華やかな発色とスマートなシルエットを誇る英国ニットは、イタリアニットとは真逆の存在だ。色合いは渋く、シルエットは無骨。イタリアのとろける肌触りのニットに甘やかされた肌には、英国ニットはカシミヤでもざらつきを感じてしまうほどだ。

英国ニットの真骨頂をとくとご覧あれ!

柄、カシミヤ、手編みと豊富にそろう

上より時計回りに、【コーギーの柄物ニット】【ジョンストンズのカシミヤニット】【インバーアランのニットカーディガン】※参考商品
上より時計回りに、【コーギーの柄物ニット】【ジョンストンズのカシミヤニット】【インバーアランのニットカーディガン】※参考商品

しかし、その真価は着込むほどにわかる。油脂を大量に含むため、真冬の寒さにも耐える「インバーアラン」のアランセーター。最高のホワイトカシミヤが、肌になじむほどやわらかく、とろみを増す「ジョンストンズ」のカシミヤセーター。そしてどんなに着倒しても醜い毛玉がほとんど出ない「コーギー」のアーガイルセーターなど、英国ニットは実に魅力的だ。寒さ厳しい冬だからこそ試さずにはいられない逸品だ。

少々大胆にも思える「コーギー」の柄すらも、たまらなく愛おしく思えてくるはずだから。 

※2012年夏号取材時の情報です。※価格は税込みです。

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
PHOTO :
パイルドライバー