作
定価:¥1,760(税込)
発行元:株式会社小学館
ページ数:A5版134頁
書籍の内容:一つ星シェフが味にこだわった家庭用レシピ
新型コロナウイルスの影響で、人々が家にいることを余儀なくされたコロナ渦、代々木上原のミシュランレストランsioの鳥羽シェフがシェフにとっての「命」である、レシピをTwitterで発信した「#おうちでsio」。その無料レシピは即座に広がり、数百万人のユーザーにリーチしました。
その話題性から何度も全国ネット番組で取り上げられ、鳥羽シェフのレシピを1冊の書籍にまとめた前作「やさしいレシピのおすそわけ #おうちでsio」は大ヒット!鳥羽シェフのレシピ本第2弾となる本作では、SNSで大人気だった「世界一のポテトフライ」や「フルーツサンド」、「手羽先のカリカリ揚げ」をはじめとした、人気レシピを収録。
また簡単ステップレシピが中心だった前作よりも、ちょっと手間がかかるけど、「おもてなしメニュー」として喜ばれるメニューも増やすなど、様々なシーンに対応できるバラエティーに富んだレシピをご紹介しております。


本作には、シズル感たっぷりの料理写真のみならず、実際に料理を食べている姿もたくさん掲載されています。その美味しい!が溢れた表情を見ているだけでも、いますぐに作りたくなるはず。書籍の詳細は、下記ボタンよりご確認ください。

『食べたいから作る!鳥羽周作のとっておきごはん』ご購入はこちらから

鳥羽周作さん
(とば しゅうさく)Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理の世界へ。2018年「sio」をオープン。同店はミシュランガイド東京2020から3年連続1つ星を獲得。
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
池尾園子
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