東京・日比谷地区最大規模の商業施設として注目を集める「東京ミッドタウン日比谷」。地上35F・地下4F、延べ床面積約189,000平方メートル。60を超える商業施設とオフィス、パークビューガーデン、映画館、駅直結のアーケードなどで構成される大規模複合施設です(開店は11:00、ショップは21:00まで、レストランは23:00まで)。

本記事では「大人の女性や男性が楽しめるポイントは?」という視点から、地下1階から地上7階までの、主に商業施設部分の魅力をぎゅっとまとめています。記事中のリンクをクリックすると、詳細な取材記事を見ることができます。館内での遊び方や、お買い物の参考にしていただければ幸いです。【2019年5月7日更新】


■0:東京ミッドタウン日比谷へのアクセス

地下から行く場合

地下の通路スペースもゆったりとしたつくり
地下の通路スペースもゆったりとしたつくり

ミッドタウン日比谷の地下は「日比谷アーケード」と呼ばれる天井の高い地下空間になっており、東京メトロ・日比谷駅と千代田線の「日比谷駅」A11出口から、地上に出ることなく直接アクセスすることが可能です。商業施設「日比谷シャンテ」の地下と繋がった連絡通路もあり、ここには総勢77名の著名人の「手形」が並ぶコーナーが存在します。

東京ミッドタウン日比谷側から、日比谷シャンテに向かう方向を撮影
東京ミッドタウン日比谷側から、日比谷シャンテに向かう方向を撮影

ジャッキー・チェン、ジョディ・フォスター、シルベスター・スタローン、トム・クルーズなどの海外スターから、浅丘ルリ子さん、石坂浩二さん、植木 等さん、上原 謙さん、緒形 拳さん、勝 新太郎さん、岸 恵子さん、菅原文太さん、高倉 健さん、吉永小百合さんなど、そうそうたる顔ぶれの手形が並んでいます。中には人間ではなく、あの国民的キャラクターの手形も。

東京ミッドタウン日比谷のザ・スター・ギャラリーは有名人のアレが見られる秘密の場所

また、この日比谷アーケードからは、1階に出られるエスカレーターや、地下から地上の6階まで出られるエレベーターが複数設置されています。ちなみにこのアーケードの下、B2・B3は地下駐車場となっており、これも専用エレベーターでの乗降が可能です。

エレベーターもレトロ
エレベーターもレトロ

ちなみにミッドタウン日比谷内のエレベーターは、日比谷界隈で明治時代に花咲いた社交文化のレトロな雰囲気を取り込んだ、どこか懐かしい外観デザインになっています。

地上から行く場合

有楽町駅側を背に臨む「ミッドタウン日比谷」正面入り口
有楽町駅側を背に臨む「ミッドタウン日比谷」正面入り口

「東京ミッドタウン日比谷」の外観は、元祖となる六本木の「東京ミッドタウン」(2007年3月30日開業)同様にシックな色調ですが、やわらかなカーブが随所に使われているのが大きな特徴です。これは、かつて明治時代に日比谷にあり、外国からの使節を迎えた社交場「鹿鳴館」からインスピレーションを受け、舞踏会でカップルがダンスをするイメージを表現したもの。

外装はそのまま”踊る塔”、「ダンシングタワー」がコンセプトのデザインとなり、角度によっては、高層階部分が踊るカップルのごとく、ふたつに分かれているようにも見えます。低層部分は、かつてこの地にあった「三信ビルディング」の石張りの壁面をエッセンスを取り入れ、優美さを表現。これらの相乗効果で、高層ビルながら威圧感のない、やわらかなファサードが創り上げられました。

正面入り口すぐ左側には「LEXUS」ブランドのブティック、右側にはレストラン「Buvette」のテラスが
正面入り口すぐ左側には「LEXUS」ブランドのブティック、右側にはレストラン「Buvette」のテラスが

車で来た場合は、日比谷通り側と東側の2か所に駐車場入り口が。駐車場は地下3階に位置し、平面式と機械式の2種類が採用されています。収納台数は200台、車は30分/300円、バイクは1時間/200円。

正面入り口とは逆、晴海通り側(皇居側・日比谷公園側)から入った玄関口に広がる「日比谷ステップ広場」は、直径約30mの円形劇場とステップ状の階段がある、この界隈の商業施設には見られない”地上の憩いの場”。この広場を利用し、さまざまなイベントの実施が予定されています。階段に座ってイベントを見下ろす…といった使い方も考慮されているそう。

日比谷ステップ広場の階段
日比谷ステップ広場の階段

また、広場には「DEAN & DULUCA」のカフェも併設されています。時間貸の駐輪場も広場内に用意されており、2時間まで無料、以降無料時間も含め10時間まで100円で利用が可能に。


ここからは、1Fから6Fまでの「東京ミッドタウン日比谷」の商業施設の魅力を、フロアごとに見ていきましょう。

■1:【地下1階】2本の地下鉄からの入り口と、フードアーケード

地下鉄千代田線、日比谷線から地下で直結し、雨の日でもアクセスが便利なB1Fは、フードアーケード「日比谷アーケード」になっています。

洋菓子の「Patisserie & Cafe DEL’IMMO(パティスリー&カフェデリーモ)」や、できたてのカスタードアップルパイを販売する「RINGO」、手土産としておなじみの博多の老舗和菓子店「鈴懸」、粕漬けの「鈴波」、「住吉酒販」が連なり、レトロモダンな雰囲気を醸し出しています。またこのアーケードには「スターバックスコーヒー」、「カルディコーヒーファーム」、ドラッグストア「トモズ」やコンビニエンスストア「セブンイレブン」、三軒茶屋のベーカリー「boulangerie Bonheur」、花屋「BIANCA BARNET by OASEEDS」など、近隣に勤めていたり、急いでいるときに便利な店舗も設置されています。

「メランジュフリュイHIBIYA チェリーメロン」¥2,300(税抜)※2018年6月30日までの限定
「メランジュフリュイHIBIYA チェリーメロン」¥2,300(税抜)※2018年6月30日までの限定

たとえば「パティスリー&カフェデリーモ」は、チョコレートを知り尽くしたシェフ・江口和明さんの『世界中のショコラと洋菓子を、気軽に食べていただくことができるようなお店をつくりたい』という情熱からできたお店。目白や渋谷にも店舗があり、繊細なチョコレートを扱ったスイーツが楽しめるとあってもともと女性の人気が高いパティスリーですが、東京ミッドタウン日比谷店では、店舗限定・期間限定のスイーツも展開されています。

東京ミッドタウン日比谷で見つけた「絶品グルメ&手土産」6選

高級感漂う8軒が軒を連ねるフードホール「HIBIYA FOOD HALL(日比谷フードホール)」

このB1Fフロアの目玉となる施設は「HIBIYA FOOD HALL」。

ニューヨークを感じさせる一体型の空間のなかに、8つのフードショップが軒を連ねる都市型フードホールで、ベーカリー、コーヒーショップ、スパニッシュバル、オイスターバー、ベトナム料理、ミートボール料理専門店、ブルックリンスタイルのお肉グリル、野菜カフェなど(※)が入居。

(※ショップ名は「ジャン・フランソワ」、「日比谷焙煎珈琲」、「BAR&Tapas Celona」、「BOSTON OYSTER&CRAB」、「VIETNAMESE CYCLO」、「Susan's MEAT BALL」、「BROOKLYN CITY GRILL」、「Mr.FARMER」)

ショッピングモールにあるフードコートとは一味違う、高級感のあるフードホールになっています。B1Fのコンコースから、エレベーターで約半フロア分上に上がったところに存在するため、正確には「地下0.5F」とでも呼べる場所に位置しています。

 「ヴィーガンプレート(十六穀米/サラダ/本日のお野菜惣菜5種)」¥1,490(税抜)
 「ヴィーガンプレート(十六穀米/サラダ/本日のお野菜惣菜5種)」¥1,490(税抜)

たとえば、野菜メニューがたくさんそろうMr.FARMER(ミスターファーマー)では、素材の力を最大限に活かしたサラダやサンドイッチ、オムレツなどのバラエティー豊かな食事を選び、野菜不足を解消することができます。テイクアウトメニューの「本日のヴィーガンお野菜惣菜盛り合わせ(5種)」は、帰社前に買って会社でいただくのにもぴったり。

東京ミッドタウン日比谷で見つけた「絶品グルメ&手土産」6選

日比谷界隈は、ランチタイムとディナータイムの「間」に食事をしたいときに「選択肢が少ない」のが悩み、という人がもともと多かった地域。この「HIBIYA FOOD HALL」や1Fの「ブヴェット」、6Fの「DRAWING HOUSE OF HIBIYA」のように、ひとりでもさくっと食べられる飲食業態が登場したのは、近隣で働く人にとっても朗報ですね。


■2:【1階】館内の入り口と、3層吹き抜けのアトリウム広場

1階は主に、ひとつの広場とふたつの大型ショップ、3つのブティック、ひとつのレストランで構成。オフィス棟へのエントランスもこちらにあります。

3階から1階フロアを見下ろしてみた風景
3階から1階フロアを見下ろしてみた風景
イベントなどが行われる広場・アトリウム
イベントなどが行われる広場・アトリウム

入り口から入ると、3階まで中央が吹き抜け構造になっており、中央には円形のアトリウムが。それを取り囲むようにショップが展開されているため、非常に広々とした雰囲気を味わうことができます。

PELLICO(ペリーコ)外観
PELLICO(ペリーコ)外観

目玉となるふたつの大型ショップは、女性向けのコスメ、特にドゥ・ラ・メールなどのラグジュアリーなコスメブランドも集結する「イセタン ミラー」と、高級車レクサスの試乗やカフェを楽しめる「LEXUS MEETS...」。レストランは、カジュアルなワインバーとヨーロッパのカフェが融合したニューヨーク発の「ブヴェット」です。また、フラットシューズでおなじみ、イタリアのシューズブランドPELLICO(ペリーコ)の基幹店も、六本木のミッドタウンに続き、このフロアに出店しています。

ISETAN MiRROR(イセタン ミラー)

イセタン ミラー 東京ミッドタウン日比谷外観
イセタン ミラー 東京ミッドタウン日比谷外観

ブランドコスメのセレクトショップとして、関東圏のファッションビルに展開されている「イセタン ミラー」。その最大規模のショップがこちら。約40のラグジュアリーブランドコスメが集結し、ポーラ(POLA)、資生堂(SHISEIDO)、ランコム(Lancôme)などの人気ブランドの最新アイテムが充実。イセタン ミラー初出店となるドゥ・ラ・メール(DE LA MER)、クレ・ド・ポー ボーテ(clé de peau Beauté)、トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)、ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)など、40代・50代の女性にうれしいラグジュアリーコスメを購入することができます。また、ショップの奥にはYA-MAN(ヤーマン)やSIXPAD(シックスパッド)などの美容家電を扱う”ショップINショップ”も5か所、展開されています。

イセタン ミラー(ISETAN MiRROR)|東京ミッドタウン日比谷店はネイルは200種類以上、リップは400種類以上、ラグジュアリーコスメもいっぱいで便利

LEXUS MEETS...(レクサス ミーツ)

レクサスミーツの正面入り口から店内を覗くと、奥まで続いた広い店内のなかに、鮮やかな展示車が目を引きます。
レクサスミーツの正面入り口から店内を覗くと、奥まで続いた広い店内のなかに、鮮やかな展示車が目を引きます。

車を中心としたライフスタイルブランド「LEXUS(レクサス)」の世界観を、さまざまな形で体験することができるコンセプトストア。LEXUSのさまざまな車種を試乗することができる「TOUCH and DRIVE(タッチ アンド ドライブ)」、ブティック&ギャラリーの「STEER and RING(スティール アンド リング)」、コンセプトカフェの「THE SPINDLE(ザ スピンドル)」の3つで構成されています。まさにLEXUSブランドの「聖地」の魅力を、下記リンクでは女性目線、男性目線それぞれでご紹介しています。

【女性目線】レクサスは車だけじゃない!日本初のブランド体験型施設が「東京ミッドタウン日比谷」にオープン

【男性目線】高級車レクサスで、四谷の絶品たい焼きを買いに行く! ミッドタウン日比谷の特別な試乗体験

Buvette(ブヴェット)

Buvette(ブヴェット)店内の大理石のカウンター
Buvette(ブヴェット)店内の大理石のカウンター

「カジュアルなワインバーと古き時代のヨーロッパのカフェの融合」をコンセプトにしたこのお店は、2011年にニューヨークのウエストヴィレッジに誕生するや否や、瞬く間に人気のレストランに。

女性オーナー兼シェフ、ジョディ・ウィリアムズが提唱する「朝から晩まで一日を通して食べたり飲んだりできる喜び、そんな場所や環境」という状態を表現する「ガストロテック(Gastrotheque)」というコンセプトが、ニューヨーカーに大受け。パリにも進出し、満を持しての3店目がここ、日比谷に誕生しました。

広い店内では、カウンターやテーブル席、テラスなど、場所によってかなり違った印象を受けます。その内観や、伝統的なチーズを用いたフランス料理のメニューなどをご紹介します。

NY発の超人気レストラン「ブヴェット」は朝から晩まで日比谷で食べたり飲んだりできて便利

また、この1Fにはほかに、オフィス棟へのエントランスや、ジュエリーショップ「Halo H.P.FRANCE BIJOUX」、アイウエアのセレクトショップ「EYEVAN LUXE」があります。また、中央のアトリウムには「インフォメーションカウンター」が。こちらで遺失物や拾得物の対応や、ベビーカーや車いすの貸し出しが行われています。AEDの設備もこちらに。


■3:【2階】「ファッションブティックと多様なレストラン」が混在するフロア

南側にファッションのブティックが円形の吹き抜けを丸く囲むように配置され、北側はレストラン街になった2階。ファッションでは、大型の総合アウトドアショップ「THE NORTH FACE PLAY」、「TATRAS」が運営する大型セレクトショップ、「MASTERMIND」の世界初のフラッグシップストア、「A.P.C.」などが広い面積を占めています。

飲食街には串揚げ、和カフェ、関西うどん、タイ料理、シーフードレストラン、てんぷら、スペイン料理など幅広いラインナップ。1F外の日比谷ステップ広場からは、階段や2Fまでのエレベーターにより、北側の飲食街に直接アクセスすることもできます。

TATRAS & STRADA EST(タトラス & ストラダ エスト)

タトラスの旗艦店とストラダ エストの複合店舗の内観
タトラスの旗艦店とストラダ エストの複合店舗の内観

イタリア・ミラノを拠点とするブランド、TATRAS(タトラス)。ダウンジャケットのクオリティの高さで有名ですが、そのタトラスが手がけるセレクトショップが、こちら。売り場面積180坪を誇る広々とした店舗では、「Hi Quality」「Sophistication」「Modern」をテーマに、世界中からセレクトされた約100ブランド(レディース&メンズ合わせて)の服や小物がそろいます。お仕事終わりのお買い物にぴったりのブティックです。

40代女性にオススメの大型セレクトショップが「東京ミッドタウン日比谷」に登場

THREE/REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA(スリー/リバイブ キッチン スリー ヒビヤ)

REVIVE KITCHEN THREE HIBIYAでいただける「お膳PLATTER」コース
REVIVE KITCHEN THREE HIBIYAでいただける「お膳PLATTER」コース

ホリスティックなスキンケアとメイクアップアイテムで人気の高いコスメブランド「THREE(スリー)」初の新業態としてオープンした、ショップ・レストラン・デリカテッセンの複合ショップ。

レストランでは、グルテンフリーやビーガン対応のメニューや、豊富なベジタリアンメニューを朝から夜までオールデイで楽しむことが可能。オリジナルドリンクやプチスイーツ、お料理をテイクアウトできるデリカテッセンも併設されています。もちろん「THREE」のコスメをしっかりお試しできるスペースも。

THREEの新業態レストラン&デリカテッセンが「東京ミッドタウン日比谷」にオープン

三陽山長

三陽山長のシューズ一例。こちらはウィメンズのシューズ。メンズと同様のしっかりとしたつくりが特徴
三陽山長のシューズ一例。こちらはウィメンズのシューズ。メンズと同様のしっかりとしたつくりが特徴

日本発の高級紳士靴をコンセプトにしたブランド、「三陽山長」。婦人靴や紳士靴とともに、「サンヨー・エッセンシャルズ」のウェアや雑貨、そして「百年コート」として知られる三陽商会の「サンヨーコート」も取り扱われています。

東京ミッドタウン日比谷だけ!三陽山長、最強の勝負靴を手に入れるなら早い者勝ち

またこの2階の中央部には「ベビー休憩室」が設置されています。赤ちゃんとくつろげるスペースのほか、シンクやおむつ替えベッド、授乳室も用意されています(11:00~21:00)。


■4:【3階】「大人の遊び場、インテリア、レストラン」が三位一体になったフロア

南欧テイストのインテリアブティック「Tempo Hibiya」、アート写真を購入することができるパリ発のインテリアショップ「YELLOWKORNER」、雑貨や衣料品、ヘルスケア、食品などが所狭しと並ぶ生活のDIYショップ「TODAY’S SPECIAL」などの新しいインテリアショップと、レトロな遊び場「ヒビヤ セントラル マーケット」、大人向けの落ち着いたフレンチやバーが立ち並ぶ「プレミアムレストランゾーン」の、主に3つの業態が立ち並んでいるのがこの3階。

TODAY'S SPECIAL外観
TODAY'S SPECIAL外観

このフロアの目玉は、なんといっても「居酒屋」「書店」「理容室」「コーヒースタンド」「アパレル」「イベントスペース」「眼鏡屋」など、7つの異なるショップが混然一体となった”街”、日比谷セントラルマーケットの存在です。

日比谷セントラルマーケット(HIBIYA CENTRAL MARKET)

「ヒビヤ セントラル マーケット」エントランス横のサイン。これだけのショップが広場を形成した街になっています
「ヒビヤ セントラル マーケット」エントランス横のサイン。これだけのショップが広場を形成した街になっています

数々のセレクトショップを生み出してきたクリエイティブディレクターの南 貴之氏が、240坪もある広大なスペースに生み出した新しい空間のコンセプトは、「市場」。見知らぬ土地の市場を訪れたときのようなワクワク感を感じられる街が、商業施設のなかに突然現れます。

「AND COFFEE ROASTERS・有隣堂・FreshService」の内観写真
「AND COFFEE ROASTERS・有隣堂・FreshService」の内観写真

入居しているのは

著名人がキュレーションする本棚が目印【Library】
ミュージアムショップのようなセレクトショップ【Graphaper】
日本の古き良き文化と最高峰の衛生技術が融合した理容店【理容ヒビヤ】
海外のマーケットを思わせる賑やかな居酒屋【一角】
1940-50年代のフランスヴィンテージにこだわった眼鏡店【CONVEX】
「あったらいいな」が凝縮されたキオスク【AND COFFEE ROASTERS・有隣堂・FreshService】

の7店舗。これに加え、イベントスペースとしてTent Gallery(テントギャラリー)も設けられ、さまざまなイベントが不定期で記載されています。本市場の魅力を、女性目線と男性目線とでそれぞれご紹介します。

【女性目線】新時代の本屋?ちょっと変わった「屋内マーケット」が東京ミッドタウン日比谷に登場

【男性目線】昭和好きに朗報! 東京ミッドタウン日比谷「ヒビヤ セントラル マーケット」は、大人が集う市場街

サローネ トウキョウ(SALONE TOKYO)

左から「サローネ2007」のダブルシェフを経て就任した永島義国さん、「サローネ2007」「ビオディナミコ」のシェフを歴任したのち、現在グループの統括料理長を務める髙見博史さん。
左から「サローネ2007」のダブルシェフを経て就任した永島義国さん、「サローネ2007」「ビオディナミコ」のシェフを歴任したのち、現在グループの統括料理長を務める髙見博史さん。

横浜や西麻布で多くの顧客を抱える著名なイタリアン「サローネグループ」が、「東京の旗艦店」としてオープンさせたのがここ、サローネ トウキョウ。業態も、立地、いずれも最高といえるイタリアンレストランです。

「どんなに内側は目まぐるしい状況だったとしても、それを一切感じさせないスマートなサービスを含めた『上質な時間』。エグゼクティブな立場の方からお問い合わせをいただくことも多く、大切なひとときを安心してお任せいただけるような場を目指しています」と語るのは、支配人を務める西嶋大明さん。 イタリア料理の原点に立ち返った料理が提供される「サローネ トウキョウ」では、ダブルシェフ制度が採用され、ふたりのシェフが生み出す料理のハーモニーもまた魅力のひとつです。

サローネ トウキョウ(SALONE TOKYO)|超人気イタリア料理店グループが東京ミッドタウン日比谷に開いた「最高のレストラン」

スタア・バー(STAR BAR)

長さ12mのカウンターは全20席。黒革の肘置きが付きカウンターで、ゆったりと寛いでグラスを重ねることができます
長さ12mのカウンターは全20席。黒革の肘置きが付きカウンターで、ゆったりと寛いでグラスを重ねることができます

数々の伝説に彩られ、銀座に数あるオーセンティック・バーの中でも著名なバー「スタア・バー銀座」。その知名度は”ワールド・ベスト・バー”(英国の種類業界誌によるランキング)にランクインするほどで、国内のみならず、海外にも広く知られています。そんなスタア・バーの旗艦店が、長さ12mのカウンターのみで出店。

銀座で一番のバー「スタア・バー(STAR BAR)」が東京ミッドタウン日比谷に出店

ビルボードカフェ&ダイニング(Billboard cafe & dining)

ビルボードカフェ&ダイニング(Billboard cafe & dining)の内観は、デザイナー・橋本夕紀夫氏が手がける空間
ビルボードカフェ&ダイニング(Billboard cafe & dining)の内観は、デザイナー・橋本夕紀夫氏が手がける空間

「音楽と心地よい時間へのこだわり」をコンセプトに、高音質の空間で食事をしながらBGMが選べる、新たな音楽の楽しみ方が体験できる「ビルボードカフェ&ダイニング」の第1号店。極上の音楽と食事に加え、特別な個室や日比谷公園を一望できる開放的なテラス席の存在、アナログやデジタル音源といった多様なフォーマットのオリジナル・プレイリストに対応するサウンド・システムの採用、レコードやCDのセレクトショップの併設など、音楽好きにはたまらない、憩いのレストランになっています。

音楽好きにはたまらない!ビルボードカフェ&ダイニング1号店が東京ミッドタウン日比谷にオープン

メイク直し、お着替え、手荷物を預けられる「ドレッシングラウンジ」「サービスカウンター」

また、この3階中央部には、素敵なディナーの前に、メイクの手直しやちょっとしたお着替えに立ち寄れる「ドレッシングラウンジ」が設置。女性用のラウンジではメイクアップスペースとフィッティングスペースが。男性用のラウンジには、フィッティングスペースと靴磨き機が用意されています。

手荷物を預けられる「サービスカウンター」も設置され、手荷物1つにつき¥800(税込)で、手荷物を預けることができる(当日限定)。またこちらでは、宅急便で荷物を送ることも可能です。


■5:【4・5階】レザー張りのラグジュアリーシートがある映画館フロア

4階と5階には、11もの最新スクリーンが入った、東京都心部最大級のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ 日比谷」が。東京宝塚劇場、日生劇場、シアタークリエ、帝国劇場、日比谷野外音楽堂、日比谷公会堂など「映画と演劇の街=日比谷」の名に恥じない、それをさらに進化させる、最新設備と規模を兼ね備えた映画館になっています。

TOHOシネマズ 日比谷(TOHO CINEMAS HIBIYA)

本シネマコンプレックスのロビーは、日比谷公園を眼下に望む天井の高い、広々とした上質な空間に。軽食を購入するスタンドも、スクリーン数に合わせてかなりの横幅が取られています。

映画館のホールは広々。待ち合わせなどでもゆったり過ごすことができる
映画館のホールは広々。待ち合わせなどでもゆったり過ごすことができる

なんといってもこの「TOHOシネマズ 日比谷」の見どころは、SCREEN1「プレミアムシアター」の存在。コンサートホールのようなプレミアムサウンドを目指したというこのSCREEN1は、特注スピーカー、巨大スクリーン「プレミアム ラージ フォーマット」、プレミアムなシートが用意された、特別仕様。目でも耳でも体でも「プレミアムな映画鑑賞」をすることができます。

プレミアムシアターの入り口
プレミアムシアターの入り口

特に、プレミアムなシートは「プレミア ボックス シート」と「プレミア ラグジュアリー シート」の2種類が用意。前者は革張りシートと左右の衝立、荷物置き場が用意されたセミプライベート空間で、SCREEN1、SCREEN5、SCREEN9に導入(+¥1,000)。後者はフットレストが付いた革製のリクライニングシートが採用され、体が包まれるような状態で映画鑑賞をすることができます(SCREEN1のみ、+¥3,000)。

プレミア ラグジュアリー シートは一列10席、劇場の中央部分の最もいい場所に設置
プレミア ラグジュアリー シートは一列10席、劇場の中央部分の最もいい場所に設置

座席の前も広く、脚を伸ばして鑑賞することができます。

SCREEN1のみに採用されたプレミア ラグジュアリー シート。左右の仕切りによって、スクリーンしか目に入らない設計に
SCREEN1のみに採用されたプレミア ラグジュアリー シート。左右の仕切りによって、スクリーンしか目に入らない設計に
各スクリーンに通じる通路も横幅が広い。全体的に伝統的な劇場建築のデザインモチーフが採用され、落ち着いた雰囲気
各スクリーンに通じる通路も横幅が広い。全体的に伝統的な劇場建築のデザインモチーフが採用され、落ち着いた雰囲気

チケットカウンターは4Fにあります。「プレミアムシアター」で素敵なひとときを過ごすなら、3Fのドレッシングラウンジでメイクや服装の手直しをしてから臨みたいものです。ちなみにここ「TOHOシネマズ 日比谷」で税込¥4,000のお買い物をすると、地下駐車場代が2時間分、無料になります。


■6:【6階】東京の空と緑が楽しめる「庭園」と、新たなビジネス発信の「ベース」が設営されたフロア

映画館の2フロアを抜けて上に上がると、途端に「外」へ。皇居や日比谷公園を見下ろす約300坪の庭園空間「パークビューガーデン」が広がります。都会の真ん中で、空と緑のコントラストが美しい、憩いのひとときを過ごすことができます。

ガーデンテラスから望むDRAWING HOUSE OF HIBIYA(ドローイング ハウス・オブ・ヒビヤ)外観。反対側を見ると、眼下に日比谷公園の素晴らしい絶景が
ガーデンテラスから望むDRAWING HOUSE OF HIBIYA(ドローイング ハウス・オブ・ヒビヤ)外観。反対側を見ると、眼下に日比谷公園の素晴らしい絶景が

また、このガーデンを囲むようにテラス席を配置したレストラン「ドローイング ハウス・オブ・ヒビヤ」では、お茶したり、ランチをしたり、遅めの昼食(早めの夕食?)を摂るなど、思い思いに過ごすことができます。

DRAWING HOUSE OF HIBIYA(ドローイング ハウス・オブ・ヒビヤ)

香ばしい胡麻をまぶした信州サーモンのオーブン焼き 焦しバターとハーブのソース DRWNG LUNCH ¥2,200 (税込) 。前菜はサラダかスープをチョイス+メインディッシュ+パン
香ばしい胡麻をまぶした信州サーモンのオーブン焼き 焦しバターとハーブのソース DRWNG LUNCH ¥2,200 (税込) 。前菜はサラダかスープをチョイス+メインディッシュ+パン

白を基調にした店内は、大きな窓から差し込む自然の光を生かしたレイアウトに。大きな窓からは、空と皇居と日比谷公園。この「日比谷の絶景レストラン」でいただけるのは、日本各地からシェフが見つけ出してきた、本当においしい食材を使った旬の料理。シェフ自ら淡路島の生産者などを訪問、生産状況はもちろん、新たな野菜づくりに共感した食材を採用し、旬を感じられる調理法で提供しています。また、ランチとディナーの間の夕方の中途半端な時間でも、しっかりとしたお料理をいただけるのも魅力。

ドローイング ハウス・オブ・ヒビヤ(DRAWING HOUSE OF HIBIYA)|日本の豊かな食材を食べられる日比谷上空の絶景レストラン

新産業創出を支援するビジネス連携拠点「BASE Q」

クリエイターやベンチャー企業、NPO、大手企業の新規事業担当者などが働き、交流する場として機能することを目指し、広いスペースをとってつくられた拠点「BASE Q」。カフェやキッチン、ラウンジ、イベントに使えるホールやスタジオなどが完備され、時間課金制のワークスペースとして機能。日比谷公園や皇居がすぐそこに見える開放的な空間で、落ち着いて仕事やミーティングができます。

ワークスペースの入り口
ワークスペースの入り口

最も大きい設備、イベントスペース「Q HALL」には、最大450人が収容可能。未来社会の予測・社会課題の発掘・異分野同士のコラボレーションや、気鋭のアーティストの発表など、先進的なイベントが今後行われていく予定です。新しい仕事やアイディアとの出会いを求めている方はぜひ、利用を検討されてみてください。

BASE Q(公式ページ)


■7:【7階】1フロアを占める日本料理「龍吟」で、特別な時間を

日本料理 龍吟
日本料理 龍吟 情報提供:ヒトサラ『シェフがオススメするお店』

2003年、六本木に開店した「日本料理 龍吟」。8年連続ミシュラン3つ星獲得や、2010年「世界のベストレストラン50」に日本料理店として初めてランクインするなど、世界的な格付けにおいて軒並み高評価を博し、世界が最も注目する一軒となりました。

そして2018年、「東京ミッドタウン日比谷」に満を持して移転。“本物の日本料理”をここ、日比谷で堪能してみてはいかがでしょう。

広い空間の随所に、美術館のように器を展示。言うなれば「龍吟コレクション」です。食事をしながら、「器の芸術性と、日本が世界に誇る価値を楽しんでほしい」という山本シェフの思いが表れています。

店内にある個室は最大8名まで利用可能。痒いところも手が届く極上のサービスはもちろん、至高の料理を味わい、美しい器を愛でる日本の豊かさにふれる時間を、周囲を気にせず大切な人と共有できます。

日本料理 龍吟
日本料理 龍吟 情報提供:ヒトサラ『シェフがオススメするお店』

日本の海や山が育てた、惚れぼれするような天然食材、“美術”と呼ぶにふさわしい銘品の器、そして、その極みの食材がもつ味わいを最大限にする調理技術…。これらがひとつになることで生まれる“本物の日本料理”こそ、新たな地で山本氏が目指すもの。それに対峙するとき、ゲストは本当の“日本の豊かさ”を感じることでしょう。

グルメメディア「ヒトサラ」でこの店を推薦しているシェフは多数。その理由には「日本の食材に新たな可能性を見いだした料理、和食の技法にとらわれず食材と真剣に向き合う山本シェフの姿勢はいつも勉強になる」、「料理にかけていらっしゃる情熱、愛情、手間ひまをガンガンと感じる」、「最初から最後までストレートに『旨い』の連続」など、料理人からの評価も非常に高いことが伺えます。

日比谷で極上の日本料理を味わうなら、「龍吟」で決まりです。

問い合わせ先

  • 日本料理 龍吟
  • 営業時間/17:30~23:00
    定休日/不定休
    予算/ディナー 40,000円
    席数/完全個室あり/半個室あり
    喫煙可否/完全禁煙
    TEL/03-6630-0007
    住所/東京都千代田区有楽町1-1-2 ミッドタウン日比谷7F

日本料理 龍吟 の詳細・予約はこちら >>


以上、無数ある東京ミッドタウン日比谷の魅力を「働く大人の女性におすすめしたいスポット」という目線で選りすぐり、お届けしました。日比谷にお出かけの際のお買い物や、飲食店で一息つく際の参考にしていただければ幸いです。

問い合わせ先

  • 東京ミッドタウン日比谷 コールセンター TEL:0120-5157-1251
    住所/東京都千代田区有楽町1-1-2
    交通/東京メトロ日比谷線、千代田線「日比谷」駅 A11出口 直結
    都営地下鉄三田線「日比谷」駅 直結
    JR山手線、京浜東北線「有楽町」駅(徒歩5分)
    東京メトロ有楽町線「有楽町」駅 直結(徒歩4分)
    東京メトロ丸ノ内線、日比谷線、銀座線「銀座」駅 直結(徒歩5分)

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2019.5.7 更新
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
石原あや乃、神山敦行、北本祐子、渋谷香菜子、難波寛彦、堀けいこ、八木由希乃
EDIT :
渡邉恒一郎