透け感なくして、2018年春のおしゃれは語れません!

世界4都市でコレクションを取材し続けるファッション・ジャーナリスト 藤岡篤子さん。2018年春のトレンドで、私的に取り入れたいトレンド&アイテムは?

「やはり透け感は今季、ハズせない筆頭項目です。なかでもマックスマーラのこちらのコートは、トレンド要素がいくつも詰まった理想形。品のよい透け感、フェミニンな小花柄に、大人にふさわしいエレガンスが備わった秀逸さも惚れ込んだ理由です。トレンチコートというベーシックなアイテムだから、手もちのアイテムとも合わせやすく、重宝しそう」(藤岡さん)

すりガラスを通して見るように繊細なシルクオーガンザを使用。都会にたくましく咲く野花をイメージした、はかなげなフラワープリントも上品な印象に。コート¥317,000(マックスマーラジャパン〈マックスマーラ〉) [Precious3月号112ページ] 
すりガラスを通して見るように繊細なシルクオーガンザを使用。都会にたくましく咲く野花をイメージした、はかなげなフラワープリントも上品な印象に。コート¥317,000(マックスマーラジャパン〈マックスマーラ〉) [Precious3月号112ページ] 
  • 【こう取り入れます】「コートの下に合わせたいのは、小花柄が生える白いVネックのニットと、タイトスカート。手持ちのベーシックアイテムも、コートをまとうことで今年らしく刷新。愛らしいターコイズブルーのバッグがポイントです」
  • 【透けアイテムでもこれは見送り】PVC素材のアウター「同じ透け感でもPVC素材の洋服はクリアすぎるので、インナー選びも難度高し。チュールの上品な透け感に比べて、カジュアル度も高いので大人世代は見送りかしら」

※掲載した商品は税抜です。

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この記事の執筆者
TEXT :
藤岡篤子さん ファッションジャーナリスト
BY :
『Precious3月号』小学館、2018年
1987年、ザ・ウールマーク・カンパニー婦人服ディレクターとしてジャパンウールコレクションをプロデュース。退任後パリ、ミラノ、ロンドン、マドリードなど世界のコレクションを取材開始。朝日、毎日、日経など新聞でコレクション情報を掲載。女性誌にもソーシャライツやブランドストーリーなどを連載。毎シーズン2回開催するコレクショントレンドセミナーは、日本最大の来場者数を誇る。好きなもの:ワンピースドレス、タイトスカート、映画『男と女』のアナーク・エーメ、映画『ワイルドバンチ』のウォーレン・オーツ、村上春樹、須賀敦子、山田詠美、トム・フォード、沢木耕太郎の映画評論、アーネスト・ヘミングウエイの『エデンの園』、フランソワーズ ・サガン、キース・リチャーズ、ミウッチャ・プラダ、シャンパン、ワインは“ジンファンデル”、福島屋、自転車、海沿いの家、犬、パリ、ロンドンのウェイトローズ(スーパー)
PHOTO :
宗髙聡子(パイルドライバー)
STYLIST :
望月律子(kind)
ILLUSTRATION :
谷本ヨーコ
EDIT&WRITING :
土橋育子、小林桐子(Precious)