英国のサヴィルロウの名テーラーにして、エリザベス女王付きのデザイナーであったハーディ・エイミスは「スーツを生かすも殺すも小物の選び方次第」と書く。欧米ではスーツとともに身に着けているものを総称して「furnishing」と呼ぶが、現代の紳士にとって、スーツを生かす重要な「furnishing」のひとつは、時計に違いない。腕時計は、現代の紳士のスタイルのおける唯一のアクセサリーであり、その人のスタイルや価値観まで投影されたものだからだ。

日本の伝統工芸「江戸切子」と最新技術が融合した時計

カシオ「OCW-S4000C-1AJF」

●GPS衛星電波受信機能 ●電波受信機能(世界6局)●モバイルリンク機能(対応携帯電話とのBluetooth®️通信に夜機能連動) ●タフソーラー(ソーラー充電システム)●デュアルカーブサファイアガラス ●ケース径/48.3mm ●質量/90g ¥200,000 ※価格は税抜
●GPS衛星電波受信機能 ●電波受信機能(世界6局)●モバイルリンク機能(対応携帯電話とのBluetooth®️通信に夜機能連動) ●タフソーラー(ソーラー充電システム)●デュアルカーブサファイアガラス ●ケース径/48.3mm ●質量/90g ¥200,000 ※価格は税抜

「オシアナス」は、紳士がこよなく愛する「青」をテーマに、「エレガンス」と「テクノロジー」をブランドコンセプトにするプレミアムウォッチだ。職人技を感じさせる美しい仕上げと薄く美しいフォルムを追求しながらも、革新のデジタル技術を搭載、まさに伝統と先進という2つのジャパンプライドが融合したエレガントな時計=furnishingだ。

「オシアナスマンタ」の新作が、江戸切子の職人がカットしたサファイア素材をベゼルに採用した「OCW-S4000C」。江戸切子とは日本伝統工芸のひとつで、ガラスの表面に彫刻を施す技法だ。今回は、日本の伝統工芸士にも認定されている三代秀石 堀口徹氏とコラボレーション。

ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つサファイアに、ハンドメイドでひとつひとつカットを施すという、職人技の極地ともいうべき技法にチャレンジしているので、世界限定1,500本しか製作できない。江戸切子を施したサファイアベゼルに表現されているのは日本伝統文様のひとつ「千筋」、不連続なパターンにアレンジしたベゼルで、朝日が昇る東京の夜明けをイメージした「オシアナス」らしい独創のブルーを表現している。

もちろん機能面は確信のデジタル技術が満載。Bluetooth®︎標準電波(マルチバンド6)による時刻修正システムに対応、遮光分散型ソーラーパネルで、最新のタイムゾーン、サマータイムなどの情報を自動反映、さらにスマートフォンリンク機能まで搭載した最新のムーブメント。世界中、どこでもいつでも正確な時刻を教えてくれる。まさに日本ならではの伝統と先進技術が見事に融合したプレミアムウォッチではないだろうか。

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この記事の執筆者
メンズクラブ編集長を務めた経歴をもつベテラン編集者。ファッション以外にも、モノや歴史、文学など幅広い知識を持つ。その経験豊富な知識を生かし多彩なジャンルで執筆する経験豊かな編集者。
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