表紙キャラクター大政 絢さんの“花上手になりたい!”

雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが、「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わる人気連載「“花上手”になりたい!」。

今回は、友人宅を訪れる際の手土産に、ブーケを選ぶことが多いという大政さん。「サステイナブルにも配慮した“一歩先”の花束ギフトが知りたい」とのリクエストにお答えして、今回は「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」主宰の壱岐ゆかりさんに、「植物の力が最大限に生きる循環する花束」を教えていただきました。

壱岐 ゆかりさん
「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」主宰
(いき・ゆかり)原宿と「渋谷パルコ」に店を構える、“未来につなげていくことのできる花屋”。[本店]東京都渋谷区神宮前6-31-10

This Month's Flower:「植物の力が最大限に生きる、循環する花束」

「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」主宰の壱岐ゆかりさんが、鑑賞用としてだけに終わらない花の楽しみ方を伝授します。

大政 絢_1,花_1
ブーケ 各¥6,380 Flower  Data:左/オンシジューム、ティーツリー、シロシマウチワ、中/ピンクッション 「ペトロ」、カンガルーポー、右/トリトマ、アリウム 「パープルセンセーション」、カンガルーポー、

「上のブーケは、ホームページからもオーダー可能。ボタニカル・ダイのクロスの色は、ブルーやグレーもあり、季節により種類も変化します」(壱岐さん)


AYA's Question:「サステナブルにも配慮した“一歩先”の花束ギフトが知りたい」

「友人宅に訪れる際の手土産としてブーケを選ぶことが多いのですが、選択肢の幅を広げたいと思っています。花好きの方の心をつかむ、環境にも優しいブーケはありますか?」(大政さん)。

Florist's Answer:「花の残渣(ざんさ)を染料にしたハンカチクロスに包んだブーケを」

「リユースできるクロスで包んだブーケがおすすめです。ラッピングのクロスは花の残渣から染料を抽出し、布を染める“ボタニカル・ダイ”という手法を用いています。

クロスの緑色は、役目を終えたロスフラワーの『芍薬』から抽出。花には200以上もの色素があり、ピンクの芍薬から緑色の染料が生まれるように、未知の美しさがひそんでいます。朽ちてもなお、味わい深い輝きがあるということを、花や植物を通して教えてもらっているようです」(壱岐さん)。


「買い物の際にはマイバッグを使うことが普及していますが、布でラッピングする花束は新鮮です! お花を飾って楽しむだけでなく、クロスの次なる使い道を考えるのもわくわくします」(大政さん)。

「店頭に並ぶ花が気配を映すように、布として新たに生まれ変わる…。そんな“花の循環”を楽しみ、さらに、ギフトとして贈ることで、花を慈しむ気持ちが連鎖していけばうれしいです」(壱岐さん)

※掲載した商品の価格は税込みです。

問い合わせ先

THE LITTLE SHOP OF FLOWERS

TEL:03-5778-3052

PHOTO :
川上輝明(bean)
EDIT&WRITING :
川口夏希、池永裕子(Precious)