ロゴプリントを選ぶことでTシャツコーディネートのマンネリを解消しながら、大人ならではのきちんと感も手に入れたい…。品の良さとリラックス感を両得すべく、ご紹介するセレブたちがどんなTシャツを選び、どう着こなしていたかを解説します。

■1:ベラ・ハディッドは…主張が控えめな繊細ロゴプリントを“ちょうどいい”アクセントに

白黒をベースにして、ジュエリーで華やぎを添える夏らしい着こなしを披露。
白黒をベースにして、ジュエリーで華やぎを添える夏らしい着こなしを披露。

2022年4月末、NYの街中でキャッチされたモデルのベラ・ハディッドのロゴTシャツコーディネートをピックアップ。

白Tシャツに黒スラックスを合わせることで、きれいめカジュアルの軸をメイク。Tシャツのさりげないロゴプリントでニュアンスを足し、シンプルワンツーの単調さを回避していました。さらにミニマルながらもこなれて見えるのは、Tシャツの袖をロールアップしたり、ローライズのボトムスを選んで今季らしくアップデートしているから。ベルト、バッグ、スニーカーも徹底的に黒で統一し、大人らしさをぐっと高めて。

シンプルな着こなしだからこそ、シルバーやストーンジュエリーを自由にミックス。シュシュを添えたヘアアレンジ、どこか懐かしさを感じるサングラスのセレクトも秀逸です。

■2:ヴィクトリア・ベッカムは…白Tシャツとブルージーンズの万能カジュアルをクラスアップさせ凛とする

ミニマルなまとめ髪とサングラスの組み合わせで、スタイリッシュさを添えて。
ミニマルなまとめ髪とサングラスの組み合わせで、スタイリッシュさを添えて。

NYでキャッチされたファッションデザイナーのヴィクトリア・ベッカム。白Tシャツとブルージーンズの定番カジュアルは、夏の装いをクリーンに、そして涼しげに見せてくれる頼れる組み合わせですよね。一方で、街で行き交う人とコーディネートが似通ってしまったり、無難にまとまってしまうのも悩みポイント。そんな定番を脱却するには、ヴィクトリアのように差し色の赤が映えるロゴTシャツを選ぶことで、リズムを授けるのがおすすめです。

Tシャツ、ジーンズは、ボディラインを美しく見せてくれるつかず離れずなシルエットを選択し、ラフに傾くのを防止。ロールアップしたジーンズの裾から覗く足首の延長には、ヌーディなポインテッドトゥパンプスを添えすらりとした美脚をアピール。小脇に抱えたクラッチバッグが、スタイリッシュなムードを醸しています。

■3:スイ・ハは…配色×メリハリシルエットで優雅な大人カジュアルを実現

白と黒をバランスよく全体に散らしているからこそ、赤とカーキの配色がごちゃついて見えません。
白と黒をバランスよく全体に散らしているからこそ、赤とカーキの配色がごちゃついて見えません。

上海虹橋国際空港でキャッチされた、モデルのスイ・ハ。リラックスした着こなしが垢抜けて見える理由を紐解いてみましょう。ゆったりとしたシルエットの着こなしは、赤のボックスロゴTシャツを選べばベースの白が間延びせず、シャープさを叶えることができます。またスタイリッシュなフォントのロゴで品の良さを確保。ボトムスのワイドパンツは、辛口なカーキを選ぶことで、Tシャツの赤と抑揚をつけ小気味よく。さらにTシャツの裾をタックインしつつパンツの共布ベルトできゅっとウエストマークすれば、メリハリラインが生まれてきちんと感を演出できます。

足元はロゴカラーとリンクさせた黒スニーカーで引き締め。仕上げに端正なレザーバッグを加え、印象のクラスアップに繋げました。


セレブたちが見せた、大人に似合う「ロゴTシャツ」コーディネートをご紹介しました。大人の余裕漂うきれいめカジュアルで、シンプルなのにこなれた着こなしを叶えてみてくださいね。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香