黒ニットを取り入れたコーディネートのまとめです。シーズン問わず使えるアイテムだからこそ実は難しい黒ニットのコーディネートお手本集。

【目次】

レディース黒ニットコーデ


【1】黒ニット×ネイビーパンツ×白ジャケット

【1】黒ニット×ネイビーパンツ×白ジャケット
ジャケット(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ニット(エンフォルド)、パンツ(Theory luxe)、ストール(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、ベルト(TOMORROWLAND〈TOMORROWLAND〉)、サングラス(バーバリー アイウェア)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

成熟した女性のジャケットスタイルは、一歩間違えると相手を圧倒してしまう威圧感が悩みの種。むしろ女らしさを意識したほうが好印象を与えます。しなやかなラインをつくるよう、ジャケットもボトムも、とろみのある素材や、流れるようなシルエットを選ぶと効果的。足元は女度を上げるヒールがお約束です。ジャケットは、襟元から前立てにかけて、黒×白のステッチがアクセントになった端正な一着。レーヨン混のとろみのある生地と、サイドスリットのおかげで軽快な着心地を堪能できます。

【2】黒ニット×ピンクスカート

【2】黒ニット×ピンクスカート
ニット・スカート(ブラミンク)、ネックレス・チャーム・・(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、サングラス(ザ ライト〈マックス ピティオン〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2017年

フューシャピンクのスカートは、優雅に揺れる流麗なシルエットが特徴。そんなフェミニンなボトムには、黒のシンプルニットで、スポーツテイストをプラスしましょう。サングラスや斜めがけバッグなどの黒を効かせた辛口小物も効果的です。

【3】黒ニット×イエローワイドパンツ

【3】黒ニット×イエローワイドパンツ
ライン入りパンツでトレンディーに

海外セレブも注目するのが、モード&スポーティーを完成させるライン入りパンツ。ストレートワイドのシルエットならカジュアル過ぎず、シックな印象に。上品なトップスやヒールと合わせてレディーにまとめるのが大人おしゃれの鉄則です!

【4】黒ニット×タイトスカート

【4】黒ニット×タイトスカート
ケイトのニット・リカのスカート(ミューズドゥ ドゥーズィエム クラス 表参道店)、サングラス(オリバーピープルズ・東京ギャラリー〈オリバーピープルズ〉)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(JIMMYCHOO)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

プレーンな黒を組み合わせる着こなしは、異なる素材をミックスし、アクセントを効かせて。スカートのゴールドボタンやサングラス、ジュエリーでリッチ感もアップさせて。

【5】黒ニット×イエロープリーツスカート

【5】黒ニット×イエロープリーツスカート
カーレンのスカート・アンドラ ニーンのイヤリング(エストネーション)、ニット(エイチ ビューティ&ユース)、ブレスレット(リンクス オブ ロンドン青山店)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(フィガロ パリ 東京ミッドタウン店)

身にまとっている自分の気持ちも、周りの目もハッとするような、チアフルな魅力にあふれている、暖色系のスカート。数あるなかでも、初夏に向けておすすめしたいのが、マスタードイエローです。明るすぎないややこっくりとした色味を選ぶことで、「カラースカートは、かわいすぎる」「ふわふわした印象が苦手」と感じてしまう大人の女性でも、照れることなく着られます。

黒ニット×スカートコーデ


【1】黒ニット×レオパード柄スカート

【1】黒ニット×レオパード柄スカート
ニット・スカート・ネックレス・バッグ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

レオパード柄は、素材によって雰囲気が変わるもの。風をはらんむシルクシフォンのスカートなら、レオパードがもつ迫力よりも、エレガントさが際立ちます。シャツやクルーネックのTシャツと合わせたり、と応用のきくプリントスカートがあれば、春のおしゃれが活性化されます。

【2】黒ニット×黒スカート

【2】黒ニット×黒スカート
スカート(オールウェイズ〈M・Fil〉)、ニット(スローン)、マリハのネックレス・ヒロタカのバングル(showroom SESSION)、バッグ(クリスチャン ルブタン ジャパン)、靴(フラッパーズ〈ネブローニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2017年

シンプルニット×ハイウエストのふんわりスカートは、大人かわいい着こなしの基本形。丈に前後差をつけたデザインと大胆に施されたタックによるボリューム感で、佇む姿さえも愛らしい印象に。フィット&フレアのシルエットを極めれば、全身黒を重ねても、シャープすぎず、好感度も高いスタイルがかないます。

【3】黒ニット×赤スカート

【3】黒ニット×赤スカート
ニット(ルシェルブルーカスタマーサービス〈アイレネ〉)、スカート(wb)、ネックレス(ADORE 六本木ヒルズ店〈タタボレロ〉)、バッグ(ザ シークレットクロゼット二子玉川〈ペラン〉)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2017年

きゅっと絞ったウエストからランダムに入れたタックでボリュームを加えたスカートは、ふくらはぎにかかるくらいのミモレ丈。情熱的な朱赤を落ち着いて見せるメリハリある配色も、黒の分量を控えめに、また全身にちりばめることで、優しく親しみやすい雰囲気に仕上がります。

【4】黒ニット×白スカート

【4】黒ニット×白スカート
スポーツマックスのスカート・バッグ・マックスマーラのニット・サングラス(マックスマーラ ジャパン)、ピアス・バングル(ダミアーニ 銀座タワー)、靴(JIMMY CHOO)

ベージュのウォッシュドリネンやオフホワイトのコットン、黒のジャージー素材をドッキングさせた構築的なスカート。パッチワーク風にデザインされた黒ステッチやボタンがピリッとした印象を授けます。

【5】黒ニット×柄スカート

【5】黒ニット×柄スカート
スカート・バッグ・バングル・リング・靴・ニット(グッチ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

グッチの名作プリント『フローラ』。花や昆虫が色鮮やかに描かれたオリジナルの図柄に、ピンクのスネークを絡ませて神話性を表現した新解釈のフローラ スネークをプリントしたシルクのプリーツスカートは、シンプルな黒のニットに合わせて。コンテンポラリーなコンサバスタイルで着こなすのが大人流です。クリスタルストーンのハチ、タイガーヘッドのクロージャーをあしらったバッグ『ディオニュソス』とともに、グッチの最旬を堪能しましょう。

黒ニット×コートコーデ


【1】黒ニット×カーキブルゾン×パンツ

【1】黒ニット×カーキブルゾン×パンツ
ブルゾン(ヘルノ・ジャパン)、ニット(DES PRÉS 丸の内店〈DESPRÉS〉)、デニム(アマン〈アトリエ ノティファイ〉)、ストール(シジェーム ギンザ〈フランコフェラーリ〉)、バングル・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(SUPER A MARKET〈WAIWAI〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2018年

ヘルノのハイテク素材「ラミナー」を使用したブルゾンは、防水、防風、汗発散に優れた機能性の高さが魅力です。緩やかに広がるテントラインのショート丈ブルゾンには、スキニーデニムを合わせ、ボリュームを上にするのが着こなしのポイント。

【2】黒ニット×黒トレンチコート×パンツ

【2】黒ニット×黒トレンチコート×パンツ
パンツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、コート(三崎商事〈ムーレー〉)、ニット(FUN inc.〈VONDEL〉)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー〈オリバーピープルズ〉)、ネックレス(ボン マジック)、バッグ(STEP inc.〈モワナ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

主役のパンツはセンタープレスを施したウールストレッチ素材。落ち着いた印象のモカブラウンはトップスを選ばず活躍してくれます。強い女のイメージに陥りがちな黒のトレンチコートは、ポインテッドトウとクロップドパンツの足首見せ効果で、足元から華奢な女らしさを演出しましょう。

【3】黒ニット×ピンクジャケット×タイトスカート

【3】黒ニット×ピンクジャケット×タイトスカート
ジャケット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ニット・スカート(キートン)、ピアス・バングル・時計・リング(シャネル)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

装飾を省いた極めてミニマルなデザインながら、大きめテーラードカラーのデザインが豊かで女らしい表情を引き出してくれるジャケット。驚くほど軽いファブリックは触り心地なめらかなカシミヤ100%です。タートルニット×タイトスカートは最愛のブラックでまとめ、小物は知的なスクエア形で統一してクールな印象に。やわらかなピンクとのコントラストが、かえって女らしさを際立ててくれます。

黒ニット×ワイドパンツコーデ


【1】黒ニット×ワイド黒パンツ×トレンチコート

【1】黒ニット×ワイド黒パンツ×トレンチコート
『ウェストミンスター』・ニット・パンツ・バッグ(バーバリー・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

黒のニット+ワイドパンツに合わせ、あえてボタンを留めずにきゅっとベルトを結ぶと、程よくゆとりのあるトレンチコートのシルエットにメリハリが生まれ、自分らしいスタイルが完成します。コートは伝統的なディテールを踏襲したクラシックタイプ。ひざにかかるロング丈が着回し力の決め手になります。

【2】黒ニット×ワイド白パンツ

【2】黒ニット×ワイド白パンツ
ラルフローレン コレクションのニット・パンツ・ラルフ ローレンのバッグ(ラルフ ローレン)、ネックレス(TASAKI)、時計(ブライトリング・ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

大きなラウンドケースが存在感を放つ時計、アイコンとしても人気の高い『リッキー』バッグ、そして首元には大粒のパールと3連にしたロングネックレスを重ねて。それぞれ主張の強いアイテムをシンプルな美しさのなかに落とし込んだトリコロール配色は圧巻! 小物でインパクトをつけたぶん、服はタイトなニットにリラックス感漂うフレアパンツで、余裕を感じさせたい。

【3】黒ロングニット×ワイド白パンツ

【3】黒ロングニット×ワイド白パンツ
チュニック・パンツ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、イヤリング(アルテミス・ジョイエリ)、スカーフ(マッキントッシュ青山店)、マテリア デザインのブレスレット・ツゥリグエッタのブレスレット(プレインピープル丸の内)、バッグ・靴(JIMMY CHOO)

ヒップが隠れるロング丈の黒ニットに、しなやかな白のワイドパンツを合わせた今年らしい装い。さらに、白×黒ストライプのスカーフや白小物を加えていくと、着こなし全体に奥行きが生まれ上級センスを演出できるので、初夏らしいエレガンスが香り立ちます。