フライが誕生したのは1962年。戦後のヨーロッパで続いていた質素倹約ムードが終わりを告げ、新しいスタイルが台頭してきた時期でもある。華やかな柄や色が推奨され、やがては1960年代後半へのピーコック革命へと繋がっていくのだが、此度、そんなフライから届けられたシャツからは、当時のそんな空気を感じる。

希少生地&旧ロゴから漂うスペシャリティ!

フライが誂えた特別なアーカイブシャツ

¥62,000(ストラスブルゴ〈フライ〉)
¥62,000(ストラスブルゴ〈フライ〉)
¥62,000(ストラスブルゴ〈フライ〉)
¥62,000(ストラスブルゴ〈フライ〉)

 フライが新たなに発表したシャツは、豊富なアーカイブの中から選りすぐった生地で仕立てられたものだ。使用したのは主に1960〜’70年代の生地。するりと袖を通すことのできる滑らかなタッチが印象的なヴィンテージシルク100%だ。しかも、タグにはローマン体の書体で記された現行のロゴではなく、流れるような筆記体の昔のロゴを復刻させるというこだわりようである。

復刻したフライのロゴ

現行モデルのロゴではなく、創業当時の復刻されたロゴ
現行モデルのロゴではなく、創業当時の復刻されたロゴ

 ひと度纏えば、単なる懐古主義のアイテムではないことがよく分かるだろう。それは、フィッティングを同社の現行品に倣って仕上げていることからも合点がいく。しかも、メゾンブランドの多くがアンチミニマルなコレクションを発表する昨今である。この手のデザインシャツは、なるほど今の時代にもよくマッチしそうだ。写真で紹介したシャツの他に柄や素材が違うものを複数展開。どれも数量限定のためお早めに。

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※価格はすべて税抜です。

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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PHOTO :
西山輝彦
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
菊池 亮