「タイトスカート」は引き締まったボディーラインを目に飛び込ませてくれ、細感を引き出しやすいアイテムです。一見シンプルに見えて、実は着こなしの幅が広いのも、多くのセレブリティーに愛される理由。キリッとしたムードを醸し出すには、引き合わせるトップスとの量感・色のバランスがポイントになります。

スタイルアイコンとして名高い、海外の大物女優やトップモデルたちのお見事ルックは、タイトスカートをさらに印象的にまとうためのアイデアを提供してくれます。

「すっきり」洗練ボディーを叶えるタイトスカートコーデ5選

■1:ボトムスのほっそり感を引き出す「濃淡コントラスト」

ペプラムにグリーンのタイトスカートをはいたNicole Kidman(ニコール・キッドマン)氏
腰から下のタイト感を強調する、ブラウス裾のペプラムデザイン

トップスと色味をずらすことで、タイトスカートの存在を際立たせるテクニック。

女優のNicole Kidman(ニコール・キッドマン)はグリーンのタイトスカートで、ナチュラルな風情をまといました。淡いブルーのブラウスが、深いグリーンを引き立てています。

こちらは、「トップスは薄い色、タイトスカートは濃い色」という、公式通りの組み合わせ。濃い色でボトムスを引き締める濃淡コントラストのおかげで、スカートのスレンダー感が引き立ちます。ブラウスの袖にあしらった、たっぷりしたギャザーも、下半身をいっそうスレンダーに見せています。

■2:「トップスコンパクト」で細長イメージを牽引

ピンクのシャツにグリーンのスカートをはいたCaitriona Balfe(カトリーナ・バルフ)氏
しなやかなボディーラインを生む、スカートに散らされた不規則なモチーフデザイン

トップスをミニマルにまとめることで、丈の長いタイトスカートのスレンダー感を強調。

モデルで女優のCaitriona Balfe(カトリーナ・バルフ)は、ピンクシャツの裾をきっちりウエストインして、上半身を小さく見せ、タイトスカートの細長いイメージを増幅しました。七分袖も上半身のコンパクト感を印象づけるうえでひと役買っています。

トレンドのハイウエストシルエットは、腰の位置を高く見せる効果も絶大。縦に長いボトムスを選ぶことで、ミニマルな上半身とのボリューム差が際立ち「ほっそり感」がアップ。オリーブ系のペンシルスカートが、しなやかなレッグラインを描き出しています。

■3:腕や脚の「パーツ見せ」で細感アピール

スパンコールのトップスにピンクのタイトスカートをはいたPoppy Delevingne(ポピー・デルヴィーニュ)氏
フェイス周りまでもシャープに見せてくれる、シャイニーな煌めき

体の中でも細感の強い手首やすね、足首などを程よくのぞかせて、タイトスカート・ルックをいっそう細身に!

おしゃれ番長である妹のCara Delevingne(カーラ・デルヴィーニュ)とともに、英国を代表する人気モデルのPoppy Delevingne(ポピー・デルヴィーニュ)は、サテン系生地で仕立てた、ピンクのタイトスカートを選出。伸びやかな脚線を、細ストラップのハイヒールで際立たせています。

まばゆいスパンコールをブルーで整えたトップスは、両袖ともひじまでまくり上げて「ほっそり感」を引き立てました。煌めくグラマラス系トップスは動くたびに光を反射するので、シャープ感をアピールできる仕掛けです。

■4:縦落ちシルエットを叶える「シャープな柄合わせ」

ブルーのトップスにチェックのタイトスカートをはいたIzabel Goulart(イザベル・グラール)氏
縦落ち感を添える、細ストラップのショルダーバッグ

直線的なモチーフを取り入れ、縦落ちイメージを強調。

ブラジル出身のモデル、Izabel Goulart(イザベル・グラール)は、チェック柄が目を引くタイトスカートをまとってお出かけ。縦方向に走る直線は、シルエットのシャープさを印象づけました。同じような効果は細いプリーツやストライプ柄でも引き出せます。

オフショルダー風のトップスは肩周りにボリュームを出して、スカートと対照的なフォルムに。量感の違いがボディーラインのメリハリを強調。トップスとバッグはブルー、ボトムスとシューズはブラウン・ベージュ系という、上下で分けたコントラストからも、さりげないセンスを感じさせます。

■5:深めスリットを有効的に生かして、伸びやかスレンダー

黒のニットに白のタイトスカートをはいたKarlie Kloss(カーリー・クロス)氏
凜々しさが格別の白系のタイトスカート

タイトスカート特有のすっきりした見え具合を際立たせるには、深めスリットが有効。

トップモデルのKarlie Kloss(カーリー・クロス)が選んだスカートは、後ろ身頃に深めのスリットが切り込まれています。脚を動かすたびに、シャープな脚線がのぞくから、伸びやかな見栄えに。

すねやふくらはぎが見える着丈にショートブーツを履けば、秋ムードを醸し出せるうえ、軽快な脚さばきを引き立てられます。歩幅を大きめにして、あえてスリットを生かすのが上手な着方です。

タイトスカートには端正なオフィスルックのイメージもありますが、実は着こなしのバリエーションが豊富です。トップスとボトムスの量感や色をずらしたり、トップスをコンパクトに見せたり、工夫次第で「すっきり」感が倍増します。いろいろなアレンジを試して、秋からのおしゃれに取り入れてみてください。

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃