大人の女性のための、ベージュニットのコーディネートのまとめ記事です。ベーシックカラーのベージュは、比較的どんな色のアイテムにも合わせやすいと同時に、地味になりがちな色でもあります。

そこで今回は、そんなベージュ色のニットを、品よくおしゃれに着こなすためのお手本コーデを10選ピックアップしました。この秋の着こなしの参考に、ぜひお役立てください。

秋のレディースベージュニットコーデ


【1】ベージュニットブルゾン×カーディガン×白ロングスカート

【1】ベージュニットブルゾン×カーディガン×白ロングスカート
edit & co. Cowichanのカーディガン・YURIPARK CAPO COMPLETOのニット・adele couturierのスカート(edit & co.)、靴(プレインピープル丸の内〈ボサボ〉)、ブレスレット・リング(リンクス オブロンドン青山店)、その他/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

カジュアルを美しくするなら、スタンダードの力に頼るのもいい。厳寒のカナダで生まれたハンドメイドのカウチンニットには、名品の存在感が。こちらはキモノスリーブや細身シルエットなど、スタイリッシュに着こなせる一着です。しなやかなロングスカートに合わせて、女らしく着こなしましょう。

【2】ベージュニット×白パンツ

【2】ベージュニット×白パンツ
ニット(エストネーション)、パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

キャメルカラーのバンドスリーブのニットに、オフホワイトのクロップド丈パンツを合わせた軽快なカジュアルスタイル。グレンチェックを浮かび上がらせた編み柄のスリングバックサンダルが涼やかな足元を演出してくれます。

【3】ベージュニット×ベージュスカート×ストール

【3】ベージュニット×ベージュスカート×ストール
ニット・スカート・バッグ・ストール(マックスマーラジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

温もりのあるウールカシミヤのケーブルニットに、ジベリン仕上げのベビーキャメルのフレアスカートを合わせて、大人の愛らしさが漂う着こなしに。遠目にも伝わるリッチなテクスチャーと、トーンをそろえたキャメルベージュが洗練度をアップしてくれます。

【4】ベージュニット×ポンチョ×白パンツ

【4】ベージュニット×ポンチョ×白パンツ
ポンチョ・ニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

しなやかにドレープを描く、カシミヤポンチョは、最も貴重なエクストラロングのカシミヤ糸を使用したダブルフェース。なめらかなカシミヤ生地を丁寧に染色したパネルを、シルク糸で緻密に張り合わせた贅沢な仕立てです。ヌードピンク、オフホワイト、モカベージュの繊細なトリコロール配色に、インナーニットやボトムも同系色でつなげ、全体をやわらかな印象に仕上げましょう。

【5】ベージュニット×黒ハイウエストスカート

【5】ベージュニット×黒ハイウエストスカート
ニット(エストネーション)、スカート(アストラット 新宿店)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、ピアス・ネックレス・バングル(ピアジェ)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

フロントを折りたたんだラップデザインに個性が光るハイウエストスカートを、ウエストインで着こなして。上半身コンパクトなバランスを、スカートの黒が強調して、すっきりとスマートな印象にしてくれます。スカートは、ドライタッチのコットン混ギャバジンはハリのある生地。適度なボリューム感で、華やぎのあるシルエットが叶います。

【6】ベージュニットポンチョ×グリーンパンツ×ハット

【6】ベージュニットポンチョ×グリーンパンツ×ハット
ポンチョ(東レ・ディプロモード〈コーニッシュ〉)、パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、帽子 (ヘレンカミンスキー表参道ヒルズ店〈ヘレンカミンスキー〉)、靴 (アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ベージュとグリーンを重ねて、大自然の景色になじむような配色に。帽子やバッグもベージュでそろえて、まろやかな印象を目指しましょう。引き締め色をあえて使わず、ナチュラルな雰囲気づくりを。

【7】ベージュニット×白パンツ

【7】ベージュニット×白パンツ
アリュードのニット・ボルボネーゼのバッグ(三喜商事)、パンツ(オールウェイズ〈ナンバー エム〉)、チェーン・チャーム(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、バングル(ファンエンパイヤ)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/川田有二 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

エクリュのパンツでニットの愛らしさを際立たせる一方、型押しのグレージュバッグで繊細な配色にリッチなコクをプラスしましょう。ニットはなめらかな肌触りのウールカシミヤ素材です。流行感のあるモックネックニットと大きなパッチポケットで絵になる一着に。

【8】ゴールドベージュニット×オリーブカーキパンツ

【8】ゴールドベージュニット×オリーブカーキパンツ
エス マックスマーラのニット・スポーツマックスのパンツ(マックスマーラ ジャパン)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、バングル(ケイテン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

カーキ色の優美なフレアパンツに、繊細なラメがきらめくゴールドベージュのニットをなじませた配色。「色合わせ」の妙が目を引くスタイリングは、ウエストインで脚長効果を強調しましょう。アイレット(鳩目)付きバッグやパテントパンプスは黒で統一して、全体をコンパクトに引き締めて。

【9】ベージュニット×白パンツ×ニット帽

【9】ベージュニット×白パンツ×ニット帽
ノースリーブニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、帽子(ヘレンカミンスキー表参道ヒルズ店〈ヘレンカミンスキー〉)、スカーフ(エリオポール代官山)、グローブ(ebure)、バッグ(サードカルチャー〈シモネッタ ラヴィッツァ〉)、靴(JIMMY CHOO)、ポンチョ(東レ・ディプロモード〈コーニッシュ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ニットのポンチョや帽子など、カジュアルなアイテムを楽しむときこそ、白のパンツでリッチな印象をキープしましょう。ファーのバッグとグローブをグレージュでリンクさせれば、さらなるこなれ感が演出できます。

【10】ベージュニット×ジレ×ブラウンジャケット

【10】ベージュニット×ジレ×ブラウンジャケット
ジャケット・ジレ・シルクカシミヤのニット(三喜商事〈アニオナ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious10月号』小学館、2017年

表と裏が逆配色の、同素材のジレ&ジャケットを贅沢に重ねたスタイリング。Vゾーンの重なりが、そのままベージュの濃淡となり、リッチなグラデーションが完成します。素材は極細カシミヤ糸によるダブルフェースのジャージー素材。軽くしなやかで、かさばらず、アウター同士のレイヤードも軽快です。