銀座からほど近い汐留に位置し、浜離宮恩賜庭園、レインボーブリッジ、東京湾のパノラマビューを見渡す、和のモダンデザインがコンセプトの「コンラッド東京」。

コンラッド東京のペストリースタッフである魚住美恵子(うおずみ みえこ)氏が製作した「初夏のヴィクトリアケーキ」が、駐日英国大使館と在大阪英国総領事館主催の「プラチナ・ジュビリー ケーキコンテスト」にて優勝しました。「プラチナ・ジュビリー ケーキコンテスト」は、エリザベス女王陛下の即位70周年を祝い行われたケーキコンテストです。

コンテストでは、ケーキの見た目、デザインのインスピレーション、英国の食材を少なくともひとつ使用などの審査項目を設け、ジュリア・ロングボトム駐日英国大使、駐日英国大使館エグゼクティブ・シェフのフレデリック・ウォルター氏、国際難民支援団体REIの増岡洋志理事の3名の審査員が評価し、さらに駐日英国大使館の公式Twitterにて一般の方々からの投票を募り、その投票数も評価に加え優勝ケーキが決定されました。

「プラチナ・ジュビリー ケーキコンテスト」で優勝!「初夏のヴィクトリアケーキ」

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初夏のヴィクトリアケーキ

華やかなブルーが目を惹く「初夏のヴィクトリアケーキ」は、エリザベス2世女王の在位70周年を祝福するにふさわしいイギリス伝統のヴィクトリアケーキを、初夏の季節にぴったりなケーキにアレンジ。

口どけのよいスポンジに、熊本県産のオーガニックの甘夏を使用したマーマレードと、柚子風味のバタークリームを挟み爽やかな味わいに仕上げられています。マーマレードの隠し味としてイギリス産のスコッチウイスキーを加え、酸味、甘味、ほろ苦さがアクセントになっています。

「農薬を使わないオーガニックな庭作り」を目指して作られた、チャールズ皇太子の私邸「ハイグローブ庭園」に感銘を受け、ケーキにもオーガニック食材が取り入れられているそう。

また、デコレーションにはイギリス伝統のシュガークラフトを用い、イギリス国花であるバラと日本の初夏の象徴でもある紫陽花、そして王冠を飾り、日本からイギリスに贈る祝福の気持ちとともに、お互いの文化への尊敬の念が表現されています。

コンテスト優勝にあたり、魚住氏のコメントも

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コンラッド東京 魚住美恵子氏

2010年にコンラッド東京のペストリーチームに加わり、現在はホテル内で提供するケーキやスイーツの焼き菓子部門を任されている魚住氏。

バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」で毎日開催されるアフタヌーンティーのスコーンは、しっとりとした食感と季節のフレーバーが好評を得ており、1週間に焼き上げるスコーンの数はなんと2,400個。また、オールデイダイニング「セリーズ」で週末に提供するスイーツビュッフェは、質の高いスイーツとともにビュッフェ台上で表現される世界観が評判です。

季節ごとに変わるテーマに合わせ、デコレーションを考案、デザインするなど多彩な才能を発揮されており、数々のコンペティションにて高い受賞歴を誇っています。

そんな魚住氏は、今回の優勝にあたり、次のようにコメントしています。

「シュガークラフトはヴィクトリア女王の時代に栄えた貴族・王室のための技術で、現在その技術を学ぶ人口は減っています。シュガークラフトを5年間学んできましたが、そのクラシックな技術を発揮できる場は滅多にないだろうと思っていたので、今回のコンテストで自分が学んできた技術を披露できたことはとても名誉なことだと思います。

また今回、他ホテルから参加されていた総料理長やエグゼクティブシェフなど錚々たるメンバーに加わり、競えたことはとても貴重な体験でした。私の上司であるコンラッド東京の岡崎ペストリーシェフとの出会いと今までの指導に心から感謝しています」(魚住氏)


英国君主として初めて「プラチナ・ジュビリー(在位70周年)」を迎えられたエリザベス女王陛下。「初夏のヴィクトリアケーキ」は、まさに女王陛下をお祝いするのにふさわしい華やかなひと品へと仕上げられています。

なお優勝を記念し、今後コンラッド東京では、「初夏のヴィクトリアケーキ」の販売が予定されています。詳細は決定次第ホテル公式WEBサイトにて告知予定とのこと。

みなさんもエリザベス女王陛下へのお祝いの気持ちを込めて、販売された際には、コンラッド東京の「初夏のヴィクトリアケーキ」を味わってみてはいかがでしょうか。

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