6月初旬、エリザベス女王の即位70周年を祝う「プラチナ・ジュビリー」に出席、英国を離れて以来初めて王室行事に姿を見せたサセックス公爵夫人 メーガン妃。王室離脱後、現在はカリフォルニアに居を移し、第二子となる娘のリリベットちゃんも誕生するなど、充実したプライベートを過ごしているようです。

アメリカの人気ドラマ『SUITS/スーツ』などで女優として活躍してきた彼女のスタイルは、モダンなミニマルデザイン&ソリッドカラーを軸とし、ラグジュアリーブランドに手ごろなプライスのカジュアルブランドもミックス。クラシカルなロイヤルファッションに新風を吹き込んだそのスタイルを紐解いていきましょう。

■1:知的な印象をもたらす絶妙なネックラインですっきりと着映えて

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ヌーディなリップを合わせて華美すぎず、軽やかに。

2022年4月17日、オランダのハーグで開催されたインヴィクタス・ゲーム(負傷した軍人や退役軍人などを対象とした国際スポーツイベント)の陸上競技イベントに出席した際のスナップです。クリームカラーのジャケットをデニムでカジュアルダウンしたコーディネートで登場しました。

ブランドのランウェイにも登場した、直線的なショルダーラインや締まったウエストなど、構築的なシルエットが目を引くジャケット。広すぎず狭すぎない、上品かつシャープな印象をもたらすVラインが抜群の顔映え効果を発揮しています。潔くジュエリーなし、もスタイリッシュですが、このときはコインネックレスをあしらってフェミニンに味付けしています。

ボトムスは、スキニーなシルエットのデニムにポインテッドトゥのハイヒール、の美脚を際立たせる組み合わせ。なじみカラーの足元で余計な色を加えず、辛口に仕上げています。

■2:大胆な肌見せで遠目にも映える華やぎを

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彼女のトレードマークといえるセンターパーツ&サイドに後毛を残したヘアがベストマッチ

2022年4月16日、同大会の開会式でスピーチを行うため壇上へ。美しいデコルテがステージ映えする、オフショルダーのボディスーツをまとっています。感度の高い人が愛用する人気ブランドの一着は彼女らしいモードなチョイス。ドレープ&胸元のツイストの柔らかな雰囲気と、キッパリと露出したデコルテの緊張感とのコントラストが垢抜けた印象をもたらします。

ボトムスはブラックのストレートパンツ&同色のハイヒールでミニマルに。アイコニックなチョーカーや白く輝くジュエリーを散りばめ品格を添えて、シンプルながら着映え効果抜群の装いを完成。

■3:マスキュリンにかっこよく!視線を奪うオールホワイト

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小麦肌とのコントラストが眩しい!

2022年4月15日に開催された、インヴィクタス・ゲームのレセプションでの着こなしです。ハッと目を引くホワイトスーツの威力で主役級のオーラを放ちます。

ひと目に仕立てのよさがわかる、ラグジュアリーブランドのセットアップ。ジャケットはシャープな襟とダブルブレストのフロント、やや内に入ったウエストのラインでクラシックなシルエット。インナーを見せず、ボタンを留めて着ることでマチュアな雰囲気を演出しています。パンツはワイドなラインにセンタープレスが入り、きちんとしたシーンにふさわしくドレスアップした印象を漂わせます。

バッグや足元までホワイトで揃えてインパクトをさらに強めて。トッピングしたゴールドの艶めきがリッチに彼女の個性を輝かせています。


ハリー王子の婚約者として公けとなった瞬間から、その垢抜けたセンスでスタイルアイコンとなったサセックス公爵夫人 メーガン妃。華やかなカラーや柄をまとうことも多いロイヤルファッションとは一線を画し、エレガントでありながら程よくモードな彼女のスタイル、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田 朝子