友人を自宅に招いて開くホームパーティー。みんなをもてなそうと準備をする主催者には、仕切り担当ならではの悩みもあるもの。招待を受けた方でも、主催者が何に困るかわからず、キッチンで手伝っていいものかなど、どこまで手を動かしたらいいか、悩んだことがあるという方も多いのではないでしょうか?

そこで「Precious.jp」ではホームパーティーの実態を調査すべくアンケートを実施。前回の「お金」についてのホンネに引き続き、今回は「時間」の話を中心に、ちょっぴりゲストには伝えにくい主催者の声をみていきましょう。総勢357名の「ホームパーティーでのぶっちゃけ本音」とは…?

ホームパーティーの予算は1人3000円が妥当!?参加費は「集めたほうがいい」人が64%以上

■ おいとまの目安は「パーティー開始から3時間」?

テーブルの上に丸い置き時計があり、その左側に砂時計が置いてある
楽しいパーティー、どのくらいでおいとまするのがよいのでしょうか?

パーティーを開いているのは主催者の自宅。片付けや家族との用事など、その後の予定があるときに葛藤するのが「パーティーのお開きの時間」ではないでしょうか?

Q. ホームパーティーでゲストがなかなか帰らず、困った経験はありますか?

「はい」が45%、「いいえ」が55%の円グラフ
45%の人が「困ったことがある」、55%の人が「困ったことはない」と回答

45%の人が「困ったことがある」という結果に。アンケートに寄せられたコメントには、時間に関する困りごとのエピソードが多く寄せられました。


・お開きになっても、「このまま、いさせてもらってもいい??」と言われ、それとなくお断りしても気づいてもらえず、なかなか帰宅してくれなかった ( 42歳 女性 )
・夜遅くなっても帰ってくれず、そのまま子供がお泊まりすることに。口ではいいよと言うけれど、内心はモヤモヤします ( 46歳 女性 )
・ダラダラして、いつまでも帰らずに残っている ( 29歳 女性 )


では、「そろそろ帰ってほしいけど……」というとき、どのくらいの方がゲストに伝えるのでしょうか?

Q. ゲストにそろそろ帰っていただきたいと思った際、あなたはどうしていますか?

「ストレートに言う」が25%、「遠回しに言う」が32%、「言えない」が43%の円グラフ
「ストレートに言う」は25%にとどまり、40%以上が「言えない」という結果に

そろそろ帰ってほしい旨を「ストーレートに言う」方は25%にとどまり、40%以上もの人が「言えない」と回答しました。

ホストが「まだいてもいいよ」と言ってくれていても、実は困っていることもあるかもしれません。できれば、主催者に気を使わせてしまう前に、お互いに気持ちよくお開きにしたいところです。

それでは、おいとまするのに最適な時間は、どのぐらいなのでしょうか?

Q. 主催者側として「ゲストの撤退時間」の希望目安を教えてください。

「開始から2時間程度」が11%、「開始から3時間程度」が42%、「開始から4時間程度」が30%、「いつまでもいて良い」が17%の円グラフ
「3時間以内」の回答が過半数の結果に

アンケートでは開始から3時間程度という意見が過半数を占め、長くても4時間ほどという意見が80%以上に。一方で「いつまででもいて良い」という声も意外に多く(17%)ありました。

終わり時間はパーティーが始まった時刻や、そのとき集まっているゲストとの関係によっても変わるもの。ですが、開始から3時間ほどで、ゲストの側から一言声をかけてみるのもいいかもしれません。

■ 「勝手に開けないで」「少し手伝ってくれるとうれしい」がホンネ

机の中央の丸皿に食べかけの切り分けられたピザ乗っており、その周囲に使いかけのナフキンやコップが置いてある
準備や片付け……主催者ならではの悩みをきいてみました

読者からは、ほかにもホームパーティーならではの「モヤモヤしたとき」の声が寄せられています。その一部をご紹介します。


・あまりに自由に、自分の家のようにふるまう。入ってほしくない場所に入る・見るなど( 47歳 女性 )
・家の大事なお酒を勝手に飲まれてしまった( 49歳 女性 )
・自分が単なる料理人になってしまっている( 45歳 女性 )
・後片付けをまったく手伝ってくれない( 53歳 女性)


綺麗なお部屋を見ると、ほかのお部屋も気になってしまいますよね。けれど、招かれているのはプライベートな空間です。許可を得る前の行動は控えましょう。

また、自身も一緒にお話しをして楽しみたいと思っている主催者もいるよう。パーティーを盛り上げようと趣向を凝らして「おもてなし」してくれているからこそ、ゲストも一緒に協力して楽しい時間をつくりたいですね。

■ やっぱりホームパーティーは好き!主催者だからこその喜びも

1人の女性が4人の女性からピンクの紙袋に入ったプレゼントを受け取り、5人で談笑している
ゲストに楽しんでもらえることが「おもてなし」する主催者の喜び

主催者の悩み事をこれまで紹介してきましたが、反対にうれしいと感じるのはどういったとき?

「ホームパーティーを開催して、うれしかった経験はありますか?」という質問には、主催者だからこその喜びの回答がたくさん集まりました。


・主催は苦手だけど、みんなが最後にありがとうと言ってくれたのがすごく印象に残っている( 23歳 女性 )
・アットホームな雰囲気がまた行きたい!と言ってくれてたのを後で人伝えで聞いたとき( 42歳 女性 )
・パーティー中のみんなが楽しそうな様子をSNSにUPしてくれるのが嬉しいです( 32歳 女性 )
・手料理をほめてもらえたこと。旦那が「いい奥さんもらったね」と言われているのを聞いたとき( 33歳 女性 )


心を込めて用意するホームパーティー。やはり、ゲストが楽しんでいる様子を見たり、用意したものを褒めてもらえたりするとうれしい、という声が多数ありました。喜びや感謝の気持ちは、言葉で直接お伝えしたいですね! また、


・食事などを準備してくれたお礼にと、友人達がプレゼントを用意してくれたのはうれしかったです( 31歳 女性 )


といったように、ちょっとしたプレゼントなどの心遣いで、楽しみにしていてくれたことがわかるとうれしいという声も挙がりました。

主催者は大変なことも多いけれど、やはりゲストが喜んでくれるような充実した時間をつくり出せるのは、心踊ることのようですね!

庭で開かれているホームパーティーで、11人がワイングラスで乾杯している
ゆったりと会話を楽しめるからこそ仲が深まることも、ホームパーティーの醍醐味かもしれません

一口にホームパーティーといっても、集まる人やそのときによって中身がガラッと変わるもの。今回ご紹介した声は、みんなが思っているとは限りませんが、普段はなかなか聞けないホンネの声も含まれていたのではないでしょうか?

素敵な友人と集まって、美味しい料理をいただきながら会話をゆったり楽しめるホームパーティーという空間&時間。主催者とゲストが一緒に充実した思い出をつくるための、参考にしてみてくださいね。

【調査概要】
調査期間:2017年11月24日〜2017年11月27日
対象:Precious.jp 読者357名
調査方法:小学館IDアンケートフォーム

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この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
廣瀬翼(東京通信社)