蒸し暑い日のお出かけには、さらっとしたワンピースや風通しのよいボリュームスカートを選ぶと、涼やかに過ごせます。いわゆるサマードレスの使い方です。薄手の生地で仕立てた、エアリーなウエアでドレープを生かすのが、1枚で着てもあっさりして見えにくいまとい方です。

おしゃれ上手なセレブたちの着こなしをお手本に、大人女性に似合うワンピース、スカートのスタイリングを研究して、暑い夏を爽やかに乗り切りましょう!

暑い夏に打ち勝つ!軽やかなサマースタイル6選

■1:バカンスムードを誘う「サンドカラー」マジック

サンドカラーのワンピースを着たケイト・ボスワース
サンドカラーを引き立てる黒系の「靴&バッグ」

女優のKate Bosworth(ケイト・ボスワース)は、サンドカラーのサマードレスを選びました。主張が強すぎないアースカラーは伸びやかな休日の気分にぴったり。避暑地や海辺にもなじみそうです。腰から下にたくさんのドレープを寄せて足さばきを優美に見せています。

肩のリボンが程よくアイキャッチー。細かいシャーリングを施した胸周りはビスチェのようで、手抜きに見えません。ティアドロップ形のサングラスがマニッシュでクールな雰囲気を添えています。

■2:リゾート気分を彷彿させる「ストラップドレス」

黒いワンピースに麦わら帽子をかぶったエル・マクファーソン
装いのムードメーカーは、夏のアイコンといえる天然素材の「ハット」

モデルのElle Macpherson(エル・マクファーソン)は黒のストラップドレスを、さらりと着こなしました。細いストラップはほっそりとしたイメージも連れてきてくれるので、リゾートドレスを選ぶときの候補になります。艶やかな光沢を帯びた生地を選べば、ドレープがしなやかに映ります。

裾のアシンメトリーが足さばきにつれて揺らめいて、リゾート気分を醸し出しました。

■3:大人のホワイトドレス選びは「素材選び」が肝

白いワンピースを着たニコール・リッチー
胸元にリッチ感を添える、ひも状の「ラリアットネックレス」

マルチに活躍するセレブのNicole Richie(ニコール・リッチー)は、白のサマードレスを着て音楽フェスに出掛けました。白ドレスを選ぶポイントは、シルエットと素材感。ふわふわと広がりすぎるタイプを選ぶと、幼く映る心配がありますが、このような落ち感のあるジャージー系素材なら、バカンスにふさわしいリラックス感と、大人っぽさが備わります。

胸元とウエストに別々のドレープをつくり、表情を深くしています。片方の肩を少し落とす小技が動きを演出。かごバッグとフラットサンダルがくつろいだ雰囲気を寄り添わせました。

■4:夏の定番は、清涼感ある「青×白」のチェック柄

チェックのワンピースを着たシエナ・ミラー
シアーサッカー風の「肌離れがよい生地」選びで快適に

女優のSienna Miller(シエナ・ミラー)が着た、細かいギンガムチェックのドレスは、青と白のカラートーンが見るからに涼しげです。このような細かいチェックで、薄い色(ブルー)を選ぶと、いっそう爽やかな印象に。胸元の縁取りフリルが初々しさをプラス。上半身をタイトにして、裾に向かうドレープを際立たせています。

リゾートムードを帯びていますが、色味がうるさくないので、ジャケットやカーディガンをはおれば、お仕事ルックにも使えそう。クラシカルなシューズで合わせれば、街中リゾートを楽しむ装いに仕上げられます。

■5:ビーチリゾートと好相性なのは「グラフィカル柄」スタイル

斜めストライプ柄のワンピースを着たイザベル・グラール
斜めストライプが視線を引き込む「グラフィカル」な装い

布をたっぷり使ったスカートも、サマードレス風の装いに生かせます。モデルのIzabel Goulart(イザベル・グラール)は鮮やかな斜めストライプのサーキュラースカートで海辺へ。ライトブルーが海の色にマッチしているうえ、グラフィカルな柄がドレープ感を強調しています。

ビキニトップスのボーダー柄と響き合って、水着なのに服のよう。「GOYARD(ゴヤール)」のトートも青系でそろえて、マリンムードを全身で表現しています。はおり物を加えれば、街着にチェンジできる、フレキシブルなコーディネートです。

■6:ボタンを外すことで「シャツワンピース」をオフモードにシフト

シャツワンピースを着たエイミー・アダムス
斜めストライプが視線を引き込むグラフィカルな装い

便利なシャツワンピースはファンの多いサマーアイテムです。女優のAmy Adams(エイミー・アダムス)は憧れのリゾート地、イタリア南部のアマルフィ海岸で、水色のシャツワンピをチョイス。お仕事コーデでも使えそうなシャツワンピを、リゾート仕様で着こなしました。

シャツボタンを多めにはずして、スリット風の開放感を出しています。風をはらんで、ドレープ感を強めるうえでも、ボタンはずしは効いています。ハットで上品に整えつつ、サンダルでラフ感を添えました。

夏休みのリゾートルックは、「薄手で肌に張り付かない」「風を通す」「涼やか色」「程よくボリューミー」などの条件を兼ね備えたタイプを選びたいものです。ドレープ感を生かすと、一段と伸びやかな着映えに。無地やシンプル柄のワンピースやスカートに、帽子やバッグ、靴でムードを添えてもOK。楽ちんとエレガントのいいとこ取りをかなえていきましょう。

この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃