昨日はメンズプレシャス冬号の校了も(ほぼ)終わり、

久しぶりに平穏な平日を迎えました。そして、そんな日こそ

最高のvespa日和!

黄色のヴェスパに跨って、渋谷表参道近辺のショップを

しらみつぶしにパトロール!です。

 

 自宅周辺・軽工業地帯に咲く一輪の花!

これが私の愛車、ヴェスパ50sでございます。

イタリア語で「スズメ蜂」を意味する、

どこから見てもキュートなフォルム、

クリームがかった絶妙なカラー、

そしてどこか間抜けで乾いた排気音・・・。

う~ん、惚れ惚れしますな!

イタリア、ピアジオ社からヴェスパが誕生したのは、1946年。

それからフォルムなど様々な進化をとげ今に至るわけですが、

航空機の技術を応用したスチールモノコックボディは不変。

現代のプラスチック製スクーターにはない味わいを醸しています。

 私がこのヴェスパを手に入れたのは昨年なのですが、

実は高校生のころから私はヴェスパ乗り。

15年のブランクを経て再び手に入れただけに、愛着もひとしおです。

(密かにメンプレファッションロケデビューも狙ってますよ)

懐かしいな~。1994年。

覚えていますか? 「ネオモッズ」。

当時は「オアシス」やら「ブラー」といった英国ロックバンドが続々

脚光を浴び、『さらば青春の光』もリバイバル上映されたりして、

モッズムーブメントが熱かったのですね。

熱しやすい私は、そんなブームにまんまと感化。

エンジニアブーツやネルシャツを捨て頭を丸め、

モッズコートやレディ・ステディ・ゴー!のスーツ、

ロークのローファーを身にまとい、

36回ローンでヴェスパを入手したのです!

当時金のない高校生たちは、ヴェスパ風の国産スクーター

「ジョルノ」で我慢してましたから、

それはそれは、鼻高々でした・・・。

しかしヴェスパの欠点、それは壊れやすいこと。

近くに修理できるバイク屋がない田舎の青年としては、

かさみまくる修理代に耐え切れず、

泣く泣く手放すことになったのです・・。

しかし都内のヴェスパライフは快適至極。

ヴェスパショップも多く、

まめにお店でメンテナンスができますから安心です。

おすすめは中野のワンパーフォーというお店。 とても良心的なお店です。

15年前は中田商店で買ったモッズコート、でしたが

(『踊る大走査線』放送直後に捨てました。私見ですがあのドラマ、日本のモッズ愛好家に

壊滅的なダメージを与えましたね! 未だにモッズコート、着れませんから・・・)

オッサン化した現在は

バブアーのオイルドコート

エルメスのスカーフ

ダビダのヘルメット

これが私の3種の神器。

イタリアのおじさんみたいに、

気取らずカラフルな着こなしで乗りたいものですね!

ちなみに先日、朝までお茶を飲んでいたときのこと(バイクですからね)。

朝方お店を出て、バイクに乗ろうとしたらなんと

シートの上に一輪の花が・・・!

ヴェスパに乗ると、日常に些細な、しかし粋なドラマが生まれます。

最近はあまり東京でも見なくなってきましたが、

ぜひ機会があったら一度、乗ってみてください。

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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