世界中の名だたるダンディたちを魅了してきた、生地の宝石と呼ばれるイタリアの「カルロ・リーバ」の希少な生地。生産量が非常に少なく、あくまでも品質にこだわるメーカーだ。大量生産の時代において今もなお、昔ながらの織機を使った生産を守り続けている。

カルロ・リーバの生地で仕立てた白シャツ

「アルテ」オリジナルブランド「エスクリーノ」

¥98,000※オーダー参考価格(一部ハンド仕上げ)(アルテ 平和工房)
¥98,000※オーダー参考価格(一部ハンド仕上げ)(アルテ 平和工房)

 そんな「カルロ・リーバ」の生地を使って誂えたシャツがこれだ。イタリア・ナポリ仕様のディテールを持つが、仕立ては精緻なメイドインジャパンにこだわり、裁断から縫製すべてを日本の熟練職人がひとりで仕立てている。

  • ガンレットボタンの位置をカフス寄りにつけることで、カフスボタンを外しても、そで口の形がくずれないよう工夫してつくられている。
  • 「アルテ」のオリジナルブランド「エスクリーノ」と「カルロ・リーバ」のタグ。このタグが世界最高峰の生地の証。

 また、このシャツはハンドとミシンを使い分けることにより、生地の性質や着心地を最大限に引き出している。シャツの形を決める5か所(台襟ウラ、肩ヨーク、アームホール、前立て、かんぬき留め)はハンド仕上げに、ほかの部分をミシンで縫うことで、高い耐久性を持ちつつ、やわらかな着心地が生まれるのだ。また、シャツの襟先は縫い代が2ミリ程度しかなく、縫製の高い技術力がうかがえる。

 手にしたときの肌触りや、着た際のシャツに優しく包まれる感覚を体験してもらいたい。

※価格は税抜です。※2017年夏号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2017年夏号 世界最高峰の生地「カルロ・リーバ」で誂えた白シャツを見よ
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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クレジット :
撮影/小寺浩之(ノーチラス) スタイリスト/大西陽一(RESPECT) 構成/編集部
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