仕事シーンのベーシックアイテムとして、キャリアウーマンのワードローブに必ずあるのが王道の「ブラックパンプス」。今回は、海外のお洒落なマダムたちの着こなしから、「デニム」と合わせて着崩す、上級者なアレンジテクニックをご紹介します。

抜け感のある「デニム×黒パンプス」の着崩しテクニック

■女性らしさ香る「ドレスシャツ」スタイル

パンプス_1,デニム_1
 女性らしい「抜け感」バランスを意識

「デニムと合わせるとカジュアル感が強くなるのでは!?」と懸念される人も多いと思いますが、そんなときに参考にしたいのが、デニムでもエレガントさが際立つジェナ・ライオンズ(Jenna Lyons)の着こなしテクニックです。

ベーシックなジャケットには、エレガントなドレスシャツを選出。ジャケットからシャツの袖を長めに出したり、肌写りのよいゴールドのアクセサリーをさりげなくのぞかせるなど、女性らしさを香らせる「抜け感」を意識的に取り入れています。くるぶし丈のダメージデニムを合わせることで、上級者ならではの外しスパイスも。黒パンプスは素足が美しく見える華奢なデザインが、ベストフィットしそうです。

■ストリートテイストで遊ぶ「Tシャツ」スタイル

パンプス_2,デニム_2
品格あるサイズ選びがポイント

定番をトレンド感あるストリートテイストにアレンジするなら、サラ・ハリス(Sarah Harris)の着こなしを盗みましょう。デニムはワイドタイプを選ぶとカジュアル過ぎてしまう可能性が高いので、彼女のようにストレートタイプを選ぶのが正解。そしてジャケットは、お尻が隠れるくらいを目安に、少し長めにするのが美脚へと導く好バランスポイントです。

正統派なジャケットとカジュアルなロゴTシャツを合わせた「ギャップ」のあるスタイリングを、レディーに仕立ててくれるのが「靴」の存在。ここでは、あえてドレッシーなムードある、レース素材の黒パンプスを選ぶことで、上品さを醸し出しています。

今回は、スタンダードなオフィススタイルを「デニム」で着崩すテクニックを紐解きました。本来、セットアップのスカートやパンツを合わせることで、王道のジャケットスタイルが完成するところを、あえて遊ぶ。その余裕あるスタイリングテクニックのポイントは、どこかに女らしさを残すことにあります。オシャレ上級者の海外セレブの着こなしを参考に、定番の黒パンプススタイルのアレンジを楽しんでみてください。

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Getty Images
EDIT&WRITING :
石原あや乃