茶道を気軽に楽しめる「茶論」が日本橋高島屋S.C.にオープン!

毎日を忙しく過ごす現代人にとって、自分の時間を自分のペースで愉しむこと自体、何よりも贅沢なものになりつつあるようです。SNSやスマホの普及で便利になった反面、画面に流れるタイムラインに合わせてばかりでは、気持ちにも所作にも余裕がなくなってきてしまうもの。ひとりの人間として「美しく在る」とはどういうことか、ふと立ち止まって考えてみるのもいい時間の使い方ではないでしょうか。

2018年9月25日にオープンした東京・日本橋高島屋S.C.新館にて「茶を持って美を論ず」をコンセプトに展開する「茶論」は、そんな日常のひと時を自分なりに楽しむ方法を「稽古」「喫茶」「見世」の3つの観点から提案してくれる、新しい「場」なんです!

愛嬌あふれる茶道具と触れあう「見世」

店内入ってすぐ目に飛び込んでくる、家置きの茶道具箱。このお道具キット感、ハマる方も多そう。
店内入ってすぐ目に飛び込んでくる、家置きの茶道具箱。このお道具キット感、ハマる方も多そう。
思わず手に取りたくなる可愛らしいパッケージ。薄茶が3種と濃茶が1種、販売されています。
思わず手に取りたくなる可愛らしいパッケージ。薄茶が3種と濃茶が1種、販売されています。

店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが「家置きの茶道具箱」と、そこに収めると素敵なコレクションになるようにセレクトされた道具たち。まったく初めて経験する方も、かつて習い事として茶道を嗜んだことがある方も、どんな方でもカジュアルに楽しめる「お茶道のエントランス」のような雰囲気が印象的です。

日本のものだけでなく、中国・清朝時代につくられたものや、さまざまな国や時代からセレクトされた骨董器も展示されています。
日本のものだけでなく、中国・清朝時代につくられたものや、さまざまな国や時代からセレクトされた骨董器も展示されています。
こちらがオランダで造られた徳利。思わず見入ってしまうような、吸い寄せられてしまうオーラがありました。
こちらがオランダで造られた徳利。思わず見入ってしまうような、吸い寄せられてしまうオーラがありました。
五百年余の伝統を持つ、奈良・高山の茶筅。ここ「茶論」でしか手にすることができないオリジナルの器も販売されています。
五百年余の伝統を持つ、奈良・高山の茶筅。ここ「茶論」でしか手にすることができないオリジナルの器も販売されています。
こちらは菓子切。奈良・春日大社の境内や奈良公園に生息する「鹿の角」から切り出してつくられたものも。
こちらは菓子切。奈良・春日大社の境内や奈良公園に生息する「鹿の角」から切り出してつくられたものも。

ぐるりと店内に置かれているものを見て回るだけでも、一つひとつ愛嬌のあるちんまりとした茶道具たちがこちらを見てるようでとても楽しい。伝統文化や伝統工芸に触れるときにも、その格式や体裁だけにとらわれることなく、自分なりの物差しで道具をそろえる愉しみ方を伝えたいというコンセプトで展開されています。お稽古やお家でも使える道具を少しずつ集めていく感じ、ときめきます!

お茶を通じて心に閑を持つ「喫茶」

季節のメニュー、奈良・樫舎監製「ぜんざい」¥1,200
季節のメニュー、奈良・樫舎監製「ぜんざい」¥1,200

喫茶には季節ならではのメニューも。こちらのぜんざいは、丹波大納言をゆっくり丁寧に炊き、上質の水で氷砂糖の蜜にひと晩つけられたもの。一粒ひと粒に味わいが際立ちます。 

菓子は奈良・樫屋監製のほか、日本各地から名品が取り寄せられるそう。お茶・甘味は、単品でもオーダー可能です。
菓子は奈良・樫屋監製のほか、日本各地から名品が取り寄せられるそう。お茶・甘味は、単品でもオーダー可能です。

茶道の茶会にならった、季節の主菓子・濃茶・干菓子・薄茶を順にいただけるコース「茶事(¥3,000)」や、茶道の七事式のひとつである「茶歌舞伎」にならい、三種の薄茶「昔・白・碧」の飲み比べができるコース「茶カフキ(¥2,500)」のほかにも、奈良からお取り寄せした季節の主菓子とお茶のセット(¥1,300~¥2,500)、「くずやき団子」「白玉あんみつ」いずれかの甘味とお茶のセット(¥1,600~¥2,800)も。

季節を感じる主菓子とお茶のセット。こちらは薄茶のセット¥1,500
季節を感じる主菓子とお茶のセット。こちらは薄茶のセット¥1,500

濃茶・薄茶・玉露・煎茶・焙じ茶など、その日の気分でカスタマイズできるのもうれしいですね。

初級者から上級者まで気軽に通える「稽古」

余分なストレスのない継続しやすさを重視した稽古。本格的な道具を使って稽古ができますよ!
余分なストレスのない継続しやすさを重視した稽古。本格的な道具を使って稽古ができますよ!

茶道を学んでみたいと思っていても、なかなか敷居が高くて…。以前通っていたけれど、なんとなく遠ざかってしまって…。なんて方に挑戦するキッカケを提案してくれるのが茶論の「稽古」です。「美しい所作を身に付けたい」「おいしくお茶を点てられるようになりたい」お茶を習う目標は人によってさまざま。通いやすいから続けられる、愉しいからもっと深堀りしたくなる、そんな風に自由に「お茶」に触れる機会から、おもてなしスキルを自分流に磨いていくことができるんです。

稽古の内容は、木村宗慎氏監修による初級・中級・上級の3つのコースが中心。それぞれのコース毎に目標が設定されレジュメに沿って体系的に学ぶことができます。また茶道に関わる多様なテーマを1回単位で学べる単科コースも。稽古は、いわゆる和室の畳ではなく、店舗内のテーブルで行われます。ビジョンに映し出された資料やテキストも使い、さまざまな経歴を持つ多様な講師陣から、道具への知識を深めたり、花や軸などの設えを学んだり、興味のあるところから飛び込んでいけるのも魅力的ですよ。

月謝制ではなく、コースと単科のチケット制になっていて、インターネットから受講予約やキャンセルも可能。ライフスタイルに合わせて稽古に参加出来るのもうれしい。詳しくは公式サイトでご確認を。

体験稽古キャンペーン情報

どんなものが学べるのか、まずは「体験稽古(¥3,000円/お茶と菓子付・税別)」からはじめるのがおススメ! 店内で行われる体験稽古では、茶道の歴史やお茶がもたらす”いいこと”など、実際に「稽古」をつけてくださる講師の方からお話を伺い、自分で点てたお抹茶と、おいしい菓子をいただくことができますよ。茶道の経験を問わず、茶道の知識とお茶の点て方を学べる90分。おひとりさまでも、お友達や親御さまとでも、お買い物かてらにお出かけを計画してみてはいかがでしょうか。

予約は茶論オフィシャルサイトにて受付中です。コースの詳細と合わせ、ぜひチェックしてみて。日本橋店では体験稽古を受講後、当日に「稽古」初級コースへ入会すると、入会金(通常¥10,000)が無料になるキャンペーン(2018年9月25日~2018年11月30日まで)も。

期間限定でテーマを設定した催事もこれから順次開催されるとのこと。目を見て話せる距離にいる相手や、毎日出会う物事に、ちょっとした気遣いや思いやりの心遣いができる。そんな「おもてなし」を感じさせてくれる場所へ、いつもより少しだけおめかしして出かけてみませんか?

※掲載した商品の価格はすべて税抜です。

問い合わせ先

  • 「茶論」日本橋店 
  • 営業時間/「稽古」 10:30~21:00、「喫茶・見世」10:30~20:00(LO 19:30)
    定休日/施設の定休日に準ずる
  • TEL:03-5542-1144
    住所/東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋高島屋S.C.新館4階

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2019.2.10 更新
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EDIT&WRITING :
飯塚美穂