【目次】

カシミヤとは?


撮影/佐藤 彩
撮影/佐藤 彩

カシミヤの名は、インド北境・カシミール地方の山羊の毛を製品化したことに由来します。15世紀にシルクロードを通じてローマに渡ったカシミヤ製品は、その極上の暖かさと美しさが評判になり、貴族の間で大流行。後にナポレオン3世の妻、ウジェニー皇后が愛用したことで知名度を広げたそうです。

原材料となるカシミヤ山羊は、主にアジア大陸の寒暖差が激しい山岳地方に生息。冬季には氷点下30℃にまで下がる厳しい環境下で、極寒から身を守るため、剛毛の下にやわらかなうぶ毛を蓄えます。

そのうぶ毛が、カシミヤ製品の原材料となります。アフガニスタンやイラン産なども知られていますが、中国の内モンゴル自治区産が、世界的にも圧倒的な質を誇るとされています。

そのやわらかさに包まれれば心までほぐれ、暖かな気分になるカシミヤという大人を惹きつける素材を使ったワードローブでつくる、冬の上質なコーディネートをお楽しみください。

カシミヤマフラー&ストールコーデ


【1】カシミヤストール×コート×ニット×パンツ

コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、パンツ(ロンシャン・ジャパン)  マフラー(チェルキ〈ピノロッソ〉)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、パンツ(ロンシャン・ジャパン)  マフラー(チェルキ〈ピノロッソ〉)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ベルベットパンツやカシミアストールなど上質素材のプラムカラーのアイテムは、キャメルコートがもつ温かな美しさを引き出してくれるので、相性抜群! ブラウンのバッグでソフトに引き締めると、こなれた印象に。

【2】カシミヤストール×ニット×パンツ

ストール・ニット・パンツ・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店 撮影/戸田嘉昭・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious9月号』小学館、2018年
ストール・ニット・パンツ・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店 撮影/戸田嘉昭・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

チェックのワイドパンツ×淡いグレーのオフタートルとのメンズライクな着こなしには、マントのようにストールを使うことでしなやかな流れをプラス。モノトーンの濃淡に、カシミアの黒とバッグのキャメルが知的なコントラストを添える。

【3】カシミヤストール×コート×ニット×パンツ

ニットコート(コロネット〈アバティ〉)、ニット(オルドス ファッション ジャパン)、パンツ(ウールン商会〈ペセリコ〉)、カシミアのストール(ボーダレス〈ベグアンド コー〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ニットコート(コロネット〈アバティ〉)、ニット(オルドス ファッション ジャパン)、パンツ(ウールン商会〈ペセリコ〉)、カシミアのストール(ボーダレス〈ベグアンド コー〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

黄みグレージュのコートを主役に、赤みのモカグレージュや、辛口のグレーを加えた上級センスの着こなし。そんな多色使いも、ブロンズ小物の輝きで華やかにまとまる。

【4】カシミヤストール×ワンピース×Tシャツ

ワンピース(グルッポタナカ〈アプンティ〉)、Tシャツ(サザビーリーグ〈ベアフット ドリームズ〉)ストール(GALERIE VIE 丸の内店〈GALERIE VIE〉)、ペンダント(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ピアス・バングル/(ジョージ ジェンセン ジャパン)バッグ(ドゥロワー日本橋店〈シモネッタ・ラヴィツア〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ワンピース(グルッポタナカ〈アプンティ〉)、Tシャツ(サザビーリーグ〈ベアフット ドリームズ〉)ストール(GALERIE VIE 丸の内店〈GALERIE VIE〉)、ペンダント(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ピアス・バングル/(ジョージ ジェンセン ジャパン)バッグ(ドゥロワー日本橋店〈シモネッタ・ラヴィツア〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ネイビーのワンピースに、Tシャツとストールで濃淡グレージュを重ね、休日気分を高めて。

【5】カシミヤストール×ニット×スカート

スカート(Vince 表参道店)、ストール(エルメスジャポン)、ニット(wb)ピアス・ブレスレット(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、タイツ(ステッラ〈ピエールマントゥー〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年
スカート(Vince 表参道店)、ストール(エルメスジャポン)、ニット(wb)ピアス・ブレスレット(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、タイツ(ステッラ〈ピエールマントゥー〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ダークトーンの装いに華やぎをもたらす、タータンチェックのカシミア大判ストール。温かな風合いは、黒レザーのクールな表情と好対照。印象の異なる素材を組み合わせることで、メリハリが生まれ、絵になる着こなしに。

【6】カシミヤストール×ロングジレ×ニット×パンツ

フーデッドジレ・リブニット・パンツ・ストール・グローブ(三喜商事〈アニオナ〉)、バッグ(八木通商〈ダニエル&ボブ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/崇髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2019年
フーデッドジレ・リブニット・パンツ・ストール・グローブ(三喜商事〈アニオナ〉)、バッグ(八木通商〈ダニエル&ボブ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/崇髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

濃淡のグレーのカシミアニットを贅沢に重ねたレイヤードスタイルは、おしゃれを熟知したプレシャス世代の真骨頂。さりげなくちりばめたミンクファーも心憎いばかり。あえて目立つ色は入れずに、ワントーンで。グローブとおそろいのカシミアニットストールは、ミンクファーをライン状に編み込んだデリケートなデザイン。

【7】大判カシミヤストール×ニット×ワイドパンツ

大判カシミアストール×ニット×ワイドパンツ
大判カシミヤストール[147×183㎝](ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、カシミヤニット・パンツ(ブラミンク)、ボールチェーン・ホワイトアゲートのペンダントトップ・右手中央のブレスレット(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、右手のブレスレット/手首側・奥のダイヤモンド(ケイテン)、時計(ソーウインド ジャパン〈ジラール・ペルゴ〉)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

この冬、大活躍しそうなベージュのワイドパンツには、程よいフィット感のクルーネックセーターを、ぜひとも華やかな「白」で取り入れて。靴もクラシックな白の男靴を選べば、清潔感のある大人のトラッドが完成します。

【8】カシミヤストール×ニットブルゾン×パンツ

カシミアストール×ニットブルゾン×パンツ
カシミヤのニットブルゾン・カシミヤのストール・コットンストレッチのパンツ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、バングル・時計(ブルガリ ジャパン)、バッグ(デルヴォー・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』、2017年

ワッフルのような編み目から生まれるニットの陰影が、カシミヤの優しい質感を引き立てるブルゾン。重ねた白が絶妙なトーンで、異素材の組み合わせから表情も豊かになります。スポーティーな小物選びも、バッグだけはトップハンドルでエレガントを忘れずに。

【9】カシミヤローゲージストール×ニット×パンツ

カシミアローゲージストール×ニット×パンツ
カシミヤのケーブルニット・カシミヤのローゲージストール(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、パンツ(アオイ〈マルゴン〉)、バッグ(デルヴォー・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

白ニット×ピンクのバッグという、本来なら甘く見えがちな組み合わせも、旬のローゲージニットやストールの無造作な巻き方に、クラシックなトップハンドルバッグを合わせる外しワザが、断然こなれてかっこいい。カジュアルニットには端正バッグで色を差すのが大人の定番です。

【10】カシミヤ縦長ストール×ニット×スカート

カシミア縦長ストール×ニット×スカート
カシミヤの縦長ストール[73×183㎝](ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、カシミヤのニット(Theory luxe)、スカート(J&M デヴィッドソン 青山店)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ〈マッティオリ〉)、バッグ(三喜商事〈ボルボネーゼ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

ツイードスカートは、冬の仕事スタイルをシックに彩る必須アイテム。さまざまな色糸が織り交ぜられるなか、ピンクが女らしい温もりを感じさせるツイードは、優しい白カシミヤと好相性です。ややサンドベージュがかった「オイスター」という名のオフ白ストールで、ふんわりと優しいオーラをまとって。

【11】カシミヤストール×ワンピース

カシミアストール×ワンピース
ワンピース[細ベルト付き]・ベルト・ストール・バッグ(マックスマーラジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』、2017年

「ザ・ウールマーク・カンパニー」とのコラボレート素材である、ツイード調のウールジャージーを使った七分袖ワンピース。体の動きを妨げないストレッチ性のある素材感と巧みなタックディテールで快適な着心地を約束してくれます。ラパンレックスファーを、ちょうど襟あたりにくるようにあしらった黒のカシミヤストールをはおって。

【12】カシミヤストール×ニット×タイトスカート

カシミアストール×ニット×タイトスカート
ニット・ニット(Theory luxe)、スカート(wb)、ストール[柄]・[無地](ボーダレス〈ベグアンド コー〉)、ネックレス・ブレスレット・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ファビオルスコーニ 六本木店〈ファビオルスコーニ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉)、傘(マッキントッシュ ジャパン〈トラディショナル ウェザーウェアー〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』、2018年

柄&無地のカシミヤストール2枚を活用。地厚な無地のカシミヤストールはコート代わりにはおって。柄ストールを首元にコンパクトに巻けば、重心がアップして、スタイルアップを狙えます。

【13】カシミヤストール×ニット×パンツ×コート

カシミアストール×ニット×パンツ×コート
コート(ヘルノ・ジャパン)、ニット(HAUNT代官山/ゲストリスト〈HAUNT〉)、パンツ(エンフォルド)、ジョンストンズのストール・グローブ・ホーマーズの靴(プレインピープル丸の内)、バッグ(レキップ)、トランク(リモワ サービス) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』、2018年

豊かな自然に囲まれた、箱根のホテルでリフレッシュするときには、ラビットファーのジレをまとい、リッチな温もりを。グレー&ネイビーの2色使いのストールは、シンプルに巻くだけで、カジュアルに洗練が加わります。

【14】カシミヤリブマフラー×ニットポンチョ×パンツ

カシミアリブマフラー×ニットポンチョ×パンツ
オフタートルのカシミヤのニットポンチョ・ウールカシミヤのリブマフラー(クルチアーニ 銀座店〈クルチアーニ〉)、カシミヤニット(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉)、ニットパンツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ニットグローブ(edit & co.〈YURI PARK CAPO COMPLETO〉)、ブーツ(プレインピープル丸の内〈フリーランス〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』、2017年

存在感が格別なのはもちろん、思いのほか動きやすいのが、ニットポンチョ。リブマフラーを無造作に巻くと、さらにこなれ感がアップします。ニットもやはり、グレー系でまとめるだけで都会的な雰囲気に。

カシミヤマフラー&ストールブランド


【1】Begg & Co(ベグ アンド コー)のカシミヤストールの名品「アラン」

Begg & Co(ベグ アンド コー)のカシミアストールの名品「アラン」
カシミヤのストール『アラン』[73×183㎝](ボーダレス〈ベグ アンド コー〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』、2018年

ふっくらとした程よい厚みと、やわらかな肌触り、絶妙な色出しで、ラグジュアリーマガジン『Precious』のスタッフにも愛用者が多いカシミヤストールの名品「アラン」。シンプルな服にもカジュアルなニュアンスを上品に添えてくれる、とびきり優秀な巻き物です。

カシミヤニットセーターコーデ


【1】カシミヤタートルネックニット×ワンピース

ブラミンクのニット・ワンピース・'フラテッリジャコメッティの靴(ブラミンク)、ピアス・ブレスレット・リング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious6月号』小学館、2019年
ブラミンクのニット・ワンピース・'フラテッリジャコメッティの靴(ブラミンク)、ピアス・ブレスレット・リング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious6月号』小学館、2019年

ノースリーブのコットンシルクのワンピースの上に、カシミアのタートルネックのニットをレイヤード。ニットは、背中がすそに向かって逆Vに開いているデザインなので、重ねて着ても軽やか。黄みがかったエクリュホワイト、パールの品のある艶、コットンのピュアホワイト…、さまざまな白を組み合わせることで全身を白でまとめてもニュアンスが生まれる。

【2】カシミヤニット×デニムパンツ×スカーフ

バッグ『オフィディア』・カーディガン・デニム・スカーフ・リング・靴(グッチ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2018年
バッグ『オフィディア』・カーディガン・デニム・スカーフ・リング・靴(グッチ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2018年

カシミアニットとデニムで過ごす休日。外出に必要なものをすっきり収納できるスマートなボストンバッグで、心も足どりも軽やかに。

[BAG詳細]
素材/特殊加工で撥水性を授けた「GGスプリーム キャンバス」
サイズ/縦16×横32×マチ12㎝
ポイント/ストラップを付ければショルダーバッグにも

【3】カシミヤニットウェア×パンツ×マフラー×キャップ

トップス・パンツ・キャップ・マフラー・スニーカー(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious9月号』小学館、2018年
トップス・パンツ・キャップ・マフラー・スニーカー(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

うっとりするほどやわらかなベビーカシミアのニットウェアは、そでのライン使いやジップアップが軽快なアクセント。しなやかなシルクのパンツを合わせ、ネイビー×ボルドーの秋色配色をリュクスに。

【4】カシミヤニット×コート×パンツ

キャメル素材のコート・ウールカシミアのニット・ニットパンツ(ブラミンク)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、リング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)バッグ(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
キャメル素材のコート・ウールカシミアのニット・ニットパンツ(ブラミンク)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、リング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)バッグ(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

グレーにベージュを組み合わせて、グレージュのニュアンスをつくるのも新鮮。特に今年はコクのあるベージュ=キャメルが気分なので、メインのコートに着る場合は、こうしてグレーをインに合わせて、グレージュ系小物で仕上げると、グンと際立つグレージュコーディネートに。

【5】カシミヤニット×カーディガン×パンツ

カシミア×ラムファーのカーディガン・カシミアのニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス(TASAKI〈TASAKI〉)、時計(パテック フィリップ) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
カシミア×ラムファーのカーディガン・カシミアのニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス(TASAKI〈TASAKI〉)、時計(パテック フィリップ) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

極上素材を、こともなげに日常に着るのが大人のかっこよさ。ファーが味わい深い艶を添える、こくのある色味のグレージュカーディガンは、ざっくりとした編み方も含めて、とても今年らしいアイテムのひとつ。ブラウンは最近のトレンド色でもあるので、こげ茶のニットでよりシックな配色に。手元の美しいグレージュウォッチで、繊細なセンスを感じさせたい。

【6】カシミヤニット×コート×パンツ

コート(サードカルチャー〈ブランカ〉)、カシミアニット(トラデュイール)、パンツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、ペンダント・バングル(ラリック銀座店)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
コート(サードカルチャー〈ブランカ〉)、カシミアニット(トラデュイール)、パンツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、ペンダント・バングル(ラリック銀座店)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ファーの毛並みは、色味にニュアンスをつけてくれるもの。異なる質感のファーを重ねることで、グレージュはさらに表情豊かになる。淡いグレーのムートンにグレージュのミンクを重ねたコートは、それひとつで圧倒的なオーラを放って。黒のレザーベルトとブレスレットで、淡色コーディネートをキュッと引き締めたい。

【7】カシミヤニット×ムートンジレ×スカート

前がフォックスファーで後ろ身ごろが薄いムートン素材のジレ(ストラスブルゴ〈マンツォーニ24〉)、カシミアのタートルニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョンストンズ〉)、スカート(ebure)、ピアス(エストネーション〈ガラ イズ ラブ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO)70 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
前がフォックスファーで後ろ身ごろが薄いムートン素材のジレ(ストラスブルゴ〈マンツォーニ24〉)、カシミアのタートルニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョンストンズ〉)、スカート(ebure)、ピアス(エストネーション〈ガラ イズ ラブ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO)70 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

優しいグレージュのフォックスファーをたっぷりあしらったジレを主役に。コーディネートのトーンはそろえて、グレーでほんの少し色をずらすだけ。でも異素材の質感はドラマティックに変えるのがポイント。プリーツスカートのしなやかさと、ファーのふんわり感の差が、それぞれの魅力を際立たせて、贅沢なグレージュ・グラデーションが実現。

【8】カシミヤニット×パンツ

ニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ラグランスリーブのタートルニットにケープをレイヤードしたかのようなデザインニットは、カシミア100%のうっとりするほどの肌触りが自慢。細身パンツとのグレージュの濃淡に、さらなる品格を与えるのがこくのあるボルドーのワンハンドルバッグ。上品な配色、クラシカルな小物使いで、ワンランク上のリッチカジュアルが完成。

【9】カシミヤタートルニット×パンツ

ニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

肩からそでにかけて、優しいブラウンのミンクファーが贅沢なラインを描くタートルニットを主役に。素材はカシミア100%。濃密なオレンジの細身パンツとのカラーコーディネートが、新たなグレージュの魅力を引き出してくれる。ベーシックなアイテム同士の組み合わせに、トリコロール配色のバッグで遊びの要素をオン。余裕あふれるリッチなカジュアルが実現。

【10】カシミヤニット×ファージレ×パンツ

ブラミンクのニット・ジャコメッティの靴(ブラミンク)、ファージレ(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、パンツ(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ スポート〉)、ピアス・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(H.P.FRANCE〈メリ メロ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ブラミンクのニット・ジャコメッティの靴(ブラミンク)、ファージレ(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、パンツ(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ スポート〉)、ピアス・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(H.P.FRANCE〈メリ メロ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

しなやかなミドルゲージのカシミアニットに、レオパード柄のフォックスファージレを合わせて。グレージュカジュアルをこっくりとリッチに。

【11】カシミヤニット×スカート×ストール

ニット・キュロットスカート・ストール(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、ピアス(アストラット 新宿店〈フィリップ オーディベール〉)、リング(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ニット・キュロットスカート・ストール(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、ピアス(アストラット 新宿店〈フィリップ オーディベール〉)、リング(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

澄んだ空気が心地いい休日の朝は、カシミアニットにさらりとストールを巻いて。ガーゼタッチで軽やかなカシミアシルクのストールは、グレージュ、ベージュ、白、ゴールドの4枚の布を組み合わせたもの。4色が響き合い、奥深いニュアンスが生まれる。

【12】カシミヤリブニット×スカーフ

ニット(ドゥロワー 日本橋店〈ドゥロワー〉)、スカーフ・時計(エルメスジャポン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ニット(ドゥロワー 日本橋店〈ドゥロワー〉)、スカーフ・時計(エルメスジャポン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

メインの黒タートルはカシミアシルクの極細糸で編み上げたリブニット。絶妙な光沢感となめらかな肌触りで、おしゃれプロのファン多数。一枚で絵になるたたずまいが成立するのが、黒タートルの魅力。潔いまでのシンプルさゆえ、パリマダムを真似て、プリントスカーフによるヘアアレンジにも違和感なく挑戦できそう。細くたたんだスカーフを後ろから前に、額の上でクロスさせて、後ろで結び、ヘアバンド風に。耳を隠すくらいが素敵。

【13】カシミヤハイゲージニット×ジャケット×パンツ

ニット(コロネット〈アバティ〉)、ジャケット・パンツ(マディソンブルー〈マディソンブルー〉)ピアス・バングル(showroom SESSION〈ヒロタカ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)112 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ニット(コロネット〈アバティ〉)、ジャケット・パンツ(マディソンブルー〈マディソンブルー〉)ピアス・バングル(showroom SESSION〈ヒロタカ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)112 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

カシミアのハイゲージニットは、暖かな空気をまとっているかのような軽い着心地。体につかず離れず絶妙なシルエットで、ボディをほっそり見せる効果もある。一見ストイックなタキシードジャケットも、黒タートルをインすることで、肩の力の抜けたこなれ感を実現。ジュエリーのようなミニバッグで個性を添えて。

【14】カシミヤローゲージニット×スカート

ニット(ebure〈ebure〉)、スカート(Theory)、ピアス・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ニット(ebure〈ebure〉)、スカート(Theory)、ピアス・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

メインの黒タートルは思わず頬ずりしたくなるふっくらとしたカシミアローゲージニット。包み込まれるようなオーバーシルエットと前後差のあるすそが個性的。リラックス感と旬の気分を備えたラウンドフォルムのニットには、ロングプリーツスカートを合わせ、今年らしいボリュームONボリュームシルエットを楽しんで。

【15】カシミヤニット×パンツ

ニット(Theory luxe)、パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、ピアス・バングル・リング(TASAKI〈TASAKI〉)、サングラス(プロポデザイン〈プロポ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ニット(Theory luxe)、パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、ピアス・バングル・リング(TASAKI〈TASAKI〉)、サングラス(プロポデザイン〈プロポ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

程よく地厚なカシミアニットは、ドロップショルダーや身ごろのボリューム感が魅力。ゆったりとしたオフタートルがリラックス感を高めて。黒一色でまとめたカジュアルな着こなしこそ、小物使いで旬を添えたい。伝説のアイコンバックルが輝くショルダーバッグを斜めがけすれば、パリを連想させるクールな美意識が香り立つ。

【16】カシミヤタートルニット×デニムパンツ

ニット(クルチアーニ 銀座店)、デニム(ゲストリスト〈レッドカード〉)、ネックレス・バングル・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴下(真下商事〈パンセレラ〉)、靴(J.M. WESTON 青山店〈J.M. WESTON〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ニット(クルチアーニ 銀座店)、デニム(ゲストリスト〈レッドカード〉)、ネックレス・バングル・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴下(真下商事〈パンセレラ〉)、靴(J.M. WESTON 青山店〈J.M. WESTON〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

メインの黒タートルは希少なホワイトカシミアの原毛を使用しているから、まるで羽根のような軽やかな着心地。高さのあるネックが首回りを優しく包み込んで。黒タートルにブラックデニム。王道のカジュアルスタイルを今年らしく見せるのが、ドレスシューズ×ラメソックスという選択。そこにボリューミーなシルバージュエリーをちりばめれば、黒に溶け込みながらもクールに際立ち、インパクトのあるスタイルを約束。

【17】カシミヤニット×ブラウス×パンツ

カーディガン・ブラウス・パンツ・バッグ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、その他/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
カーディガン・ブラウス・パンツ・バッグ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、その他/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

最高級と称えられるモンゴル産のカシミア山羊の毛だけを用いてつくられる、軽くて暖かいアクリスのカシミアニット。ルーマニアのアーティスト、ジェタ・ブラテスクの作品からインスパイアされたライン使いのデザインが、優しいニットスタイルをスマートに洗練させる。

【18】カシミヤニット×パンツ×ストール

モヘアのストール(ロエベ ジャパン)、カシミアのニット(トラデュイール)、パンツ(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、ボードゲーム『ホースカット』(エルメスジャポン)、マグカップ『ジャス』・クッション白のモヘア『クヴァドラ/ラフ・シモンズ AローズゴールドO』(リビング・モティーフ)、クッションエクリュのボア『ZURIMIREZ』/カバーのみ(カッシーナ・イクスシー青山本店)、白のラムファー『チベットラムクッション』(トーヨーキッチンスタイル)、ラグ『マハラム セミスラグ』(ハーマンミラーストア) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
モヘアのストール(ロエベ ジャパン)、カシミアのニット(トラデュイール)、パンツ(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、ボードゲーム『ホースカット』(エルメスジャポン)、マグカップ『ジャス』・クッション白のモヘア『クヴァドラ/ラフ・シモンズ AローズゴールドO』(リビング・モティーフ)、クッションエクリュのボア『ZURIMIREZ』/カバーのみ(カッシーナ・イクスシー青山本店)、白のラムファー『チベットラムクッション』(トーヨーキッチンスタイル)、ラグ『マハラム セミスラグ』(ハーマンミラーストア) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

パステルカラーでひと足先に春気分。大きなフリンジのストールやふわもこのクッションなど、シンプルなのに存在感のある小物選びが、部屋ごもりをモダンに演出して。

【19】カシミヤニット×ジャケット×パンツ

ジャケット(コロネット〈エアロン〉)、カシミアのニット・パンツ・靴(Theory)バッグ(JIMMY CHOO)、ネックレス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
ジャケット(コロネット〈エアロン〉)、カシミアのニット・パンツ・靴(Theory)バッグ(JIMMY CHOO)、ネックレス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

このコーディネートの最大のポイントは色使い。たとえば、トップスだけグレーやベージュにすると、インパクトは半減。ワントーンでそろえるところが重要な鍵に。また、デザインはベーシックなものにすることで、仕事中も邪魔にならず、動きやすいという利点も。簡単に洗練度アップできる「色合わせ」はぜひマスターすべき。

【20】カシミヤニット×カーディガン×デニムパンツ

バッグ『シシリー 62』・カーディガン・プルオーバー・デニム・ピアス(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2019年
バッグ『シシリー 62』・カーディガン・プルオーバー・デニム・ピアス(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2019年

ハンドバッグの気品とトートのスマートさを備えた『シシリー62』。カジュアルな着こなしに軽やかにフィットし、格を高める効果は絶大! レースを配したピンクのカシミアニットアンサンブル+ブルーデニムの優しい配色で仕上げた着こなしに、上質レザーの風格が香るニュアンスグレーのバッグを選択。肩の力が抜けたラグジュアリー感を演出。

【21】カシミヤタートルニット×ケープ×パンツ

カシミアタートルニット×ケープ×パンツ
ケープ・カシミヤのタートルニット・ストレッチカシミヤ×シルクフランネルのパンツ・ファートリミングのバッグ[レザーストラップ付き]・別売りファーストラップ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、ピアス・リング・バングル(ブルガリ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

肩がけした瞬間にわかる、類いまれなやわらかさと軽さ。最高品種の誉れ高いヒルカス子山羊のうぶ毛を梳すいて採取した希少なベビーカシミヤは、高級カシミヤブランドならではのエクスクルーシブ素材です。存在感あるケープにこそ、この心地よい軽やかさが必要。タートルネックニットとパンツの1トーンコーディネートのポイントに加えた、通勤カジュアルスタイルです。

【22】カシミヤケーブルニット×コート

カシミアケーブルニット×コート
コート・タートルニット・パンツ(トム フォード ジャパン)、サングラス(トム フォード アイウエア)、グローブ(キートン)、時計(ソーウインド ジャパン〈ジラール・ペルゴ〉)、バッグ(デルヴォー・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

黒いカシミヤのケーブルニットに、グレーのダブルフェースカシミヤのフーデッドコートを肩がけ...そんないい女仕様のカシミヤカジュアルを、さらに盛り上げるのがリッチな小物使いです。光沢を放つアリゲーターのバッグに、チャーミングなファー付きグローブを携えた手元には、大ぶりの時計が好相性。シックカラーでまとめれば、華麗な女らしさを演出できます。

【23】ファー付きカシミヤニット×パンツ

ファー付きカシミアニット×パンツ
ファー付きカシミヤニット・パンツ(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ・靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透、佐藤 彩(静物) BY:『Precious12月号』、2017年

カシミヤのやわらかさが伝わるドレープニットで、女らしい抜け感を加えたコーディネート。身ごろと袖がゆったりとつながり、背中にきれいなドレープが生まれるニットは、襟ぐりのふんわりファーが華やかで、女らしいシルエットへと導いてくれます。プリーツスカートに見えるグレージュのパンツに、ポインテッドトウのパンプスで細い足首を強調して、甘く淡いグラデーションをキリッと引き締めて。バッグで加えた、ゴールドチェーンの煌きも効果的です。

【24】カシミヤニット×マント×パンツ

カシミアニット×マント×パンツ
マッックスマーラのカシミヤのマント・フード付きストール・パンツ・サングラス・エス マックスマーラのカシミヤニットチュニック(マックスマーラ ジャパン)、パールネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、時計(ソーウインド ジャパン〈ジラール・ペルゴ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』、2017年

フリンジ付きのカシミヤマントは、シンプルな装いにさらりとはおるだけで、センスアップできる一枚。色も質感もこっくりと重ねながら、足元にはヒールパンプスで、程よい緊張感を忘れずに。揺れるマントと艶めき小物で、優雅な女らしさを強調して。

【25】カシミヤニット×ロングスカート

カシミアニット×ロングスカート
ニット・スカート・リング・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/宮本直孝 BY:『Precious12月号』、2017年

指を触れるたび幸福感をくれる、ふっくらと立体的なカシミヤニット。今季らしいボリュームonボリュームのシルエットを満喫するなら、シルク素材のロングスカートと贅沢なレイヤードを楽しんで。光を受けるたび繊細な光沢を放つキャメル色のカシミヤが、ゴールドジュエリーにも負けぬ洗練された華やかさを演出してくれます。

【26】カシミヤニット×デニムパンツ×ジレ

カシミアニット×デニムパンツ×ジレ
ジレ(ストラスブルゴ〈マンツォーニ〉)、ニット(クルチアーニ 銀座店)、パンツ(サザビーリーグ〈カレント エリオット〉)、ピアス・ペンダント・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(J&M デヴィッドソン青山店)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』、2018年

アンゴラファーのジレを主役にしたリッチカジュアル。濃紺のカシミヤシルクニットとインディゴデニムは、色でグレージュを引き締めるのはもちろん、タイトなシルエットに仕上げると、ジレのボリューム感が際立ちリュクスな雰囲気が高まります。配色センスで魅せるデニムカジュアルの最新流儀でおしゃれ上級者を目指しましょう。

【27】カシミヤ100%タートルニット×ストール

カシミア100%タートルニット×ストール
タートルニット(ブラミンク)、ストール(オルドス ファッション ジャパン〈オルドス〉)、時計(ヴァシュロン・コンスタンタン)、リング・ピアス(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/石倉和夫 BY:『Precious11月号』、2017年

日常を豊かに彩るきれいめカジュアルは小物使いで見違えます! タートルニットは休日の黒タートルとして愛用したい、ミドルゲージのリブタイプ。素材は、なめらかなカシミヤ100%。ネック部分の適度なボリューム感、ゆとりをもたせたボックスシルエットが、今どき感満載です。黒タートルニットと相性のいいキャメル色のカシミヤストールをまとうだけで、瞬時にリッチ&カジュアルが完成します。

カシミヤニットセーターブランド


【1】マックスマーラのカシミヤタートルネックニット

ほのかな透け感が色香を醸す大人好みのひと技シンプル
ニット(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/宗髙聡子・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious12月号』、2017年

着こなしの基本となるシンプルニットこそ旬にこだわる。それが、「シック」を知る大人の女性の流儀です。カシミヤにしてほのかな透け感のあるタートルネックニットは、上品な透け感が着こなしに繊細な美しさを演出。ボトムインしてもラインが響きにくい、つかず離れずのシルエットも大人にうれしいポイントです。シアーなニットの風合いと色合いを損なわないように、それぞれになめらかな肌触りの同色キャミソール付き。ブリックレッド、キャメル、ダークグレー…と旬の気分を満たす色展開です。

【2】ヴァレンティノ ロックスタッズ アンタイトルドのカシミヤニット

攻めの姿勢で選ぶ、ひねりをきかせた個性派のカシミア&ファー
ヴァレンティノのニット・デニム・ヴァレンティノ ガラヴァーニのファーバッグ[縦24×横28.5×マチ14㎝](ヴァレンティノ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』、2017年

日々のワードローブに活躍するベーシックアイテムで構成する特別なコレクション「ヴァレンティノ ロックスタッズ アンタイトルド」のカシミヤニットは、スタッズでアイコニックな煌きを添えたデザインです。日帰り旅行にも便利なサイズ感と機能性を備えたバッグ「ジョイロック」は、マルチカラーのミンクファーバッグを選んで、非日常の旅スタイルを存分に楽しみたい。

【3】セリーヌのオーバーサイズのクロップドカシミヤニット

オーバーサイズのクロップドカシミアニット
ニット(セリーヌ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』、2017年

太めの3ゲージカシミヤで編まれたニットは、全身がすっぽりと包まれるような豊かな風合いが魅力。体を入れるとふんわり立体的なシルエットが形づくられ、テクニックなく着こなしがサマになります。バック丈がやや長めになった設計もおしゃれです。

【4】プラダの純白のタートルネックカシミヤニット

プラダで買うならクリーンホワイトのタートルネックカシミアニット
ニット(プラダ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』、2017年

着る人をたおやかに輝かせる純白のカシミヤニットは、ボディシルエットを拾いやすいハイゲージよりもミドルゲージが断然おすすめ。しなやかでありながらリブ部分はぎゅっと目が詰まった固めのつくりで、フェースラインや手首を華奢に見せる効果を期待できます。

【5】ディオールのまろやかキャメルのロングカシミヤニット

ディオールのまろやかキャメルのロングカシミヤニット
ニット(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』、2017年

思わず頬ずりしたくなるようなふんわり感がたまらない! ゆったりしたシルエットながら、縦にリブが走ることでフラットにならず、すっきりまとまります。

カシミヤコートコーデ


【1】カシミヤコート×ブラウス×パンツ

コート(三喜商事〈バンフォード〉)、ブラウス(キートン)、パンツ(三喜商事〈アルト〉)、ネックレス(マルコ・ビチェゴ ジャパン)、バッグ(ピーチ〈ロウナー ロンドン〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/宮本直孝 BY:『Precious4月号』小学館、2018年
コート(三喜商事〈バンフォード〉)、ブラウス(キートン)、パンツ(三喜商事〈アルト〉)、ネックレス(マルコ・ビチェゴ ジャパン)、バッグ(ピーチ〈ロウナー ロンドン〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/宮本直孝 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

イギリスのライフスタイルブランドバンフォードにとって、カシミアは最も大切にしている天然素材。すそがふわりと風に舞うほどに軽やかなカシミアを使ったコートは、布地の美しさをシンプルに生かした、洗練されたシルエットに魅了されます。さらに、日の光をそのまま表現したかのような色使い。透明感のあるベージュからは、癒やされるような温かみが伝わってきます。オーガニックな環境に根ざした優しい生活こそ、本当のラグジュアリーという信条をもつブランドらしい、コンフォタブルな名品コートです。

【2】カシミヤコート×ニット×パンツ

マント・ニット・パンツ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
マント・ニット・パンツ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

女性ならだれもが心惹かれる、淡く、優しいパウダーピンク。濁りのないクリアな発色は、クオリティの高いカシミアを用いているから表現できること。しっとりと肌になじむ一枚仕立てのカシミアマントは、まさに幸福感に包まれるための一枚。

【3】カシミヤコート×ニット×スカート

コート・スカート・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈エス マックスマーラ〉)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
コート・スカート・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈エス マックスマーラ〉)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

クリーミーなサンドベージュのカシミアコートは、襟元のグレージュファーが洗練の決定打! 個性の強いヒョウ柄さえ、グレージュトーンで、こんなにさりげなく着こなせる。青みが強めのグレージュバッグを投入すれば、より表情が引き締まって。

【4】カシミヤコート×ニット×スカート

ウールカシミアのコート(ストラスブルゴ〈マンツォーニ24〉)、ニット(三喜商事〈アリュード〉)、スカート (アオイ〈ポール カ〉)、ペンダント・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、手袋(エリオポール代官山〈ガラ グローブ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ウールカシミアのコート(ストラスブルゴ〈マンツォーニ24〉)、ニット(三喜商事〈アリュード〉)、スカート (アオイ〈ポール カ〉)、ペンダント・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、手袋(エリオポール代官山〈ガラ グローブ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

淡グレージュのコートは、上品だけれどコンサバティブに収まりがち。グレージュの延長線にあるグレー×キャメルという人気配色でメリハリを。

【5】カシミヤコート×ニット×パンツ×ストール

コート(トラデュイール)・ニット(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)ストール(エルメスジャポン)、バッグ・ストラップ(トッズ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious11月号』小学館、2018年
コート(トラデュイール)・ニット(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)ストール(エルメスジャポン)、バッグ・ストラップ(トッズ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

大人の上質な日常服を提案するトラデュイールのつくるチェスターコートは、ドロップショルダーやコクーンシルエットのモダンな味付けが魅力。カシミアの薄軽ダブルフェース生地だから、はおりもの感覚で着こなせる。合わせる装いを選ばない上品なダークネイビーのきれいめミモレ丈コート。

【6】カシミヤコート×ニット×ワイドパンツ

コート・ニット・パンツ・バッグ(ザ・ロウ・ジャパン)、ピアス・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious11月号』小学館、2018年
コート・ニット・パンツ・バッグ(ザ・ロウ・ジャパン)、ピアス・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

顔周りをすっきりとシャープに見せるネックラインと、包み込むようなシルエットが着物を思わせるラップコート。カシミアのダブルフェース素材が体になじみ、軽くはおるだけで、たおやかな女性らしさを演出。ビッグポケットの中には、実用性を考えた、小さめの隠れポケットが備わっている。コクのあるキャメルになじむ、ブラウン系のトーンでまとめてシックに。ニットの柔和な白で抜け感をつくって、軽快に仕上げて。

【7】カシミヤコート×ニット×パンツ×ストール

和光のコート・ニット・ピアス・M-filのパンツ・ベグ アンドコーのストール・ジョルジュ・モランのグローブ・マウロ・ゴベルナのバッグ(和光) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年
和光のコート・ニット・ピアス・M-filのパンツ・ベグ アンドコーのストール・ジョルジュ・モランのグローブ・マウロ・ゴベルナのバッグ(和光) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

今シーズントレンドのチェック柄を配したウールカシミアのコート。コート以外をオールブラックでまとめ、チェック柄を際立たせて仕上げれば、辛口の女性らしさが引き立って。アクティブかつヘルシーな雰囲気が漂うコートだから、切れのいい細身のパンツが似合う。

【8】カシミヤコート×ニット×ワイドパンツ×マフラー

リバーシブルコート・カシミアニット・パンツ・カシミアストール・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、スーツケース/私物 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年
リバーシブルコート・カシミアニット・パンツ・カシミアストール・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、スーツケース/私物 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

至福の肌触りに酔いしれるベビーカシミアを、リバーシブル仕立てにしたニットガーメントのコート。ロング丈なのに驚くほど軽い着心地と抜群の暖かさで、冬旅に最適な一着に。ホテルにチェックインするときも、スポーツウエアよりもこうしたエレガンスを感じさせるアウターが理想的。コバルトブルーにオレンジを効かせた鮮やかな配色が、知的な華やぎを印象づけて。

【9】カシミヤコート×ニット×パンツ

コート(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、ニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)パンツ(yoshie inaba)ピアス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、スカーフ(マッキントッシュ青山店〈マッキントッシュ〉)、グローブ(ヴァルカナイズ・ロンドン〈デンツ〉)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、ニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)パンツ(yoshie inaba)ピアス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、スカーフ(マッキントッシュ青山店〈マッキントッシュ〉)、グローブ(ヴァルカナイズ・ロンドン〈デンツ〉)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

極上のカシミア素材のコートは、クラシカルな品格が漂いながらもドルマンスリーブで快適なところも魅力。

【10】カシミヤコート×ニット

コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(ブラミンク)、ピアス・ペンダント(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、グローブ(真下商事〈デンツ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(ブラミンク)、ピアス・ペンダント(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、グローブ(真下商事〈デンツ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

花街の情緒を残す街から老舗の小料理屋へと足を延ばす日なら、大人の愛らしさが漂うピンクのカシミアコートを選択。定番チェスターの襟を大きめにして新たなバランスに仕立てたコートは、すっきりとしたシルエット。

【11】カシミヤコート×ニット×パンツ×ストール

 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

温泉地で心身共にリラックスする旅での服装を想定した、クリーミーな配色使いのスタイリング。ザ ロウのコートは艶のあるカシミヤが美しく、軽やかなのに温もり感も抜群で、そでを通すたびに幸せな気分に。コートに存在感があるので、インはバンフォード のカシミヤニットとフレームデニムのボトムを選び、シンプルに徹して。

ボッテガ・ヴェネタのトートバッグ『カバ』や、エルメスのカシミヤストールなど小物も白でそろえて、週末旅にふさわしい、どこか余裕のあるウィンタースタイルを楽しみます。チャーチのサイドゴアブーツで足元も快適に。

【12】カシミヤコート×ニット×スカート

コート(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ニット(トラデュイール)、スカート(Vince 表参道店)、ピアス・リング(松下トレーディング〈アデリーヌ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
コート(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ニット(トラデュイール)、スカート(Vince 表参道店)、ピアス・リング(松下トレーディング〈アデリーヌ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

「なんだか素敵!」の秘密は、たっぷりとした分量感のベージュのカシミアコートとアシメトリーなシルエットの黒の光沢スカート。動きのあるアイテムが軽やかさを生み、大人の女性をいきいきと華やいだ印象に見せてくれる。

【13】カシミヤコート×シャツ×ワイドパンツ

カシミアウールのコート・シャツ・パンツ・ベルト(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス(ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店〈アイアム バイ イレアナ・マクリ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2019年
カシミアウールのコート・シャツ・パンツ・ベルト(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス(ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店〈アイアム バイ イレアナ・マクリ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2019年

上質の天然素材で知られるブランドならではの春トレンチ。シャツのように薄く艶やかな織地で、今どきのビッグシルエットが風に舞うように爽やかな印象を刻んで。

【14】カシミヤコート×ニット×パンツ

カシミアコート×ニット×パンツ
カシミヤのコート・カシミヤのタートルニット・パンツ(コロネット〈ザ ロウ〉)、バッグ(ブルガリ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

冬の陽光に映えるやわらかな洗練ベージュのカシミヤコート。ダブルフェースカシミヤで、今年らしい、ゆったりとしたシルエットが楽しめます。畝を際立たせた上質な織り地だから、冬の陽差しにかすかな陰影が浮かび上がり、ベーシックカラーが表情豊かに。フードカラーの立ち具合もマニッシュで、凛としたかっこよさを伝えてくれます。

【15】カシミヤコート×カットソー×パンツ

カシミアコート×カットソー×パンツ
カシミヤのコート・ハイネックのカットソー・パンツ・バッグ・ブローチ(ブルネロ クチネリ ジャパン)、ピアス・リング・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

端正なチェスターコートはカーキのカシミヤで上質なこなれ感をまとって。キャリアの冬アウターとして欠かせないカシミヤのチェスターコートも、オフショルダーのややリラックス感のあるフォルムにアップデートしましょう。ニットのように軽くしなやかなカシミヤ素材なので、細身ながら、絶妙なメリハリのある美シルエットに。新たなベーシックカラーのカーキも、上品な質感で、くだけすぎない印象になります。

【16】カシミヤコート×ニット×ジレ×パンツ

カシミアコート×ニット×ジレ×パンツ
コート・前身ごろとフードにビーバーファーの付いたポリエステル素材のリバーシブルジレ・タートルニット・パンツ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、バッグ・スカーフ(ピエール アルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

ノーカラーコートにファーをのぞかせてスポーティーな表情をプラス。ストールやフードが映えるノーカラーのカシミヤコートは、華やかな演出がしやすく、色も知的なネイビーで、オン・オフともに万能なアウターです。軽やかなダブルフェース素材なので、特に寒い日は中にファージレを重ねて、暖かさとともに洗練度もアップさせて。

【17】カシミヤファーコート×ニット×パンツ

カシミアファーコート×ニット×パンツ
ファー付きダブルフェースカシミヤのコート・カシミヤのニット・パンツ・ピアス・バッグ(フェンディ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

白ニットにバニラ色のファーのカシミヤコートを合わせたコーディネート。カシミヤコートのバニラ色のニュアンスが、贅沢素材のもつ幸福感を女らしく後押し! 無意識のうちに撫でてしまう、フォックスファーのふわふわ、すべすべの肌触り、そしてとろけるようなカシミヤ。極上素材同士の組み合わせが、はおるたびにこのうえない高揚感をもたらしてくれます。上品なバニラグラデーションの装いは、ピュアな白パンツでクリアに。そしてグレージュのバッグでシャープさも添えると、格上のスタイルが完成します。

【18】カシミヤノーカラーコート×ニット×パンツ

カシミアノーカラーコート×ニット×パンツ
ノーカラーコート・タートルニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、グローブ(キートン)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

冬の街に優しく映えるスモーキーな大人のピンクが、カシミヤのショートコートとニットを優しく彩ります。オフショルダーでゆったりとしたシルエットが優雅なコートは、便利なダブルジップと、かわいいファートリミングが付いていて、リッチなカジュアル感が楽しめる一着。

【19】カシミヤファーコート×ブラウス×パンツ

カシミアファーコート×ブラウス×パンツ
ロシアンセーブルのファー付きカシミヤコート(CHIE IMAI)、ブラウス(Theory luxe)、パンツ(オールウェイズ〈ナンバー エム〉)、ペンダントトップ・チェーン(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、バッグ(マルベリージャパン)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』、2017年

淡いきれい色に使われる上質カシミヤ特有のなめらかな肌触りを、ふっくらとしたファーの感触とともに贅沢に味わえる至福のコート。この美しい色だしを生かすのは、オフホワイトの服を合わせるのがベストです。

【20】カシミヤコート×カットソー×ジレ×パンツ

カシミアコート×カットソー×ジレ×パンツ
カシミヤコート(ebure)、ムートンファージレ(プレインピープル丸の内〈プレインピープル〉)、カットソー(プチバトー)、デニム(サザビーリーグ〈マザー〉)、リング(TASAKI)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious12月号』、2017年

コート下にジレをのぞかせた鮮度の高い装いを、カシミヤとファーの異素材ミックスでラグジュアリーに。ボトムと小物は黒で引き締めて、シャープ感をプラスして。

【21】カシミヤコート×ブラウス×パンツ×スカーフ

カシミアコート×ブラウス×パンツ×スカーフ
パンツ(コロネット〈グレイジェイソン ウー〉)、コート(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ブラウス(ヴァルカナイズ・ロンドン〈ゴート〉)、スカーフ(エルメスジャポン)、ピアス・リング(マルコ・ビチェゴ ジャパン〈マルコ・ビチェゴ〉)、バッグ(オンワードグローバルファッション〈マルベリー〉)、靴(ファビオ ルスコーニ六本木店〈ファビオ ルスコーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』、2017年

パンツは落ち感のあるシルキーな素材ながら、センタープレス入りできりっとした雰囲気も演出。カシミヤのダブルフェースコートを軽やかにはおり、インを白にすれば表情も華やかになります。シンプルに徹した上下黒のノーブルな着こなしに、最後はスカーフで華を添えて。

【22】カシミヤ100%コート×タートルニット

カシミア100%コート×タートルニット
コート・タートルニット(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』、2017年

淡いベビーピンク×まろやかなグレーのツートーン。今にもなじんでしまいそうな絶妙な色使いを、リバーシブルコートとして昇華させた、ロロ・ピアーナの自信がうかがえる逸品。素材は、水分を含んでいるかのようにしっとりとした肌触りのベビーカシミヤ100%素材です。フェイスラインをすっきりと見せるスタンドカラーや、ゆったりとしたキモノスリーブなど、細部にまで気品を感じさせます。

カシミヤコートブランド


【1】ディオールの「女優コート」決定版

まとった瞬間、美しさに自信がもてる「女優コート」の決定版
コート(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/宗髙聡子・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious12月号』、2017年

この冬、最旬エレガンスの頂点を教えてくれるのが、ディオールのブラックコートです。素材は、リッチな厚みのある漆黒のダブルフェースカシミヤ。それを惜しげもなく使って表現したシルエットの、優雅な躍動感にうっとり…。揺るぎない気品を感じさせながらも、ウエストベルトをフロントで折り返してボタンで留めた、ローブのようにはおるデザインが今らしい。インに合わせるアイテムとのレイヤードで魅せる新鮮なコートスタイルを楽しめるのです。2枚のカシミヤを丹念に縫い合わせた、ハリとドレープ性のあるダブルフェース素材。折り返したフロントのベルトやロールアップされたそで口がこなれたエレガンスを演出します。

【2】マックスマーラのダブルフェース仕立てケープ

マックスマーラ?のダブルフェース仕立てケープ
コート(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』、2017年

手縫いで2枚の生地を縫い合わせる、マックスマーラ伝統の手法「ドッピオ・アプリービレ」によるダブルフェースを使用。バージンウールとシルク、カシミヤの上質なブレンド生地がつくる美しいドレープに魅了されます。

カシミヤの洗濯について


やさしい手洗いでカシミヤ本来の風合いを引き出す

大判カシミアストール×ニット×ワイドパンツ

カシミヤなどの天然繊維は、手洗いで風合いが増すことをご存じですか? カシミヤ繊維は水分を吸収することで、なめらかで目の詰まった状態を取り戻します。ドライクリーニング表示でも、正しい方法をマスターすれば、自宅で洗えるものがほとんどです。

むしろドライクリーニングだけでは、汗などの汚れが蓄積されるうえ、繊維が乾燥して糸がゆるんでしまうことも。頻度は、数回着用したら洗うくらいが適当です。

優しく押し洗いし、風通しのいい室内で平干しがおすすめです

やさしく押し洗いし、風通しのいい室内で平干しがおすすめです

手洗いの方法は意外と簡単。シンクなどに1.5~10Lの水を貯め、中性洗剤を入れてかき混ぜます。人肌以上の温度は繊維が開いて縮みの原因になるため、水温は30℃くらいが目安です。

裏返したカシミヤ製品をネットに入れて、20分ほどつけ置いたあと、ていねいに押し洗いします。その後.軽く絞り、ネットのまま洗濯機で10秒ほど脱水します。

やさしく押し洗いし、風通しのいい室内で平干しがおすすめです

手脱水後には、吸水性に優れたタオルの上に広げ、タオルでくるくる巻いて余分な水分をとります。それから、乾いたタオルの上、または専用の乾燥ラックなどに平らに広げて、じっくり自然乾燥させます。直射日光や、暖房、乾燥機は避けてくださいね。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。