「欠氷」ってなんと読む?「けっぴょう」と読み間違えてしまいそうですが…

毎日、暑いですね。みなさま、日本の歴代最高気温は何℃か、ご存じでしょうか? 昨年・令和3年までの歴代最高気温は41.1℃です。令和2(2020)年の8月17日に静岡県浜松市で、平成30(2018)年7月23日に埼玉県熊谷市で、それぞれ観測され、同率1位となっております。全国的に猛暑となった今夏、この記録が更新されないことを祈るばかりですね。水分補給やエアコンの適切な利用などに気を配り、熱中症にならないようお気をつけください。

本日は、「暑さ」と同じく、今の季節に関連する日本語クイズをお送りします。

【問題1】「蚊帳」ってなんと読む?

「蚊帳」という日本語の、読み仮名2文字の正しい読み方をお答えください。

ヒント:古くから使われる虫除けの道具です。

<使用例>

「最近は、外国風のすてきなデザインの蚊帳が、簡単に手に入るのね!」

読み仮名2文字の読み方は?正解率の高い問題かと思います。
読み仮名2文字の読み方は?正解率の高い問題かと思います。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 蚊帳(かや)です。

※古くは「かちょう」「ぶんちょう」とも読みましたが、現代では「蚊帳(かや)」と読むのが一般的です。
※古くは「かちょう」「ぶんちょう」とも読みましたが、現代では「蚊帳(かや)」と読むのが一般的です。

「蚊帳(かや)」とは、人間の寝床などに、蚊などの害虫が侵入することを防ぐ、布やネットを張り巡らせてエリアをすっぽり被うタイプの道具です。欧米でも「モスキートネット」つまり「蚊帳(かや)」が存在し、ベッドの天蓋状のデザインの、豪華でロマンティックなものもごさいますね。和風の「蚊帳(かや)」にも、ノスタルジックで独特の風情がありますが、欧米風のデザインは、インテリアとして取り入れる方も多いようです。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「欠氷」ってなんと読む?

「欠氷」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:これを求めて専門店をめぐる方も多いようです。

<使用例>

「最近の欠氷って、驚くほど進化しているのね!」

読み仮名5文字です。
読み仮名5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 欠氷(かきごおり)です。

正解できたでしょうか?

氷を薄く削る動作は、「掻く(かく)」という表記がふさわしいかと思いますが、「欠氷(かきごおり)」という表記は、この和スイーツの名称として定着しているようで、多くの辞書が「欠氷(かきごおり)」で掲載しています。「欠氷(かきごおり)」の歴史は古く、原型と思われる「削り氷(けずりひ)」という言葉が清少納言の『枕草子』にも記されています。

*** 

本日は、今の季節に関連する日本語から、 

・蚊帳(かや)

・欠氷(かきごおり)

などについておさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『和樂web』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
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ILLUSTRATION :
小出 真朱