紫外線対策は、自分では万全にできていると思っていても、実は手薄だったということも…。紫外線(UV)のうち、UVAは窓ガラスを通過して室内で反射する性質をもっているため、室内でも対策は必要。また普段から身体に取り入れる食べ物についても、きちんと選ぶことで、紫外線対策になるのです。

そこで今回は、2018年7月31日にネスカフェ 原宿で開催された、“美肌の専門家”である神戸大学 名誉教授・アーツ銀座クリニック 院長 市橋正光先生による美容セミナー「なぜなに 紫外線(UV)ケアとポリフェノールパワー」のなかで紹介されていた、紫外線対策のやり方や、肌シミ対策の「食べるサンスクリーン」食材を6つ紹介します。

専門家に聞いた、最新の紫外線対策!「食べる」サンスクリーン対策とは?

シミ・シワの原因になるのが「UVA」

市橋先生によると、紫外線にはUVAとUVBがあり、それぞれの波長により、皮膚の奥のどこまで到達するかが変わってくるため、肌への影響も変わってくるのだそう。そのため、肌への悪影響を防ぐためには、それぞれの波長を意識して、対策を行うことが大切だと言います。

UVA:肌の奥深くまで届く波長…活性酸素が発生し、肌細胞へダメージを与え、シミ・シワの原因になるといわれている。

UVB:皮膚表面に届く波長…日焼けで赤くなる。遺伝子(DNA)を傷つけるため、皮膚がんなどの原因になるといわれている。

市橋先生は、特にUVAはUVBと比べて曇り空でも通過しやすいため、年間を通して肌ダメージの恐れがある、と話します。また、UVAは窓ガラスを通過して室内で反射するため、日中はブラインドを降ろし、室内に到達するUVAを遮断することや、例えば白い服などの反射に配慮した衣服を身につける、などのほか、日ごろから「食べる」サンスクリーン対策を実施することを提唱。

ポリフェノールの力を借りる!食べるサンスクリーン食材6つ

食べるサンスクリーン食材
ポリフェノールの力を借りる!食べるサンスクリーン食材6つ

本セミナーで市橋先生が挙げていた6つの食べるサンスクリーン食材は、すべて紫外線により発生するといわれる活性酸素と戦う力が強い「抗酸化物質」を多く含む食材なのだそう。ベリーにワイン、コーヒーなどポリフェノールが多く含まれる抗酸化食品を身体に取り込むことで、天然のサンスクリーンとなると言います。抗酸化食品に配慮したバランスの良い食生活を心がけると良いそうです。

では、その気になる6つの食材の特徴をみていきましょう!

■1:カシス・ベリー

抗酸化物質:アントシアニン
カシスやブルーベリー、ラズベリーなどのベリー類は、ポリフェノールの仲間であるアントシアニンを含む。活性酸素と戦う力があるといわれているほか、血流をよくするため、目元のくまにも効果的といわれている。

■2:トマト

抗酸化物質:リコピン
トマトのリコピンはカロテノイドの一種で、活性酸素を介したキズに効果が期待できる。

■3:オリーブオイル

抗酸化物質:オレウロペイン
オリーブオイルには、ポリフェノールの仲間であるオレウロペインが含まれる。

■4:サーモン

抗酸化物質:アスタキサンチン
サーモンに含まれるアスタキサンチンはカロテノイドの一種で、赤色の色素。抗酸化力に優れている。

■5:緑茶

抗酸化物質:茶カテキン
緑茶はポリフェノールの仲間である茶カテキンを含み、皮膚がんやシミの形成を防ぐといわれている。

■6:コーヒー

抗酸化物質:クロロゲン酸類
コーヒーは、ポリフェノールの仲間であるクロロゲン酸類を含む。コーヒー1杯(150ml)でポリフェノールが300mg摂取できる。ネスレの実験では、1日3杯(900mg相当)のポリフェノールが光老化の肌シミ抑制に関連していることが分かった。

コーヒーによる肌シミ抑制の成果
1日3杯(900mg相当)のポリフェノールが光老化の肌シミ抑制に関連していることが判明

「ポリフェノールの虜ブッフェ」で6つの食材をオシャレに味わう

ネスカフェのポリフェノールの虜ブッフェ
【期間限定】ポリフェノールの虜ブッフェ ¥1,800(税込)

これらの6つの食材は、ぜひ日ごろから意識してバランスよく取り入れてみましょう。

そこでこの夏、この食べるサンスクリーン食材を用いて市橋先生が監修したというブッフェメニューが登場。8月24日(金)までの期間限定で提供されています。

抗酸化食材を使ったブッフェメニュー
抗酸化食品がふんだんに使われたブッフェメニュー

ブッフェメニュー 

「ミニカプレーゼとアボカド」
「冷製ガスパチョスープ」
「彩り野菜のサラダ」
「カラフルサラダパスタ」
「トマトのオーブン焼きと野菜マリネ ~スモークサーモンとともに~」
「ローストビーフ ベリーソース添え」
「フルーツのぷるるんゼリーがけ」
「ネスカフェ オリジナルコーヒーゼリー」
「たっぷりベリーのミニアサイーボール」
「カシスポリフェノールムースとエスプーマ」

色鮮やかなブッフェメニュー
オシャレに可愛く紫外線ケア!

いずれもおしゃれなメニューばかり。参考にして手づくりに活かすのもよし、食べに行くのもよし。ぜひ日ごろの紫外線対策と共に、食べることでの対策も実施しましょう。

ネスカフェのコーヒー
ネスレのコーヒー

問い合わせ先

  • 「ネスカフェ ビューティワークカフェ」
  • 場所/ネスカフェ 原宿 
  • 期間/2018年8月1日(水)~8月24日(金)11:00~21:00(ラストオーダー20:00)
  • 特別メニュー/「ポリフェノールの虜ブッフェ」 ¥1,800(税込)
  • 提供サービス/UV カットショール・UV ケアスプレー・化粧水ミスト・汗拭きシートなど美容ケアグッズを準備、
    ブルーライトカットメガネ・マッサージ機器を利用可能
  • 店内環境/無料 Wi-Fi 完備、電源席 あり
  • 監修/神戸大学 市橋正光 名誉教授
  • 住所/東京都渋谷区神宮前1-22-8
市橋正光 先生
神戸大学 名誉教授・アーツ銀座クリニック 院長
(いちはし まさみつ)1970 年神戸大学大学院医学研究科を修了。1992 年神戸大学医学部教授に就任。2003 年神戸大学名誉教授。同年、サンクリニック・サンケア研究所を創設。2010 年より再生未来クリニック神戸院長。2018 年よりアーツ銀座クリニック院長として現在に至る。太陽紫外線による皮膚の老化(光老化)をはじめ、肌の障害に関する研究分野で世界的に認められている。特に紫外線によるシミのできる仕組みや、治療法についての研究では新しい成果を国際誌に次々と発表。主な著書に『生物の光障害とその防御機構』 <編集>(2000年)、『子どもと皮膚と太陽』(1996年)、『紫外線 Q & A』(2002年)他多数。
この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2018.9.12 更新
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
石原亜香利