冬の定番・ベージュトップスのコーディネートをピックアップ。ベージュトップスに合うアウターや差し色テクニックのお手本を一挙にご紹介します。

【目次】

ベージュトップスに合うアウター


【1】オルドス ファッションのベージュトップス×グレージュコート

グレージュトーンの微差を華やかにまとめるブロンズ小物マジック
ニットコート(コロネット〈アバティ〉)、ニット(オルドス ファッション ジャパン)、パンツ(ウールン商会〈ペセリコ〉)、カシミヤのストール(ボーダレス〈ベグアンド コー〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

グレージュ寄りのベージュトップスに、黄みグレージュのコートを合わせ、ボトムスには辛口のグレーを加えた上級センスの着こなし。そんな多色使いも、ブロンズ小物の輝きで華やかにまとまります。

【2】ポール カのベージュトップス×モカグレージュマント

優しいモカグレージュをリッチで濃いめのグレージュ小物で引き締めて
マント(HAUNT代官山〈HAUNT〉)、ニット(アオイ〈ポール カ〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、イヤリング(三越日本橋本店 本館3階ミグジュアリー〈ドナテラ・ペリーニ〉)、手袋(ebure〈ガーラ グローブ〉)、ミンクのバッグ・靴(トッズ・ジャパン) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

モカグレージュが女らしいマントはシルエットと色の特別感で、まとうだけで洗練されて見える一着。中に軽やかなベージュトップスを重ねたら、ニュアンス色をぼんやりさせない、上質素材の締め色小物で仕上げましょう。

【3】アニオナのベージュトップス×グレーフォックスファー付きカーディガン

ファーそのものがグラデーションカラー。小さく差すだけでもグレージュが華やかに
フォックスファー付きカーディガン・カシミヤのタートルニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ベージュニットとパンツの組み合わせには、アウター感覚で着られるざっくりとしたカシミヤのカーディガンを。袖部分のファーは、毛の色に濃淡があるため、きれいなグラデーションが楽しめます。チャコールグレーのレザーバッグで全体を引き締めましょう。

【4】マックスマーラのベージュトップス×白コート

サンドベージュ方向にまとめてアイボリーのコートをより洗練に導く
カシミヤウールのダブルフェースコート・カシミヤのタートルニット・パンツ・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

暖かそうに肩まで覆うたっぷりとした襟と、愛らしい丸みを帯びた袖が、今年らしいソフトなボリューム感を印象づける白コート。その優しい色合いを主役に、サンドベージュ系のニットやパンツ、バッグを濃淡で重ね、甘みを抑えたクールなバニラグラデーションに仕上げましょう。

【5】ニナリッチのベージュトップス×ベージュコート

旬のボリュームシルエットで、上品モードな女らしさをまとう
ウールストレッチのコート・スカート・カシミヤのカーディガン・ベルト・黒×ベージュのバイカラーのバッグ・パンプス(コロネット〈ニナリッチ〉)、ピアス(コロネット〈アントニーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

凛として知的なたたずまいが人気のベージュのチェスターコートが、ゆったりとしたシルエットで断然、今年らしい雰囲気に。この美しくて程よいボリューム感は、後ろ身ごろにあしらわれた構築的なカッティングによるもので、後ろ姿でも魅せる一着。カシュクール風にウエストマークしたベージュのトップスが、まろやかな女らしさを添えて。

【6】キートンのベージュトップス×ベージュコート

甘さ、辛さ、リッチ感が三位一体となったワントーンの着こなし
スカート(ebure)、コート(エストネーション〈アルマローザ ファー〉)、ブラウス(キートン)、ベルト(エリオポール銀座〈メゾン ボワネ〉)、ネックレス・ブレスレット(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2017年

トップス&スカート&コートのベージュを使ったワントーンコーデは、素材の上質感が決め手。ウール、シルク、ファーが美しく溶け合った豊潤な印象に魅せられます。

ベージュトップスコーデへの差し色


【1】チヴィディーニのベージュトップス×ボルドーバッグ

ボリュームニット×ひざ丈タイトが導くこなれたかっこよさが魅力
ニット(三崎商事〈チヴィディーニ〉)、スカート(ebure)、スカーフ・バッグ・バングル(ブルガリ ジャパン)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ドロップショルダーのボリューミーなベージュのリブニットと、センタースリットがセクシーなタイトスカートを合わせて、憧れのヴィクトリア・ベッカム風のこなれ感を。ボルドーはベージュの差し色の定番色。この配色でカジュアルなローゲージニットもぐっと女らしくなります! 首からのぞかせたボルドーのスカーフで、顔周りをきりっと引き締めましょう。

【2】アニオナのベージュトップス×ボルドーワンハンドルバッグ

リラックスしているのにエレガンスが漂うクラシカルな色合わせ
ニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ベージュのラグランスリーブのタートルニットにケープをレイヤードしたかのようなデザインニットは、カシミヤ100%のうっとりするほどの肌触りが自慢。細身パンツとのグレージュの濃淡に、さらなる品格を与えるのが差し色のボルドーのワンハンドルバッグです。上品な配色、クラシカルな小物使いで、ワンランク上のリッチカジュアルが完成します。

【3】ドゥロワーのベージュトップス×ブルーバッグ

ハイトーンのグレージュに色味はバッグだけ…というフレッシュな遊び心!
プルオーバー(ドゥロワー 日本橋店〈ドゥロワー〉)、パンツ(GALERIEVIE 丸の内店〈GALERIE VIE〉)バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

パールがかったベージュの、気品漂う淡色グラデーションに、メタルの装飾をあしらったブルーバッグが、ワンポイントの差し色アクセントに。足元は、グレースエードのフラットシューズで軽快に仕上げるのがコツです。

【4】ドゥーズィエム クラスのベージュトップス×グリーンストール

濃淡のグラデーションでメリハリのあるスタイルに
ニット(アパルトモン〈ドゥーズィエム クラス〉)、パンツ(ブルネロ クチネリ)、ストール(エルメス)、バッグ(フェンディ)、サングラス(スーパー バイ レトロフィーチャー)、靴(ニナ リッチ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

グレージュ寄りなベージュはコントラストをつけて着るよりも、洋服はあくまでもニュアンスカラー同士のグラデーションでまとめるのが旬の着こなし。差し色にはグリーンのストールを合わせましょう。

【5】VINCEのベージュトップス×ボトルグリーンパンツ

みずみずしい透明感を授ける最旬のボトルグリーン
ニット(VINCE 表参道店)、パンツ(コロネット〈フォルテ フォルテ〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンドコー〉)、ピアス・バングル(ウィム ガゼット 青山店〈フィリップオーディベール〉)、バッグ(モワナメゾン GINZA SIX)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ベージュの柔和な表情とカシミヤの上質なテクスチャーで魅せる、ストールを小粋に巻いたニットスタイル。程よい光沢感のあるボトルグリーンのテーパードパンツが差し色になり、着こなしに透明感を生んでくれます。

ベージュトップス×黒アイテムのコーデ


【1】ポール カのベージュトップス×黒チェスターコート

凛としたチェスターコートを襟元の異素材ミックスでフェミニンに昇華!
コート・ニット(アオイ〈ポール カ〉)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、靴(オンワード樫山/R〈ペリーコ〉)、その他/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ダブルラペルが特徴的なメンズライクな黒コートなのに、どこか可憐で女らしいのは、襟元に配した異素材ミックスのせい。フワフワのループツイード×ベロア素材が、インのベージュトップスに華やぎを与えます。

【2】ロロ・ピアーナのベージュトップス×黒ケープ

とびきり贅沢なシックカラーのケープ一枚でカジュアルを格上げ!
ケープ・カシミヤのタートルニット・ストレッチカシミヤ×シルクフランネルのパンツ・ファートリミングのバッグ・別売りファーストラップ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、ピアス・リング・バングル(ブルガリ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

大人カジュアルなベージュトップスに肩がけしたいのは、類いまれなやわらかさと軽さの黒ケープ。最高品種の誉れ高いヒルカス子山羊のうぶ毛を梳すいて採取した希少なベビーカシミヤは、高級カシミヤブランドならではのエクスクルーシブ素材です。存在感あるケープにこそ、この心地よい軽やかさが欠かせません。

ベージュトップス×白アイテムのコーデ


【1】アクリスのベージュトップス×白パンツ

森林浴でエネルギーをチャージする日は淡色トーンでリッチに。最高の時間を愛車とともに!
ノースリーブニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、帽子(ヘレンカミンスキー表参道ヒルズ店〈ヘレンカミンスキー〉)、スカーフ(エリオポール代官山)、グローブ(ebure)、バッグ(サードカルチャー〈シモネッタ ラヴィッツァ〉)、靴(JIMMY CHOO)、ポンチョ(東レ・ディプロモード〈コーニッシュ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

トップスのベージュのニットポンチョや帽子など、カジュアルなアイテムを楽しむときこそ、白のパンツでリッチな印象をキープして。ファーのバッグとグローブをグレージュでリンクさせれば、さらなるこなれ感が演出できます。

【2】ラルフ ローレンのベージュトップス×白スカート

シンプルなシルエットで控えめながらも華やぎを演出
コート・スカート(ザロウ)、ブラウス(ラルフ ローレン)、バッグ・靴(トッズ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

温もりを感じるベージュのブラウスを主役にするときは、ぼやけた印象にならないように、小物で濃淡をしっかりつけて引き締めます。上質なレザーコートの光沢感もいかしたいので、小物はマットなクロコダイルを。

【3】エキップモンのベージュトップス×白コート

洗練されたニュアンスをさらに高めるオペークホワイト
エキップモンのニット・カレント エリオットのパンツ(サザビーリーグ)、コート(ebure)、ペンダント・リング(ミミ GINZA SIX 店)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

メランジュ調のベージュニットからニュアンスホワイトをコートにつなげて、全身の明度をアップ。アルパカウールのシャギー生地で仕立てたオーバーサイズシルエットのコートで旬の空気感をまとえば、着映え力満点の着こなしに。足元は軽快な白のレザースニーカーで清潔感漂うスポーティーさをプラスしましょう。

【4】アパルトモンのベージュトップス×白パンツ

ファーベストにロングカーディガンを重ね、軽快グレージュ・カジュアル
ロングカーディガン(アパルトモン 東京店〈アパルトモン〉)、ラビットファーのベスト・パンツ(ウールン商会〈ペセリコ〉)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、グローブ(ebure〈ガーラグローブ〉)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ベージュのロングカーディガンとベージュのファーベストでトップスを2枚重ねると、カジュアルは断然、リズミカルに洗練されます。そんな鮮度を上げるレイヤードで、グレージュの新たな魅力に開眼!

ベージュのトップスに合う色とのコーデ


【1】コーニッシュのベージュトップス×グリーンパンツ

温もりのあるポンチョを主役に紅葉を目当てに箱根ドライブへ
ポンチョ(東レ・ディプロモード〈コーニッシュ〉)、パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、帽子 (ヘレンカミンスキー表参道ヒルズ店〈ヘレンカミンスキー〉)、靴 (アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ベージュトップスとグリーンパンツを重ねて、大自然の景色になじむような配色に。帽子やバッグもベージュでそろえて、まろやかな印象を目指しましょう。引き締め色をあえて使わず、ナチュラルな雰囲気づくりを。

【2】レ・コパンのベージュピンクトップス×ピンクバッグ

ネイルサロンでメンテナンスを。トレンドの色や柄でフレッシュに
スカート(ザ シークレットクロゼット〈シクラス〉)、ニット(サン・フレール〈レ・コパン〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、ストール(チェルキ〈ピノロッソ〉)、バッグ・ストラップ(フェンディ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

この冬はベージュピンクのニットやチェックのスカートとピンクのバッグで、大人かわいい着こなしで印象に変化をつけましょう。

【3】コートのベージュトップス×ブラウンコート

ワントーンをさらに進化させたトーン オン トーン
スカート(ADORE)、コート(MOGA)、プルオーバー(エストネーション〈コート〉)、ピアス(トーカティブ)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のスカートはスカートの上に、さらにもう一枚布を重ね、スリットをあしらったデザイン。歩くたびに揺れ動く様がドラマティック。ブリックカラーを中心に、キャメルコート、ベージュトップスを組み合わせたトーン オントーンの着こなし。タイツは全身をつなげるブラウンを選択し、脚長&美シルエットを完成させましょう。