エッジー過ぎずどこかクラシカル、タイムレスで気品をたたえた着こなしが大人気のキャサリン皇太子妃。対してメーガン妃は、ミニマルで程よくトレンドを取り入れた、モードなコーディネートが支持されています。

そんな2人は、ホリデーシーズン&年に一度の特別な日をどのように装うのでしょうか。個性の表れた6ルックをご覧ください。

■1&2:キャサリン皇太子妃&メーガン妃は…帽子まで色を統一!フォーマル感漂うワントーンコーデ

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左から、チャールズ国王、ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃、メーガン妃、ハリー王子

まずは、2018年12月25日、チャールズ国王と共に、サンドリンガムにある聖マグダラのマリア教会でクリスマスの礼拝に出席した際の一枚をご紹介します。先日の国葬の際に復活して王室ファンを歓喜させたファブ・フォー(ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃、メーガン妃、ハリー王子の4名)が揃う姿を度々目にしていた頃です。

キャサリン皇太子妃はベリーレッドで登場。スリムなシルエットのダブルブレストのデザインは、皇太子妃のお気に入りのスタイルです。フィット&フレアなラインがエレガンスを強調。襟、袖口、ボタンにベルベットのトリムがあしらわれ、その艶めきが格調高いムードを引き立てます。グローブ、クラッチバッグ、パンプスも色を揃えているものの、異なる素材をミックスさせてコーディネートに奥行きをプラス。ハットはカチューシャのようなフォルムでバックにリボンがあしらわれています。リピートしているオークリーフデザインのブローチ&イヤリングで、輝きを添えて洗練度をアップし、クラシックななかに華やぎの感じられる装いを完成。

メーガン妃は同じくワントーンながら、コートのフロントを留めずに開いた襟元を見せ、足元はブーツを選ぶなど、正統派というよりも、洒落感が漂うこなれた着こなしが印象的。ネイビーのVネックニットドレス&コート、そしてブーツやバッグも、都会的なデザインで人気の、彼女愛用のロンドン発ブランドのもの。ユニークなシェイプのバッグがシンプルなニットドレスをグッとクラスアップ。大きな羽が特徴のカクテルハットもネイビーのワントーンなら悪目立ちすることなく、程よくプレイフルなアクセントに。ジュエリーは華奢なネックレスと、小ぶりのフープピアスを選び、モダンさを高めて。緩急の効いたコーディネートにまとめています。

■3:キャサリン妃は…ボウタイで顔まわりに華やぎを!クリスマスらしいレッドのコートドレス

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冷えることもある教会でのイベントに、ウールのコートドレスは保温性の面でも安心です。

2021年12月8 日にウェストミンスター寺院で行われたクリスマスコンサート「Together at Christmas」にウィリアム皇太子とともに出席。レッドのワントーンで装ってホリデームード満点です。

コートはイギリス人デザイナーによるもの。ブラックの色違いも持っている、皇太子妃のお気に入りです。ブランド自身がクリスマスドレスと呼ぶ一着は、構築的なショルダーラインにフォーマル感が宿り、緩やかに広がるフレアなシルエットがフェミニンさをアピール。やや開いたネックラインにはボウが結ばれ、ソリッドななかにロマンティックなアクセントを添えています。

コンサートではシンガーソングライターのトム・ウォーカーと彼のクリスマスソング「For Those Who Can't Be Here」を共演。ピアノ演奏を披露しましたが、キャンドルライトのなか、艶やかなブラックのピアノにレッドが優雅に映えて、圧倒的なオーラを放っていました。

■4:キャサリン妃は…フォレストグリーンが知的でシック!エリザベス2世とホリデーカラーコーデ

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左から、キャサリン皇太子妃、ウィリアム皇太子、エリザベス2世

2020年12月8日、ウィンザー城でのイベントにエリザベス 2世らとともにイベントに出席。救世軍バンドによるクリスマスキャロルにも耳を傾けました。

エリザベス2世は「クリスマス レッド」カラーのアンサンブルとハット。皇太子妃はグリーンのコートで、2人揃ってクリスマスらしいカラーコーディネートに。皇太子妃のコートは3でご紹介したコートドレスと同じ、イギリス人デザイナーによるもの。リピートして着用しているあたり、非常に愛用されています。ファーのつけ襟をプラスして、暖かさとリッチ感をひと匙加えて。耳元にはエリザベス2世から譲り受けたとみられるダイヤモンドのイヤリングを飾り、ゴージャスに。

■5:メーガン妃は…配色バッグでアクセントをプラス!ディテールに洗練が宿るネイビーコートスタイル

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小顔効果が期待できる大きな襟が特徴のダブルブレストコート

ノッティンガム・コンテンポラリーで開催されたテレンス・ヒギンズ・トラスト・ワールド・エイズ・デーのチャリティー・フェアに出席した際のメーガン妃。ネイビーのコートにブラックニット、ベージュのミディスカートのコーディネートは、参加者と交流するイベントにちょうどいい、親しみやすいけれど洗練されたデイリーウエアといった佇まい。リラックス感はあるものの、都会的なムードが漂うのは、ニットがウエストインしてももたつかないボディスーツであったり、ブーツは脚を組んでも素肌がのぞかないサイハイブーツを選ぶなど、ディテールにこだわっているから。バーガンディ、ネイビー、ヴァニラの3色カラーリングのバッグが、ダークトーンの着こなしをリズミカルにまとめています。

■6:メーガン妃は…コロンとしたハット&バッグがキュート!チャーミングなブラウントーン

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帽子に飾りが付いている右側と反対の、左にヘアを寄せてプレイフルなデザインを引き立てています。

クリスマス礼拝に出席した際の着こなしです。ベビーアルパカ素材を用いたロングラップコートは、カフスのリブディテールと、ワイドカラーが特徴。クラシックな装いに、遊び心溢れるハットをプラスしてスタイリッシュさを演出。同じくラウンドシェイプのバッグ、そしてブーツはブラウンを選び、なじみカラーのキャメルをキリッと引き締め。華美すぎないものの、リッチさ光るスタイルを叶えています。


キャサリン皇太子妃とメーガン妃のホリデーシーズンの装いをご紹介しました。何かとイベントの増える12月の装いの参考に、ぜひしてみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子