業界のプロたちが支持する「間違いのない味」が勢ぞろい!

長きに渡り、職人たちが伝統と技を受け継いでいる京都の街。現代の生活にもなじむモダンな工芸品など、さまざまな名品が見つかる京都は、美味しい「食」の宝庫でもあるのです。今回は、美食の街・京都の「ほんまもん」の美味しいもの名品を、「京都通」の推薦コメントとともにお届け。調味料から和菓子まで、選りすぐりの4つの名品をご紹介します。

■1:本田味噌本店の「みそ」

西京白味噌【500g】¥600・紅こうじ御味噌【500g】¥900(税抜)
西京白味噌【500g】¥600・紅こうじ御味噌【500g】¥900(税抜)

作家・エッセイストの青木奈緖さんが推薦するのは、本田味噌本店のふたつの「みそ」。塩分控えめなのにコクがあり、使い勝手もよい老舗の味です。

青木さんは、「毎日の食卓に欠かせないお味噌汁には、こちらの紅こうじを愛用しています。塩分控えめなのに、コクがあってしみじみ美味しい。白味噌は、酒粕と合わせて粕汁にしたり、豆乳を入れて汁物を楽しんだり。ほかにも、柚子みそ、鯛みそ、でんがくみそなどいろいろな種類があり、使い勝手がよくておすすめ。間違いのない味です」と、その味を大絶賛。

こちらのみそを手がける本田味噌本店は、天保元(1830)年創業の老舗。青木さんが「間違いのない味」と太鼓判を押すのも納得の、伝統的な京都の味なのです。

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■2:越後家多齢堂の「カステイラ」

紙箱入カステイラ【9×22cm】¥1,700(税抜)
紙箱入カステイラ【9×22cm】¥1,700(税抜)

編集者の菅野悦子さんが推薦するのは、越後家多齢堂の「カステイラ」。京都で唯一のカステラ専門店が手がける、手づくりの味を堪能できる一品です。

「お店に入った瞬間、漂うカステラの幸せな香り。卵たっぷりのほわほわのカステラは、軽やかで飽きのこない味。食事後でもぺろりといただけます。京都に行くたびに必ず立ち寄り、オンラインでも注文するほど好き。お年賀にも重宝します」と、菅野さん。

越後家多齢堂の創業は江戸時代。その日の分はその日に焼き、つくりおきはいっさいなし。昔ながらの手づくり製法で添加物も使用しない、こだわりのカステラをぜひ。

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■3:宗禅の「紅白亀甲餅」 

紅白亀甲餠、赤白各6枚入り¥1,000(税抜) 
紅白亀甲餠、赤白各6枚入り¥1,000(税抜) 

ギフトコンシェルジュの真野知子さんが推薦するのは、宗禅の「紅白亀甲餅」。亀の形がなんとも愛らしい、お年賀にもぴったりなお餅です。

真野さんは、「焼くとぷくっと亀の形にふくらむ、なんとも愛らしいお餅。お年賀はもちろん、縁起ものとして結婚のお祝いやハレの日のギフトに大活躍しています。金粉をかけて華やかさを加えたり、お雑煮やおすましに入れたり。コツがつかめるまで少し焼き加減が難しいですが、それもまた楽しい時間です」と、その魅力を語ります。

宗禅は、あられやおせんべいなどの和菓子を扱う専門店。老舗ならではの、細やかな技が光る逸品です。

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京のよすが¥3,600(税込)※内容は季節によって変更あり。写真は9月下旬~10月末の「菊」
京のよすが¥3,600(税込)※内容は季節によって変更あり。写真は9月下旬~10月末の「菊」

作家・エッセイストの青木奈緖さんが推薦するのは、亀末廣の「京のよすが」。美しい干菓子がぎっしりと詰まった、京都ならではの名品です。

「美しい干菓子はたくさんありますが、こちらへの信頼は揺るぎないですね。ひとつひとつのお菓子の完成度の高さ、限られた箱の中で四季折々を表現する美意識。これぞ京都、永遠の名品だと思います。和紙の箱に入ったミニサイズもあり、私は自分の結婚式の引き出物としてお配りしゲストの方に喜んでいただきました」と青木さん。

文化元(1804)年創業の亀末廣。老舗が手がける、京の代表的な銘菓です。

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美食の街・京都が誇る4つの名品、いかがでしたでしょうか。伝統を受け継いできた老舗の「変わらない味」は、業界のプロたちも厚い信頼を寄せる「間違いのない味」でもあるのです。

PHOTO :
戸田嘉昭・小池紀行(パイルドライバー)、合田慎二(亀末廣ぶん)
EDIT&WRITING :
田中美保・中村絵里子(Precious)
RECONSTRUCT :
難波寛彦