シティに馴染むTシャツスタイルを作るなら、カジュアルとキレイのバランスをうまくとるのが得策。海外の人気モデルやインフルエンサーは、どんな装いで絵になるスタイルを叶えていたのか早速チェックしてみましょう。

■1:アレッサ・ウィンターは…ストイックなモノクロでスタイリッシュなスポーティスタイルに振り切る

白と黒をバランスよくリピートし、小気味よい着こなしへ。
白と黒をバランスよくリピートし、小気味よい着こなしへ。

2022年5月31日、ベルリンでスナップされたデジタルクリエイターのアレッサ・ウィンター。ストイックな白と黒の装いで、ロゴTコーディネートをぐっと大人顔へ昇華しました。

白トップスと黒パンツという安心、かつ定番のスタイルも、トップスにインパクトのあるコンパクトなロゴTを選べばメリハリがアップ。単調さを回避させています。さらにクロップド丈のトップス、ナイロン素材と思しきパンツ、白スニーカーを選びスポーティな趣を醸せば、キレの良さが倍増してスタイリッシュに整います。

それだけだとややスポーティ要素が強すぎるところ、上質レザーの黒バッグ、ゴールドのネックレスを加えることでシティに馴染むようにバランスを調整。さらにエフォートレスに仕上げたヘアスタイルが、ヘルシーな雰囲気を添えています。

■2:カーリー・クロスは…ノーブルな配色と揺れるスカートで品の良さを意識

ヘアをすっきりコンパクトにまとめ、涼しげなムードをアップ。
ヘアをすっきりコンパクトにまとめ、涼しげなムードをアップ。

一見すると「普通」なロゴTシャツ×スカートのスタイルを、大人に似合う優雅な雰囲気に仕上げたのがモデルのカーリー・クロス。

カジュアル度が高いロゴTは、コンパクトなシルエット、上品なネイビー、主張が強すぎないロゴを選ぶと、大人の理想のバランスに。そこに風をはらむ白のプリーツスカートを合わせれば、ネイビーと相まって涼感がぐんとアップします。

足元はスカートと同じ白を選んで繋がりよく。レイドバックなフラットサンダルがリラックスモードを高めます。仕上げに黒のハンドバッグできりりと引き締めれば、洗練された印象に。

■3:ヴァネッサ・ホンは…目を引くグラフィックTシャツを上品パンツで受け止めて

パールイヤリングやシェルネックレスなど、夏ならではのアクセサリー使いにも注目。
パールイヤリングやシェルネックレスなど、夏ならではのアクセサリー使いにも注目。

インフルエンサーのヴァネッサ・ホンを、コペンハーゲン ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。

表情をきりっと引き締めながら、腕周りをカバーしてくれる付かず離れずなシルエットの黒Tシャツは、グラフィックデザインを選ぶことで単調になりがちな夏の装いのアクセントに。そこにセンタープレス入りのベージュパンツできちんとした印象をプラスすれば、カジュアルに傾きすぎません。

小物は夏の装いを生き生きと見せてくれる、鮮烈な赤をセレクト。Tシャツのグラフィックカラーとリンクされているので、調和が生まれまとまりの良い着こなしに仕上がります。


「大人に似合う」にフォーカスをあてた、Tシャツのコーディネート実例をご紹介しました。なんだか物足りない、というときのバランスの調整法として参考にしてみてください。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香