ウニと熟成肉のコラボレーション「うにく」をご存知ですか? Instagramから火がついた、フォトジェニックな贅沢フードです。

見た瞬間に感じる、強烈なインパクトはこの上ないもの。「うにく」を提供している東京・銀座の「寿司さいしょ」の店主に、「うにく」の発祥やウニと熟成肉のコラボレーションの効果、魅力などを教えていただきました。

思いつきから生まれた贅沢料理「うにく」の秘密

「うにく」が生まれた驚きの経緯

ウニと熟成肉のコラボレーション「うにく」
「うにく」が生まれた驚きの経緯とは?

「うにく」は今とてもブームになっていますが、そもそもどのようなことがきっかけで生まれたのでしょうか。「寿司さいしょ」の店主である税所伸彦さんは、次のように話します。

「2010年に、お客様からのリクエストにより、熟成肉で有名な六本木の「格之進」さんとのコラボイベントが実現しました。その際、格之進の千葉社長から『海苔の代わりに肉で巻いたら美味いんじゃない?』と提案を受け、その場でアドリブで『うにく』を作ったところ大好評に。その後、何度もコラボイベントを開催し、それらのコラボイベントでのシメの一品となりました。

そして、13年間営業した大井町から銀座に『寿司さいしょ』を移転開業したのが3年前。その際に『熟成肉と極上海鮮が食べられる店』をコンセプトにしました。そしてスペシャリテとして熟成肉で巻いたウニ握りを『うにく』と命名したのです」

「うにく」のつくり方と食べ方

アドリブで誕生したという奇跡のフード「うにく」。果たしてどのようにつくられ、どのようにいただくのでしょうか?

「握ったウニの寿司を熟成肉で巻いた後、バーナーで炙り、肉の脂を溶かします。そしてミュンヘンの名店『ダルマイヤー』のトリュフオイルとトリュフ塩でより贅沢にいただきます。熟成肉とウニの味わいをトリュフの香りが包み込みます。ウニと肉の組み合わせはさまざまなお店で使われておりますが、トリュフオイルとトリュフ塩を使っているのが私の店のオリジナルです」

この「うにく」とトリュフオイルとトリュフ塩の組み合わせは、2018年7月のJALの機内誌SKYWARD(スカイワード)でも紹介されたそうです。これを機に、「うにく」は世界的にも広がっていきそうな勢いです。

JAL「SKYWARD」にてうにくの紹介
JAL「SKYWARD」より

ウニと熟成肉のコラボレーションによる効果

ところで、ウニと熟成肉のコラボレーションにより、どのような効果が生まれるのでしょうか?

「ウニの甘さと熟成肉の旨味が絶妙に絡み合います。そして最後に炙ることにより、脂が溶けてシャリとウニをつなげる役目をする上に、熟成肉独特のナッツのような香ばしい香りが楽しめます」

炙ることによる効果と共に、先ほどのトリュフの香りが包み込まれれば、もはや何にも代えがたい食体験ができそう!

この「うにく」が食べられるのは、銀座駅からほど近い店舗。もちろん、「うにく」以外にも握り寿司はもちろん、贅沢な和食も楽しめます。全12席の隠れ家的寿司屋なので、ぜひ大切な人を誘って訪れてみては?

問い合わせ先

  • 寿司さいしょ
  • 営業時間/18:00~24:00(18:00~21:00/コース料理のみ、21:00~23:00のラストオーダーまで/アラカルト及びコース料理)
  • 定休日/日曜 ※臨時休業及び土曜・祝日休業の場合あり
  • 予約受付/https://yoyaku.toreta.in/sushisaisho/ 
  • TEL:03-6858-0173
  • 住所/東京都中央区銀座7-6-6 メトロビル 3F
この記事の執筆者
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WRITING :
石原亜香利