唯一の女性審査員である岡村佳代は、「あからさまなペアウォッチではなく、同じブランドのモデル違いというのが、大人の男女にふさわしい」と語り、そういった選び方のできるブランドとして、ブライトリングが最適だと力説する。

表情が異なるクロノグラフを、さりげなく! 上品さを醸し出す日本限定エディション

ブライトリング「モンブリラン」&「ナビタイマー 1」

左から/「モンブリラン 38 ジャパンエディション」¥740,000 自動巻き【ケース径:38mm】[ステンレススティールケース×ステンレススティールブレスレット]・「ナビタイマー 1 シルバーグレイ」¥1,040,000 自動巻き【ケース径:43mm】[ステンレススティールケース×ステンレススティールブレスレット](ブライトリング・ジャパン)
左から/「モンブリラン 38 ジャパンエディション」¥740,000 自動巻き【ケース径:38mm】[ステンレススティールケース×ステンレススティールブレスレット]・「ナビタイマー 1 シルバーグレイ」¥1,040,000 自動巻き【ケース径:43mm】[ステンレススティールケース×ステンレススティールブレスレット](ブライトリング・ジャパン)

代表コレクションである「ナビタイマー」も「モンブリラン」も機能美に徹したダイヤルデザインは、クラシカルでエレガントだ。特にこの「モンブリラン」は、ケース径38mmとパイロット・ウォッチとしては小ぶりなサイズ。ブレスレットも繊細な雰囲気で女性がつけていても違和感はない。既成概念にとらわれず、あえてブライトリング、あえて男性用を選ぶというのも現代的だ。

互いの価値観を尊重しつつ、つながりを感じさせる。今を生きるふたりにふさわしい、大人のペアウォッチとして、これからますますブライトリングへの注目が集まりそうだ

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票が割れたペアウォッチ部門だが、ジャガー・ルクルトの「レベルソ」はやはり強かった。男女ともに人気の高い角形時計の名品は、時代を問わず鉄板のペアウォッチだ。

知性と洗練、そして深い絆を語る

ジャガー・ルクルト「レベルソ・クラシック」

上から/『レベルソ・クラシック・スモール・デュエット』●手巻き ●ピンクゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケースサイズ/縦34.2×横21mm ¥1,875,000 [下]『レベルソ・クラシック・ラージ・デュオ・スモールセコンド』●手巻き ●ステンレススティールケース×カーフストラップ ●ケースサイズ/縦47×横28.3mm ¥945,000(ジャガー・ルクルト)
上から/『レベルソ・クラシック・スモール・デュエット』●手巻き ●ピンクゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケースサイズ/縦34.2×横21mm ¥1,875,000 [下]『レベルソ・クラシック・ラージ・デュオ・スモールセコンド』●手巻き ●ステンレススティールケース×カーフストラップ ●ケースサイズ/縦47×横28.3mm ¥945,000(ジャガー・ルクルト)

1833年創業という老舗マニュファクチュールが、時計史に刻まれる名品となったこの代表作を発表したのは1931年。デザインは決して華美ではなく、知的な雰囲気で育ちのよさを感じさせる。自分ではペアウォッチを選んだことがないという山下英介も「周りから見ても好感度の高いペアウォッチだと思います」と絶賛。

男性用、女性用ともに素材や仕様によってさまざまなバリエーションがそろい、それぞれの好みやライフスタイルを反映できるのも大きなポイント。当然、ケース本体を反転させることで、表情も雰囲気も変わる。どんなファッションにも合わせやすく、長年、飽きずに使えるのも大きな魅力だ。

自らも長年「レベルソ」を愛用する櫻井賢之さんは、「ふたりで1本を選んで“シェアウォッチ”として使うのもいい」と提案。“裏表のない”関係を築き上げるために、1本の時計を共有する。長く一緒の時間を過ごすふたりなら、そんな選択も素敵だ。

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※掲載した商品はすべて税抜です。
<出典>
MEN'S Precious冬号「今こそ学ぶべき、お洒落・モノ生き方、伊丹十三STYLE BOOK」
【内容紹介】今こそ学ぶべき、お洒落・モノ生き方、伊丹十三STYLE BOOK/この冬、紳士に捧げる究極の「黒靴」&名品「アウター」/幻のエルメス「ロシアンレザー」独占公開/発表!「今年の一本」はこれだ! 第1回 MEN'S PreciousWATCH AWARD 2018
2018年12月6日発売 ¥1,200(税込)
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名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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PHOTO :
戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
STYLIST :
関口真実
COOPERATION :
安里昌悟
WRITING :
川上康介
EDIT :
岡村佳代