海外からのVIPのアテンドを専門とする通訳案内士から見た「外国人に求められている日本」とは?

NYから来た弁護士の二人と,合羽橋でキッチングッズを探したときの写真。中央が今井さん。
NYから来た弁護士の二人と,合羽橋でキッチングッズを探したときの写真。中央が今井さん。

はじめまして、海外からいらっしゃる外国人のお客様への通訳・アテンドの仕事をしております、通訳案内士のキャメロン今井と申します。

私は日本にいながらして、海外セレブと連日お会いして、その素顔を垣間見る機会をいただいています。その素顔から学んだ、世界で活躍するマダムの美学や、美意識、感動したエピソードなどをご紹介してまいります。

その前に、普通の人間である私が、なぜ、頻繁に海外セレブにお会いするようになったのか? まずはその経緯をお話させていただきます。

■通訳案内士とは?

私は、訪日外国人に日本を案内する「通訳ガイド」という仕事をしております。詳しく申し上げますと、通訳ガイド(正式名称:通訳案内士)とは、通訳案内士法という法律で定められた国土交通省認定の、合格率10~15%の難関国家資格です。報酬を受け、外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をするスペシャリストの資格です。

(注:平成30年には、増加する一方の訪日外国人旅行者の受入れ環境の整備を図るため、通訳案内士資格への規制の見直しされ、資格を所有していなくても、有償で外国人旅行者を案内できるよう、規制緩和が実施されました)

空前の日本ブームを迎え、2018年の訪日外国人数は3000万人と、過去最高を記録。東京オリンピックが開催される2020年の目標数値は4000万人と、右肩上がりに増加の一途を辿っており、通訳ガイドのニーズも近年、どんどん増えています。

■ロシアで外交官夫人と国際交流をしたのが通訳を志したきっかけ

私は、そんな通訳ガイド業界内で、少々異色な存在だと思います。従来の通訳ガイド業界では、日本の文化や歴史をたどる観光案内に重点が置かれていたため、ファッションや最新アートの知識は、そこまで重要視されていませんでした。

私は幼少の頃より創作活動が好きで、20代では洋服のデザインに従事。また、夫の仕事の都合で、ソ連崩壊直後のロシアはモスクワに住んだ時期があり、そこでヨーロッパなどの外交官夫人たちとの国際交流生活を経験しましたが、その際に英語の必要性をひしひしと痛感いたしました。

帰国後、子育ての合間にコツコツと英語の勉強を続け、最初は、家庭を守りながらできる仕事として翻訳の道を選びましたが、子供が大きくなるにつれ、通訳になり、日本に暮らしながらも、外国人と交流する生活を送りたい、と思うようになりました。

元々英文科卒ではありますが、子供時代に「英語脳」を身に付けられなかった私には、仕事として使えるレベルの英語力を身に付けることは簡単なことではありませんでした。どんなに勉強しても、なかなか英語力が伸びていかないジレンマに苦しみました。それでも、「途中で諦める」という選択肢は、私にはありませんでした。

ロシア時代の一コマ。右が今井さん
ロシア時代の一コマ。右が今井さん

私の中で、モスクワで経験した国際交流生活があまりにも華やかで楽しくて、「いつの日か、国境を越えた国際交流の場を作りたい!」という夢を無意識のうちに思い描いていたのです。この夢を現実のものにするためには、英語は絶対に必要でした。

地道な努力が実り、私の英語力は仕事として使えるレベルまでにようやく到達し、そこから、国家資格である「通訳案内士」の資格勉強をスタートしました。この通訳案内士試験には二年間の勉強で合格いたしました。

■「ファッション」と「アート」に強い通訳へ

このように、私が自分の人生の中で、情熱を傾けてきたファッション、アート、海外マダムとの国際交流に携わってきた経験、英語、全てのものが結びつき、下地となり、「ファッションとアート」をテーマに、海外からのお客様に日本の魅力を伝える「通訳ガイド」という仕事に従事するようになりました。

実際、海外からのお客様のなかには、日本の今のファッションや最新アートに興味を持っている方が多いのですが、そのリクエストに応えられる人材が、まだまだ不足しています。

「まだ誰もやってないなら、この分野に特化したツアーを私が始めてしまおう!」

「世界から注目されている日本という国のよさも、新旧の魅力を織り交ぜて、もっと面白くお見せしよう!」と決意。

2014年に、ファッションとアートに特化した、業界内で同じ意識を持つ仲間に声をかけ、VIP通訳ガイド集団 Be Japaneseを立ち上げました。おかげさまで、海外からの顧客には、大きな信頼と評判を寄せていただいています。

「ファッションは世界共通言語」と信じる私は、英語とファッションという、ふたつの世界共通言語を駆使しながら、訪日するたくさんの外国人のお客様(時にはVIPも含まれます)のお世話をするご依頼をいただけるようになってきました。

フツウの人間である私が日本にいながらして、頻繁に海外セレブにお会いし、その素顔を垣間見られるようになったのは、こういう理由からなのです。


初めての海外セレブのアテンドは「ハリウッド関係者のお花見ツアー」

プライべートジェットで、SPやバトラーなど、たくさんのお付きの人達を連れて日本にやってくる上流社会のゲストたちと私が、どうやって交流し合えているのか? 

「住む世界がまったく違うのに、大丈夫なの?」と、誰もが不思議に思うでしょう。

世界のマダムと対等に交流するために必要なエッセンスは、たったひとつです。お互いが理解し合うために必要な「共通言語」さえ存在していたらいいのです。私の場合、それはやはりファッションでした。

私がお仕事をいただいたなかで、このことにいちばん初めに気づけた、海外のセレブリティと初めて出会った日のことをお話させていだきます。

2014年の3月のことでした
2014年の3月のことでした

4年前の桜の季節に「アメリカからの女性ゲストを1日、東京都内のアテンドするように」との依頼を受け、都内某ホテルのロビーでお会いしました。

約束の時間に、私の目の前に現れたのは、ファッション誌の「パリ、ミラノ、N.Y.マダムのオシャレスナップ」から抜け出してきたような、スマートでカッコいい女性。ここではSさんとお呼びします。

シンプルな白シャツと、仕立ての良いハイエンドブランドのブレザーをさらっとまとっただけの着こなしに、日焼けした肌に生える、ゴールドの大振りピアスを合せたこなれ感が光ります。

一目、彼女を見たときに、胸がときめきました!

私も若い頃から、ファッション命で生きてきた人間です。Preciousも長年愛読していて、誌面の「名品図鑑」に登場するアイテムと、旬なエッジの利いたアイテムを組み合わせて、自分のオリジナルスタイルを研究しています。

普段、お仕事の際にはお客様に敬意を表すため、ジャケットを着用することが多いのですが、この日は、ジャケット代わりにグレ-ジュ色のロングジレ+インナーで少し遊びを取り入れてみようと、D&Gの柄タンクトップ、差し色に辛子色のカーディガン+ロングジレと同色のパンツを選びました。バッグはA4の資料が入るフェンディ 「セレリア」シリーズのトートバッグ。

とにもかくにも、私たちの間には「ファッションという世界共通言語」があることが、コミュニケーションをする早い段階でわかりました。そんな共通言語があるふたりが打ち解けるのは、時間の問題でした。

「あなたはすごくオシャレだけど、何のお仕事をしているのですか? ファッション関係の方でしょうか?」

という私からの質問に、Sさんからは

「いいえ、映画関係者よ。今回は、私がスタッフとして手掛けた映画の日本公開準備のために、日本に初めて来たの。日本にはたった4日しかいられなくて、その間、ずっとホテルに缶詰めで仕事をしなきゃいけないけど、今日だけフリータイムをもらったから、私に東京を案内してほしいの」

と、私の想像を遥かに超えた、驚きの答えが。映画関係者? しかもハリウッド!

子供のころからどれだけ憧れ続けてきたかわからない、夢の世界の住人が、今、私の目の前にいる! 信じられない想いで、興奮状態に包まれながら、私は彼女のアテンドを始めました。

ちなみに、移動のための車は、ホテルが手配してくれることが多いです。この日もホテルカーのベンツSクラスが用意されていました。

移動の専用車内では、仕事、プライベート、ファッション、美容などのガールズトークで大盛り上がり。ハリウッドのことを尋ねると、私のミーハーな質問にも優しく答えてくれ、裏話まで話してくれました。そのときのSさんの、印象的だった一言がこちら。

「They`re like us. Just people.」
(ハリウッドスターは私たちと変わらない、普通の人よ)

ハリウッドスターも、普通の人。「だから彼女もこんなに気さくで、自然体で私に接してくれるのか!」と、納得したものです。

(ちなみにお仕事の際は、自分本来のスタイルを前面に出すことは控えております。ゲストより豪華なアイテムを身につけたり、逆に、ラフすぎる装いはNGです。お客様から信頼して頂けるように、通訳ガイドとして知的なイメージを演出する必要がありますが、一方で、あまり優等生的な恰好はしない、最先端ファッションのエッセンスはどこかに必ず入れつつ、自分の中で計算しながらスタイルを作り上げる。これが私のルールですが、仕事は動き回らなくてはならない仕事ですので、動きやすさが何より優先され、パンツスタイルが多くなります)

上智大学でお花見してから銀座メゾンエルメスへ。夜は新橋のガード下へ

浅草での意外な人気は、大衆酒場が軒を連ねるホッピー通り。
浅草での意外な人気は、大衆酒場が軒を連ねるホッピー通り。

この日は彼女を浅草、谷中、皇居、明治神宮といった、東京都内の人気観光地をメインに案内しました。

また「日本人と同じスタイルのお花見体験をしてみたい」という彼女のリクエストに応え、ドン.キホーテでビニールシートを買い求め、ビールとおつまみを用意し、桜の名所、四谷の上智大学の土手にビニールシートを敷き、柿の種をおつまみに、ビールをいただくという、かなりローカルのお花見を楽しみました。

「We Japanese people have admired cherry blossom since the ancient times.
Cherry blossoms appear for only a very short time in early spring and thus symbolize transient and ephemeral nature of life, which has been often compared to the life of Samurai warriors.
The Sakura reminds us, then, how beautiful life can be, and it also reminds us to appreciate what we have, including each moment we experience.
This beautiful and transient aspect of the nature fits with the Japanese aesthetic consciousness.」
(日本人は昔からずっとこういう風に桜を楽しんできたの。日本人にとって桜はスペシャルな花。たった2週間で散ってしまう桜は、サムライの生き方と同じ。はかなく美しいものを愛しむ日本人の美意識がこのお花見に表れているの)

と私が説明すると、

「I like Japanese aesthetic consciousness!」

と、日本のお花見スタイルをとても気に入ってくれました。

その後は、銀座でお買い物。百貨店の地下で、お土産用にと日本茶と、ヨックモックのお菓子を爆買いしました。当時、外国人にヨックモックが流行していたのです。

メゾンエルメス
メゾンエルメス

また、「世界一美しいエルメスを見せたい」と、メゾンエルメスもご案内。私が海外の方をわざわざメゾンエルメスに案内する理由は、日本のエルメスの品ぞろえを見せたいからではなく、イタリアの有名建築家、Renzo Pianoが創った、最高傑作の建築物を見せたいからなのです。

このような都内の建築物ツアーも、外国人観光客には人気のアテンド先です。

夜には、そのまま有楽町ガード下の居酒屋でビールと焼き鳥と枝豆でまた乾杯! VIPに、ローカルスタイルのお花見を提案したり、ガード下の居酒屋を案内するなんて!と、思われる方もいらっしゃると思いますが、ファッションを共通言語として心が通じ合った私たちのその日の気分は、そんな感じだったのです。

「気負うことなく、ありのままの日本の姿に触れ、限られた貴重な時間を楽しみたい」ともおっしゃっていました。

楽しい時間はあっという間に流れ、別れの時間に。

「I feel as if I`ve known you for years!  You are not just a guide.  You are so precious to me that I call you friend.  Let`s keep in touch for good !!」
(あなたのことは、単なるガイドじゃなくて、本当の友達みたいに思える。これからもお互いに連絡取り合いましょう!)

と、彼女は言ってくれました。本当に感激しました。

その日は彼女をホテルまで送り届け、お別れしました。その後、彼女の代理人を名乗る日本人女性から、私のところへ一本の電話が。

「Sが、今井様を担当している映画のプレミアム試写会にご招待したい、と申しております」とのお誘い。うれし過ぎるサプライズです。もちろん、大喜びでご招待を受け、私は再び、六本木ヒルズの映画館で彼女と会うことができました。

これが、今でも鮮明に記憶している、私の初めての海外VIPとのプレシャスで幸せな出会いです。

ありがたいことに、その後もたくさんの素晴らしい一期一会の機会に恵まれ、毎回の出会いから大切な教訓を学ばせていただいております。


海外セレブから学んだ「成功者の特徴」はこの4つ

一般的に、裕福な成功者のことをセレブ(Celebrity)と呼ぶ風潮がありますので、私もここではセレブという言葉を主に使わせていただいています。

ニュースキャスターと世界的規模のビジネスオーナーのカップル。ゲストには必ず好きな言葉を聞き、それを書道で書いてプレゼントしています。彼女の好きな言葉は、「毎日が特別な日だ!」
ニュースキャスターと世界的規模のビジネスオーナーのカップル。ゲストには必ず好きな言葉を聞き、それを書道で書いてプレゼントしています。彼女の好きな言葉は、「毎日が特別な日だ!」

世の中には、生まれつき裕福なお家に生まれたが故のセレブの方たちも、もちろんたくさんいらっしゃいますが、意外とゼロからスタートして、努力を重ね、トップの地位を手に入れた方たちも多数、存在することに気づきました。

そういう方たちにお会いするたび、私は必ず

「What`s the secret of your success?」
(あなたが成功した秘訣を教えてください)

と、お伺いしています。

そうすると、帰ってくる答えに共通しているのは―

「 I`ve just kept working hard.」
(ただ、一所懸命に努力してきただけ)

気取ったり、高圧的だったり、相手を不快にさせるような態度を取ったりすることはほとんどなく、逆に、謙虚で、私に対しても優しい細やかな気遣いを見せてくださいます。「成功者は人格者だ!」と、つくづく思い知らされることが多々あるのです。

また、知的好奇心がとても高いのが成功者の特徴でもあります。日本に関しても、歴史、宗教、伝統文化、政治経済、社会問題から、何から何までよく勉強されているなぁ、といつも感心させられます。

そして、私が、一番胸がキュンとなる瞬間が、彼らが「家族愛」をオープンに見せてくれる時です。親は子供の成長を暖かく見守り、子供は親を尊敬している。歩きながら、夫婦は自然に手をつないでいる。一緒の時間を過ごす私には、彼らの家族愛がじわじわと伝わってくる。

世界中のどこの家庭も根底にある想いは同じはずなのですが、私たち日本人はときに恥ずかしがって、気持ちをオープンに表さないことが多いですよね。気持ちをオープンに伝え合える文化っていいな、って素直に思ってしまいます。

そういう場面に遭遇するたびに、「私も早くうちに帰ろう! そして、今日、出会ったこの家族のことを、私の家族にも話そう!」と思うのです。「我が家にだって、十分に愛はある。せっかくお互いに想い合っているのに、想いをオープンに伝え合わなきゃもったいないかも」と、一番大切な存在、家族との触れ合い方も彼らから学ばせてもらいました。

【まとめ】海外VIPから学んだ成功者の特徴

・努力している
・謙虚で気配りができる
・知的好奇心が高く勉強をしている
・家族愛が強い

ロサンゼルスから来たファッションデザイナーと,Tokyo fashion and art tourの途上
ロサンゼルスから来たファッションデザイナーと,Tokyo fashion and art tourの途上

このように、間違いなく、この仕事のおかげで、私は多くの大切なことを学ばせていただき、人間としても成長させていただいていますが、一方で「この仕事を続けていくには、ゲストを満足させるツアーを毎回提供していくには、もっともっと努力し、自分の人間的魅力を積み重ねていかなくては」という、責任感にも似た気持ちを持たずにいられません。

海外セレブの短い日本滞在のお世話をさせていただく、この仕事は責任重大です。魅力がない、面白味がない人間が、ゲストをお世話したとしたら、大切な日本滞在の時間が台無しになってしまう可能性も、十分にあるのです。

海外セレブ、どの方もすごい存在感を放ってらっしゃいます。そのすごい存在感を持つ人たちと互角に渡り合える人間的魅力。これこそが、海外セレブをお世話する上で一番必要なことだと思っており、私なりに日々努力を重ねているつもりです。

なので、私は、いつも、「人間的魅力」というものを意識して毎日を送っています。だからと言って、そう簡単に、また、意図的に身に付けられるものでもない。どうしたものか。お手本になる人はいないかな、と周りを見渡してみたら、「この人、素敵!」って思える人が次々と目に入ってくる。

日本には、見た目も内面も美しい、魅力的な女性がたくさん存在していることに気づきました。

日本の女性は世界で憧れの存在になっている

日本という国は、明治維新以降、和と洋を融合させた「和洋折衷文化」を培ってきました。世界的に見ても、このような多層構造の文化を持つ国は他には存在しないような気がしています。

「和と洋」、「古いものと新しいもの」を絶妙なバランスで融合させて、ユニークな文化を創り上げた、クリエイティビィティーあふれる日本という国への注目度が、世界的に年々高まっています。空前の日本ブームが起こっていると言っても過言ではありません。

そして、訪日外国人を魅了しているものは、観光地、伝統文化、グルメだけではありません。日本女性の美しさにも、世界は注目しています。

日本の女性は、日本が育んだ多層構造の文化、「和」と「洋」を日常生活の中で絶妙なバランスで使い分けられる達人、と海外からは見られています。シチュエーションに応じて、洋服を着たり、着物を着たり。どうしたらそんな器用なことをやってのけられるのか、世界から見たらミステリアスでもあるようです。

また、スキンケアに気を使い、きめ細かな肌を保ち、流行のファッションを身に包み、オシャレな生活を送っている日本女性に憧れる海外マダムも実際に増えています。

日本に初めて来た、あるゲストがこんなことを言っていました。

「日本女性があまりにファッショナブルなのを見て、自分の恰好がダサく思えたから、昨日、急いで買い物に行き、上から下まで全部、日本のデザイナーズブランドの服でそろえてきたの」

ひと昔前なら、日本女性の方が、欧米マダムたちのファッションをお手本にしていたのに、今やその立場が逆転しているようです。

実際、私が運営しているBe Japanese のTokyo fashion and art tourには「東京で、Japanese mode fashion を見つけたいから、ファッションアドバイスが欲しい」という、パーソナルショッパーからのリクエストが、世界中からたくさん舞い込んできております。

このように、世界から注目されている日本女性。今や自分たちがお手本にされている立場なのだと、ちょっと意識を変え、もっと自信を持って生きていくべきかもしれません。新しい時代が到来したのです。

スウェーデンの国民的大スターが、我が家に「お寿司作り体験」にいらっしゃった際の1シーン
スウェーデンの国民的大スターが、我が家に「お寿司作り体験」にいらっしゃった際の1シーン

海外セレブから学ぶことが、日本の女性のヒントに

思いつくまま、自分の特殊なポジショニング、通訳ガイドの日常、海外から見た日本女性像など、書かせていただきましたが、世間では「民間外交官」と形容されることが多い「通訳ガイド」という仕事の実態が、なんとなくおわかりいただけましたでしょうか?

私の場合、「単なる普通の通訳ガイド」でいるのはあまりにつまらない、その可能性の幅をぐっと広げてみたく、違う視点から、「通訳ガイドという立場だからこそできること」をさらに追及していった結果、「ファッションとアートに特化した超VIP専門通訳ガイド」というポジションに辿り着きました。

おかげ様で、毎日、海外セレブとのプレシャスな一期一会の機会に恵まれ、とっても幸せな日々を送っており、海外セレブと過ごす時間の中で、日本女性がさらに輝くためのtipをたくさん発見しております。

海外セレブの日本滞在エピソード、意外にも、素朴でお茶目な海外セレブの素顔、でも、やっぱり桁違いにゴージャスなライフスタイル、文化の違い、人生観、家族観、ファッション観、お買い物事情、グルメ、ナイトツアーなどなど。

毎日、面白エピソードがどんどん私のところに集まってきます。そして、海外セレブから学ぶことは、日本女性がさらに輝くためのtipに必ずなるはず!

そのとっておきのtipを、今後も皆様に是非シェアさせていただけたら幸いです。

キャメロン今井さん
通訳案内士、東京マダム国際交流アカデミー代表
(きゃめろん いまい)欧米圏のVIPへの通訳、アテンドを専門とする。主催する東京マダム国際交流アカデミーは、今井さんが長年にわたり温めてきた「国境を越えたマダムたちの国際交流の場を創りたい」という夢を実現するため、国際的に通用するマダムを育成することを目的としたアカデミー。~語学力、伝統文化力、最先端文化対応力、通訳ガイド育成、女性の魅力アップ術~すべて網羅し提供し、海外目線から見た日本女性がさらに輝くノウハウを提供。「日本女性の魅力を世界に発信」するべく、活動を続けている。
東京マダム国際交流アカデミー