ハイウエストが復活を遂げています。'90年代スタイルのリバイバルが追い風になりました。ただ、当時のままではなく、現代的にアレンジするのが古臭く見せないポイントです。例えば、フェミニン系ブラウスや、コンパクトなトップスとのコンビネーションが効果的。ベルト使いや靴選びもハイウエストのムードを深くしてくれます。

脚長効果も発揮してくれる頼れる「ハイウエストパンツ」の攻略法を、オシャレに魅せるコツを熟知している海外セレブたちから学んでいきましょう。

スタイルよく見える!「ハイウエストパンツ」のオシャレな着こなし5選

■1:淡いトーンで穏やかノーブル

Anne Heche(アン・ヘッシュ)
大人っぽさを加えるレトロ風味のサングラス

アメリカ人女優のAnne Heche(アン・ヘッシュ)はピンクベージュ色のハイウエストパンツですっきりしたレッグラインを印象づけました。ガーリーなイメージの強いピンクでも、ベージュに近い色なら、穏やかで上品なムードに。

ふんわり袖の白いブラウスが気品を添えています。ひじから先にスリットが入っていて、肌をほのかにのぞかせて。デザインの凝ったブラウスで合わせると、エレガントなムードを醸し出せます。

■2:ピンクベージュと白の好コンビ

Jeanne Damas(ジャンヌ・ダマス)
ボトムスを引き立てるツートーン(2色使い)の色バランス

インフルエンサーでファッションアイコンのパリジェンヌ、Jeanne Damas(ジャンヌ・ダマス)は、ハイウエストの白ワイドデニムで「MANSUR GAVRIEL(マンサー・ガブリエル)」のファッションショーへ。

こちらもトップスにピンクベージュを上手に取り入れ、アン・ヘッシュとは上下のカラーバランスが逆の色コーデに仕上げました。トップスをコンパクトなニットにすると、ハイウエストの効果が際立って、全体がすっきり見えます。ネックレス、ベルト、シューズをあえてエレガントなタイプでそろえ、着姿を落ち着かせています。

■3:小ぶりなトップスで着姿にリズムを

Cara Santana(カーラ・サンタナ)
ハイウエストパンツの縦長感を引き立てた、コンパクトなトップス使い

女優のCara Santana(カーラ・サンタナ)はハイウエストのチノ風パンツをチョイスしました。共布のベルトを両サイドに垂らして、動きを加えています。トップスを引き上げるようにして、くしゅくしゅとたるませ、お腹をチラ見せ。

ローライズと違って、ハイウエストパンツはこのようにお腹をチラ見せしても、節度が損なわれにくくなります。ベルトより上もパンツがカバーしてくれるおかげで、ウエスト位置が高く見え、脚が長く映っています。

■4:上手な肌見せで大人っぽくスレンダーに

Jennifer Flavin(ジェニファー・フレイヴィン)
かさばるバッグをパンツ脇に添え、細感を引き出す上級テクニック

細身のブラックジーンズでハイウエストを生かしたのは、俳優Sylvester Stallone(シルヴェスター・スタローン)の妻でモデルのJennifer Flavin(ジェニファー・フレイヴィン)。目を引くメタリックボタン使いで、お腹周りをカムフラージュしています。足の甲を広めに露出したヌーディーなパンプスも、脚をさらに長く見せました。

トップスも肩周りのラッフル、胸元のVカット、ウエストのリボン結びと、工夫が盛りだくさん。肩ラッフルで上手に二の腕をカバーしつつ、胸元とウエストの美肌見せで視線を散らしました。細身のパンツをはくときは、トップスに目立つ仕掛けをもってきて、ボトムスをスレンダーに見せるのが大人の知恵です。

■5:デイリー使いにもってこいのワイドジーンズ

Anne Parillaud(アンヌ・パリロー)
ポインテッドトウを合わせた、気品あるデニムスタイル

フランス人女優のAnne Parillaud(アンヌ・パリロー)は、ハイウエストのワイドジーンズをさっそうと着こなしました。ベルトをオフしたおかげで、さらに縦長感が強まっています。トップスは白ブラウスを選んで、裾はしっかりウエストイン。ディテールの凝ったフェミニン系ブラウスと組み合わせれば、大人女性らしい出で立ちにまとめやすくなります。

スリムからワイドまで、ジーンズからきれいめまでと、ハイウエストパンツのバリエーションは一段と選択肢が広がっています。体型カバー効果が高いのに加え、着姿に動きを出しやすいから、夏から秋へと、シーズンをまたぐ時期に重宝します。今度の秋冬も人気が続くトレンドアイテムは早めのトライがおすすめです。

この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃