秋冬シーズンはハッと目を引くカラーのコートをまとって華やかに登場することも多いキャサリン皇太子妃。どんな色も上品に着こなす秘訣は、かっちりとしたショルダーとスリムなラインが特徴のクラシカルなデザインを選ぶこと。そしてインは同系色、もしくはコートの色の引き立て役となるダークカラーでまとめること、にあるようです。

■1:ウェールズのナショナルカラー「レッド」でヴィヴィッドに登場

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長女のシャーロット王女と手を繋いで。

2022年6月4日、ウェールズのカーディフ城を訪ねた際は、ロンドンブランドの鮮やかなレッドのコートを着用。ポニーテールのヘアスタイルがバンドカラーのデザインを引き立てています。スッキリとしたシルエットにフォーマル感のあるウールクレープ素材。一枚で着映えるデザイン活かし、フロントを留めてワンピース風に着こなしてます。スクエアなフープのイヤリングでモダンさを添えて。

■2:インも「グリーン」で揃えてカジュアルな装いに統一感をプラス

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皇太子妃のファッションによく登場する、落ち着いたなかに品が漂うグリーン

2022年3月1日、ウェールズで地元の若者を支援する青少年センターを訪問。リピートして愛用しているグリーンのコートはイタリアのカジュアルブランドのもの。この日はカジュアルスタイルですが、襟付きのコートを羽織って皇太子妃らしい品格をひと匙。インはコートと同色グリーンのタートルニットでアンサンブル風に。ブラックのスキニーパンツとブーツは黒を選び、グリーンを引き立てています。

■3:気品をたたえた「ブルー・オン・ブルー」な装い

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足元もブルーを選びノーブルなオールブルーに。

2022年1月19日、ロンドンにある博物館にはミドル丈のチェスターコートで登場。お得意のワントーンコーディネートです。インにネイビーブルーのニット、ボトムは同色のフレアシルエットのパンツを合わせて。ベルトでウエストマークして、バランスアップ。ゴールドのバックルがワントーンの着こなしにアクセントを添えています。オープンフープのイヤリングは実はプチプラブランドのもの。

■4:「ローズ」×ネイビーブルーのチャーミングな色合わせ

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ゴールド&ダイヤモンドのフープイヤリングで顔まわりに洗練を添えて。

2021年11月24日、ロンドンの高校を訪問し科学の授業に参加したときの装いです。タートルニットの上にローズピンクのコートを羽織り、エレガントなオーラをまとって。鮮やかなカラーの引き立て役に選んだのはブラックでなくネイビーブルー。青みがかったローズに寄り添う微妙なニュアンスが、洒落感を高めています。

■5:春を思わせるアイキャッチーな愛らしい「ピンク」

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コートのトーンとマッチしたマスクは、イギリスの子供服ブランドのもの。

2021年3月11日、ロンドン東部の学校を訪問。ハッピームード漂うピンクのコートは、春にぴったりなカラーチョイス。ウール100%の素材なので、季節の変わりめの寒い日でも暖かく過ごせます。こちらもボトムはネイビーブルーを選んで、キリッと切れ味を加えて。インのニットはスカロップのネックラインが特徴。タートルネックよりも繊細な印象に仕上がりますね。ゴールドチェーンの、ネイビーのキルティングバッグで品格を添えて。


キャサリン皇太子妃のカラーコートの着こなしををご覧いただきました。品よくエレガントに装うには色を絞り、クラシックなスタイルを選ぶことが秘訣なよう。ついベーシックなカラーを選びがちなアウターですが、ときには色で遊んで新鮮な着こなしをお楽しみください。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子