テーラードジャケットを使ったコーディネートをまとめました。インナーやボトムスの合わせ方でがらりと印象変わるテーラードジャケットの着こなし見本集。

【目次】

白のテーラードジャケットでつくるコーデ


白のテーラードジャケット×ネイビーのパンツ

白のテーラードジャケット×ネイビーのパンツ
ジャケット(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ニット(エンフォルド)、パンツ(Theory luxe)、ストール(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ベルト(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND〉)、サングラス(バーバリー アイウェア)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

成熟した女性のジャケットスタイルは、一歩間違えると相手を圧倒してしまう威圧感が悩みの種。むしろ女らしさを意識したほうが好印象を与えます。しなやかなラインをつくるよう、ジャケットもボトムも、とろみのある素材や、流れるようなシルエットを選ぶと効果的。足元は女度を上げるヒールがお約束です。ジャケットは、襟元から前立てにかけて、黒×白のステッチがアクセントになった端正な一着。レーヨン混のとろみのある生地と、サイドスリットのおかげで軽快な着心地がかないます。

クリスチャン ディオールのジャケット×チュールのスカート

クリスチャン ディオールのジャケット×チュールのスカート
ジャケット・Tシャツ・スカート・ネックレス(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

Tシャツをインに合わせ、美しいシェイプのジャケットをオープンに。軽やかなチュールのスカートを合わせた着こなしは、「ニュー ルック」の新解釈です。カジュアルな遊び心で表現したかしこまらないエレガンスは、まさに今の気分! これこそが、女性の精神性をリアルにとらえたマリア・グラツィア・キウリの視点です。

白のテーラードジャケット×黒のタイトスカート

白のテーラードジャケット×黒のタイトスカート
ジャケット(三喜商事〈イレブンティ〉)、インナー(三喜商事〈イレブンティ〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ハイアリン〉)、和光のポケットチーフ・ネックレス・メゾン ルーバスのバングル(和光)、バッグ(ビームス ハウス 丸の内〈エマニュエラ ペトロガリ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

メンズのテーラリング技術を取り入れたしなやかな着心地が魅力のジャケット。織り模様で表情豊かに仕上げたコットン素材で知性あふれるジャケットスタイルに。

ジャケット×ワンピースのオールホワイトコーデ

ジャケット×ワンピースのオールホワイトコーデ
ジャケット・ワンピース・ベルト・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

まとうだけで絵になるオールホワイトのコーディネート。細身のコットンワンピースは、スカートの裾のレースアップのディテールがアクセントに。ビッグシルエットの麻ジャケットを軽やかにはおって、どこまでも辛口のかっこよさが際立ったスタイリングを完成させましょう。

グレーのテーラードジャケットでつくるコーデ


ブルネロ クチネリのジャケット×ブラウス×スカート

ブルネロ クチネリのジャケット×ブラウス×スカート
ジャケット・ブラウス・スカート・バッグ・靴(ブルネロ クチネリ ジャパン)、ピアス( フレッド) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

着丈はヒップラインを覆う72㎝のジャケット。ダブルブレストの本格サルトリアルジャケットながら、スパンコールで描かれたウィンドーペンやコットンリネンのさらっとした着心地がジャケット特有の堅さを払拭してくれます。メンズライクなロングジャケット×とろみスカートの新鮮なコンビネーションの足元は、ヒールで女らしくまとめるのが正解です。

ツイード地テーラードジャケット×パンツのメンズライクコーデ

ツイード地テーラードジャケット×パンツのメンズライクコーデ
ジャケット(トム ブラウン 青山)、ニット(サザビーリーグ〈エキップモン〉)、パンツ(三喜商事〈アルト〉)、ストール(チェルキ〈カングラ〉)、ブレスレット(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、時計(パテックフィリップ ジャパン)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

やや長めの着丈のオーバーシルエットに、足首まできゅっと強調するスティックパンツの組み合わせは、今シーズンの最強コンビ! フォルムが上品なぶん、素材やきれい色を取り入れれば、おしゃれの幅もぐんと広がります。アウターはツイード地が華やかなテーラード。袖ぐり、ラペル幅が細身のため、着てみると想像以上にスマートです。

チャコールグレーのジャケット×ボウブラウス×パンツ

チャコールグレーのジャケット×ボウブラウス×パンツ
ジャケット・ボウにボールチェーンの付いたノースリーブのブラウス・パンツ・バッグ(ブルネロ クチネリ ジャパン)、ピアス(ウノアエレジャパン)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

コンパクトなチャコールグレーのジャージージャケットは、胸ポケットの縁どりに繊細なボールチェーンがあしらわれ、大人のゆとりを印象づける、こなれた一着。チノ風のベージュパンツでマニッシュに装いながら、ボウブラウスで甘さを添えましょう。

ライトグレーのジャケット×グリーンのスカート

ライトグレーのジャケット×グリーンのスカート
ライトグレーのジャケット(クルチアーニ銀座店)、ネイビーのVネック半袖コットントップス(コロネット〈アバティ〉)、グリーンのフレアスカート(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、ピアス・ネックレスチャーム・ネックレスチェーン(ウノアエレ ジャパン)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

ミラノリブジャケットは、程よい地厚加減によるサポート力と、ニットの軽やかさが相まって、気負わない今の気分にぴったり。短め丈に、春色のふんわりスカートがバランスよく映えます。

ネイビーのテーラードジャケットでつくるコーデ


ダブルボタンジャケット×オフホワイトのワイドパンツ

ダブルボタンジャケット×オフホワイトのワイドパンツ
ジャケット(三喜商事〈ストラネス〉)、ニット(三喜商事〈バンフォード〉)、パンツ(VINCE 表参道店)、ネックレス( シャンテクレール東京店)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(ユナイテッドアローズ 銀座店〈ユナイテッドアローズ〉) 撮影/水田学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

前身ごろの縦シーム、ビッグポケット、高めの位置に配されたダブルボタンなど、スタイルアップのための工夫が随所に散りばめられたジャケット。イタリア産のコットン混ナイロン生地は、しなやかでストレッチ性の高い着心地が魅力です。とろみのあるオフ白のワイドボトムが軽快さをもたらしてくれます。

ネイビーのタキシード風ジャケット×カットソー×パンツ

ネイビーのタキシード風ジャケット×カットソー×パンツ
パンツ(オンワード樫山〈ジョゼフ〉)、ジャケット(コロネット〈ボリオリ〉)、カットソー(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉)、ネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、時計(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン・ゼニス)、バッグ(アニヤ・ハインドマーチ ジャパン)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

主役のパンツは、レーヨン×コットン混の緻密に織られたストレッチ素材。程よいテーパードラインに、発色のいい黒が上品です。黒で統一したトップス&パンツに、深いネイビーのタキシード風ジャケットを肩がけ!男前なジャケットスタイルに、ロングパールとパテントローファーでパリジェンヌのような小粋さを演出しましょう。

ジャケット×Vネックニット×白のタイトスカート

ジャケット×Vネックニット×白のタイトスカート
ジャケット(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、ネイビーのVニット(三喜商事〈アリュード〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ザ ハイアリン〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、ネックレス(チェルキ〈ルーナ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

タイトスカートでシャープな女らしさを。ネイビー×ブルーはこの春、知的なキャリアにおすすめの配色です。ウォーミーなスエード素材なら、着こなしが一気にこなれて見えます。

ネイビーのジャケット×トップス×パンツ

ネイビーのジャケット×トップス×パンツ
パンツ(ブランドニュース〈デレク ラム〉)、ジャケット(三崎商事〈マロ〉)、トップス(アストラット 青山店〈アストラット〉)、バッグ・ショルダーストラップ(ヴァレクストラ・ジャパン)、ペンダント・リング・時計・ストラップ(ピアジェ)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/赤尾昌則(White STOUT ) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

バッグのストラップの鮮やかなイエローを差し色に効かせた、きれいめパンツスタイルはお散歩に最適です。

黒のテーラードジャケットでつくるコーデ


黒のジャケット&パンツのセットアップスタイル

黒のジャケット&パンツのセットアップスタイル
ジャケット・パンツ(マディソンブルー)、カットソー(スローン)、ピアス・ネックレス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

ウエスト位置を高めで絞ったジャケット、ヒップラインを美しく見せるパンツ…。こんなさりげない女らしさを感じさせる、シルエットのきれいな黒のセットアップこそ、特別な日に限定せず、日常で着こなして。

ジョルジオ アルマーニのカットソージャケット

ジョルジオ アルマーニのカットソージャケット
ジャケット・パンツ・トップス(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ネックレス(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

はおりもの感覚で軽やかに着られて、ラフな表情がかっこいいカットソージャケットを主役に。前を開けて、ジュエリーをプラスしてもバランスよく決まります。

クリスチャン ディオールのジャケット×カットソー×スカート

クリスチャン ディオールのジャケット×カットソー×スカート
ディオールのジャケット・カットソー・スカート・靴・ディオール ファインジュエリーのブレスレット・リング・バングル(クリスチャンディオール) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

モノトーンのジャケットスタイルに、女性らしさあふれるチュールスカートで味つけ。フェミニン&モードな端正な着こなしがかないます。

黒のテーラードジャケット×白パンツのモノトーンコーデ

黒のテーラードジャケット×白パンツのモノトーンコーデ
ジャケット(ディースクエアード 東京〈ディースクエアード〉)、ブラウス(アパルトモン青山店〈ティビ〉)、パンツ(コロネット〈アキラーノ・リモンディ〉)、ベルト・バッグ(バリー 銀座店〈バリー〉)、ネックレス・ブレスレット・バングル(ポメラート・ジャパン〈ポメラート〉)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

フォーマル感を重視するなら、モノトーンをベースにするのがおすすめ。キャメル色の小物が、辛口配色に女らしさと軽やかさを授けてくれます。

テーラードスーツのドレスアップコーデ

テイラードスーツのドレスアップコーデ
靴・バッグ(JIMMY CHOO)、ジャケット・パンツ(ディースクエアード 東京)、サイモン アルカンタラのピアス・スティーブン デュエックのリング(ストラスブルゴ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

テーラードスーツは知的に、コンサバなドレスは今どきに、デニムさえドレスアップしてくれます。パンプスは安定感のあるストレートヒールなので、10㎝でも履きやすいと評判。春の新色は、黒からピンクへと煌きらめきながら移ろう、シックなグリッターグラデーションです。

テーラードジャケットに合わせたいシャツ

イヴ・サンローランの白ブラウス×グレーのジャケット

イヴ・サンローランの白ブラウス×グレーのジャケット
ジャケット・ブラウス・ボウタイ・スカート・ブローチ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

細ラペルが端正なウールジャケットは、はおったときにいちばんきれいに見えると打ち出されたこだわりの74㎝丈。小さめの袖ぐり、細身な身幅で、ロングシルエットでもスマートに着こなせます。マニッシュな表情のジャケットには、リボン風のボウタイで、ほのかな女らしさをプラスさせましょう。

ラルフローレンのストライプシャツ×ネイビーのジャケット

ラルフローレンのストライプシャツ×ネイビーのジャケット
ラルフ ローレン コレクションのジャケット・シャツ・スカート・ラルフローレンのバッグ(ラルフ ローレン)、ピアス・ネックレス(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

トラディショナルな紺ブレ風のテーラードジャケット。すっきりした細身ながら、ストレッチが程よくきいたウール素材で着心地がよく、フィット感も抜群。袖まくりをして、軽やかに着こなしましょう。キャメルのスエードスカートで、王道配色の上品なインパクトを授けて。

ホワイトのシャツ×ブルーのコットンニットジャケット

ホワイトのシャツ×ブルーのコットンニットジャケット
ジャケット・パンツ(コロネット〈ボリオリ〉)、シャツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、ポケットチーフ・バッグ(和光)、メガネ(ファブ〈セリマ〉)、ベルト(ストラスブルゴ〈メゾン ボワネ〉)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

カジュアルなコットンのニットジャケットでありながら、高密度で編まれているため形くずれもせず、きちんと感も◎。インナーの滑りを助けるため、袖のみに裏地を採用するうれしい配慮も魅力です。

ホワイトのシャツ×ジャケット×デニムパンツ

ホワイトのシャツ×ジャケット×デニムパンツ
バッグ・ジャケット・シルクシャツ・デニム・靴・イヤリング・ブローチ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

丈が長めのスモーキングジャケットは、デニムでドレスダウンすると絶妙なシルエットが生まれます。新作のショルダーバッグ『シャーロット』を、モダンな光沢を放つ黒のパテントで取り入れて。

テーラードジャケットに合わせたいニット


タートルニット×カシミヤのテーラードジャケット×タイトスカート

タートルニット×カシミアのテーラードジャケット×タイトスカート
ジャケット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ニット・スカート(キートン)、ピアス・バングル・時計・リング(シャネル)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

装飾を省いた極めてミニマルなデザインながら、大きめテーラードカラーのデザインが豊かで女らしい表情を引き出してくれるジャケット。驚くほど軽いファブリックは触り心地なめらかなカシミヤ100%です。タートルニット×タイトスカートは最愛のブラックでまとめ、小物は知的なスクエア形で統一してクールな印象に。やわらかなピンクとのコントラストが、かえって女らしさを際立ててくれます。

アニオナのニット×テーラードジャケット×パンツ

アニオナのニット×テーラードジャケット×パンツ
ジャケット(三喜商事〈アニオナ〉)、ニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、眼鏡(バーバリー アイウェア)、時計(パテック フィリップ ジャパン)、バッグ(ヴァレクストラジャパン) 撮影/水田学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

アウターは春の陽差しが透ける、極薄ウールのダブルフェース。身ごろにつながる襟は、高めに立てると華やかな表情に。春には少々重めなネイビートーンをクリアな白がワントーン明るく見せてくれます。あえて細身のスティックパンツに合わせてジャケットをゆったりとはおるのも、ボディーラインを華奢に見せるテクニックのひとつです。

赤ニット×テーラードジャケット×パンツ

赤ニット×テーラードジャケット×パンツ
ジャケット(ビームス ハウス 丸の内〈ラルディーニ〉)、マディソンブルーのニット・バーニーズ・ニューヨークのパンツ・スカーフ(バーニーズ ニューヨーク)、メゾン ボワネのバングル・ヴィオラドーロのバッグ(ビームス ハウス丸の内)、靴(フラッパーズ〈ネブローニ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

秀逸なパターンの効果で、立体的な着こなしが楽しめるジャケット。素材は、爽やかなコットン100%で、リラックス感たっぷりの装いがかないます。