仕事だけでなく、楽しい動画を見たあとでも、目が疲れたな、と感じることがありますよね。それは、画面を長時間集中してみてしまうことで、瞬きの回数が減って、目が渇いたり、目周りの筋肉が凝り固まってしまうから。

体を動かさないと肩コリを引き起こすのと一緒で、瞬きをしないと目元の筋肉は硬くなってしまいます。目に必要な酸素や栄養素を運ぶ血流が悪くなり、眼精疲労や目元のシワ、たるみ、クマにつながってしまうため対策は必須です。

とはいえ、目元皮膚はとても薄くデリケート。肩や腰と違ってぐいぐいマッサージするのはシワを生む原因になるので厳禁です。そこでエイジングデザイナー村木宏衣さんが教えてくれたのが、「綿棒を使ったツボ押し」です。綿棒なら、先端が柔らかくて安心だし、誰でも簡単にピンポイントでプッシュできて効果も絶大!

プッシュするのは目の疲れ、シワ、たるみに効果的な「陽白(ようはく)」「魚腰(ぎょよう)」のツボ。押すだけで気持ちがよく、スッキリする感覚になれるので、位置を覚えて、こまめにプッシュしてみてくださいね。

■Step1:「陽白」「魚腰」のツボの位置を確認

「陽白」は瞳の上、眉から1〜2㎝ほど上にある骨の際のわずかなくぼみのところで、疲れ目、小ジワ、額のシワ解消にも。

「魚腰」は眉毛の真ん中にあるツボ。上に向かって押すのが効果的。目の乾燥、疲労に効果的。眉毛を寄せたりするときに使う筋肉「皺眉筋」を柔軟にする効果があるので、眉間のシワ対策にも効果的ですよ。

「陽白」「魚腰」のツボの位置を確認
 

■Step2:綿棒の先端を使って優しくプッシュ

ツボの位置に綿棒の先端を当てて「ゆっくりと5秒かけて押し、5秒かけて離す」を3〜5回繰り返しましょう。強く押す必要はありません。優しく気持ちいい、と感じる程度でOKです。

綿棒の先端を使って優しくプッシュ
 

【まとめ|疲れ目&まぶたのシワ解消に。村木さん直伝「綿棒でプッシュ!ツボ押し」メソッド4か条】
1.長時間、スマホやパソコンの画面を凝視すると瞬きの回数が減る。
2.目が乾燥し、目周りの筋肉が緊張しっぱなし状態になり、疲れ目の原因に。
3.目元の筋肉のコリによって血流が悪化し、シワやたるみを招くことに。
4.疲れ目、シワ、たるみに効く「陽白」「魚腰」のツボを綿棒でプッシュするのがおすすめ。

以上、「疲れ目&まぶたのシワ解消に。村木さん直伝『綿棒でプッシュ!ツボ押し』メソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は9月24日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『鼻のむくみ・ゆがみとり!顔印象変わる 美鼻矯正』(講談社)が発売中。 Instagram
 
体験者:長尾優子さん
(46歳・サービス業)
「綿棒でプッシュするのはとてもいいですね!あたりがやわらかいのに、ピタッとツボにハマる感じがします。疲れて重く感じていた目元がとってもラクになり、スッキリ感が。特に長時間スマホを見たあとなど、目をすごく使ったなーというときに、効果を実感。位置を覚えるのも簡単なので、こまめにできるのもツボ押しのいいところですね」
 
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子