ブラウスとスカートといった具合に、上下が同じ生地や色でそろえられているセットアップが、おしゃれ好きを虜にしています。スーツに比べ、気負わないムードを演出しやすいから、エレガンスにもモードっぽくも見せやすいのが強み。

最初からワンセットになっているので、コーディネートに悩まないのもうれしいところ。時短コーデにも役立つセットアップの上手な着こなし方を、おしゃれアイコンのヴィクトリア・ベッカムの街角スナップからキャッチしていきましょう。

お手本はヴィクトリア・ベッカム!キャリア女性の日常に最適な「セットアップ」スタイル5選

■1:「シャツ×スカート」で凜々しくエレガントに

ピンクストライプのセットアップを着こなすヴィクトリア・ベッカム氏
スーパーロングの袖とたっぷりのスカート丈が、細長いシルエットを強調

上下に同じ柄をあしらったセットアップは、柄を目立たせながらも品のよさを漂わせてくれる、魅力的なツールといえるでしょう。淡いスモーキーピンクのストライプを走らせた、白系のシャツ・セットアップは涼やかで凜々しい着映えに。

ピンクストライプのセットアップをを着こなすヴィクトリア・ベッカム氏
シャツ裾はきっちりウエストインして端正な着映えに

ジャケットではなく、ブラウスとの組み合わせだから、軽やかな印象にまとまりました。ストライプ柄とタックプリーツが響き合って、さらに縦落ち感が強まっています。シャープな着姿に仕上げたいときに選びたいマッチングです。

チェック柄のセットアップを着こなすヴィクトリア・ベッカム氏
マニッシュな胸ポケット付きシャツと、フェミニンなタックスカートが好対照

ベージュ系のチェック柄でまとめたセットアップは、英国調の上品な雰囲気。同じモチーフで統一すると、無地よりも印象が濃くなるので、狙ったイメージを強調したいときに使ってみましょう。

襟付きシャツとスカートのセットアップは、シャツの持ち味が利いて、きちんと感が高く見えるので、お仕事ルックにもぴったり。ボルドーやブラウンといったオータムカラーをタートルネック・ニット、ロングブーツなどに迎え入れて、秋ムードを深くしているのも、さすがの味付けです。

■2:「艶めき生地」で流麗シルエットを演出

サテン風のセットアップを着こなすヴィクトリア・ベッカム氏
裾はウエストインしつつも、腰周りでふんわりたるませたブラウスが優雅な印象

生地の質感をそろえて、イメージを演出する着方も選べます。つるんとしたサテン風の光沢系テキスタイルで織り上げたセットアップは、クラス感を引き出しています。サーキュラースカートの優美な裾の広がりがエレガンスを薫らせました。

無地の場合、布の素材感は着姿のムードを方向づけてくれます。流れ落ちるようなシルエットもリュクス感を漂わせました。パールのような輝きがある上質服を際立たせるノーアクセサリーのチョイスもお見事です。

■3:「パンツ」のセットアップでシャープ&きれいめに

グレーのセットアップを着こなすヴィクトリア・ベッカム氏
クラッチ持ちしたバッグと高めのピンヒールがレディー感を添えて

オフィスになじみやすい、クールな着映えのセットアップも選択肢に加わっています。マニッシュな作業着風パンツのセットアップも、ヴィクトリアの手にかかれば、きれいめコーディネートに昇華。

ブルゾンのような、ゆったりしたフォルムのシャツをウエストイン。腰周りでシャツ裾をいくらか遊ばせて、伸びやかな風情を帯びさせると、こなれた雰囲気に整えられます。パンツ正面のセンタープレスがシャープな印象を際立たせました。

■4:「ミリタリーカラー」で強さとアクティブ感をアピール

ミリタリーカラーのセットアップを着こなすヴィクトリア・ベッカム氏
斜め掛けショルダーバッグでシャープ感を際立たせて

行動的な「強い女性」が秋冬のトレンドテーマになるなか、メンズ風味のセットアップに魅力が増しています。ミリタリーカラーで染め上げた、シャツとパンツの組み合わせはアクティブな佇い。

シャツ裾をきっちりウエストインして、まるでジャンプスーツを着ているかのよう。襟も上まできちんと締めて、端正な着姿に整えています。ジャストくるぶし丈にブーツで合わせて、スタイリッシュな足元が完成しました。

盛り上がる人気を追い風に、セットアップのバリエーションが広がり、着こなしの魅力も増すばかり。お仕事ルックにもオフの日コーデにも着回しやすいから、秋の第1陣としてワードローブに迎え入れてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
多彩なメディアでランウェイリポートやトレンド情報、着こなし解説などを発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い。著書に『おしゃれの近道』『もっとおしゃれの近道』(学研パブリッシング)がある。
PHOTO :
AFLO
WRITING :
宮田理江
EDIT :
石原あや乃