「大袈裟」ってなんと読む?「おおかしゃ」ではありません。知っている言葉です!

明日、2月9日『大福の日』です。これは「2(ふ)9(く)」の語呂合わせで、「和菓子の代表的な商品の『大福』の記念日を制定することで、小売業での和菓子の販売促進企画を進める」ことを目的とした記念日です。昨今では「和菓子離れ」という言葉も出ており、スイーツといえば洋菓子、というイメージの方も多いようですが、日本の伝統的な文化でもある和菓子を、この機に見直してみてはいかがでしょうか? 大福のような「ふだんのおやつ」的な和菓子も素朴な良さがございますし、日本の四季のうつろいを表現した風情のある和菓子や、「こんな商品が出ているのね!」と驚くような画期的な和菓子などなど、新たな発見に出会えるかもしれません。

ということで本日は「大」「福」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「大袈裟」ってなんと読む?

「大袈裟」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「物事を実質以上に誇張するさま」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「大袈裟かもしれないけれど、気に入った菓子との出会いって、運命なのよ!」

読み仮名4文字です。
読み仮名4文字です。
 

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 大袈裟(おおげさ)です。

 

正解できましたか?

「大袈裟(おおげさ)」「袈裟(けさ)」は、「僧侶の着る法衣」のことで、この言葉は近年ではほとんど「物事を実質以上に誇張するさま」という意味で使用されますが、もともと「大きな袈裟(けさ)」「刀などで、袈裟掛け(けさがけ=肩からななめに)に人を切ること」などの意味でも使用されていました。「誇張」や「必要以上に大きい」という意味で使用されるようになったのは近年だとされており、古来「大それた」「大胆な」という意味で使用されてきた「大気さ(おほげさ)」という言葉と、「大袈裟」の表記が、近年になって結びついたもの、という説が有力です。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「福い」ってなんと読む?

「福い」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「しあわせ。幸福」を意味する言葉です。

<使用例>

「おいしいお菓子を頂くと、日々の福いをかみしめているような気分になるの」

「○○○い」。
「○○○い」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 福い(さいわい) です。

「福」の訓読みです。

「幸い(さいわい)」と表記することが一般的ですが、「福い(さいわい)」と書いても正解です。「福」という字を使うとポジティブなイメージが増す気がしますね。手紙やメールなどで、「さいわい」という言葉を強調したいときなど、この表記にルビをふって…という使い方も素敵ですね。

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本日は、2月9日『大福の日』にちなんで、「大」「福」という字の入った日本語から、 

・大袈裟(おおげさ)

・福い(さいわい)

の読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『語源由来辞典』(株式会社ルックバイス)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱