ガストロノミー「ジョエル・ロブション」のシェフソムリエを務める高丸智天さんが手がける、ひと口でチョコレートとシャンパーニュやワインとのマリアージュが楽しめる「ボンボン ショコラ ドゥ ジョエル・ロブション」が、ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブションにおいて、数量限定で2019年2月1日より販売が開始されました。

今回は、そのチョコレートとワインのマリアージュに詳しい高丸さんに、マリアージュの基本を特別にインタビュー! 身近に買えるチョコレートからちょっと凝ったチョコレートまで、ワインと一緒に楽しんで、優雅なひとときを過ごしてみませんか?

チョコレートとワインのマリアージュの基本!

シェフソムリエ 高丸智天さん
シェフソムリエ 高丸智天さん

まずは「チョコレートとワインって合うの?」という初心者向けに、チョコレートとワインのマリアージュの基本を教えていただきました。

「チョコレートとワインのマリアージュは、この数年間で国内でも定着したマリアージュだと思いますが、フランスなどでは食後にひとつのチョコレートとワイン、もしくはブランデーというマリアージュは古くから存在しております」(高丸さん)

フランスでは、マリアージュは当たり前なんですね!

まずは、色の組み合わせで覚えましょう。
まずは、色の組み合わせで覚えましょう。

「組み合わせは、基本的に色で組み合わせるとわかりやすいかもしれません。例えば、ミルクチョコレートだと甘口の白ワイン、ビターチョコやカカオの含有量が多いチョコレートは赤ワインやブランデーなどでお試しいだだくと良いでしょう。ちなみにビターチョコやカカオの含有量が多いチョコレートは、辛口の白ワインも酸味と甘みのバランスが良いです」 (高丸さん)

チョコレートの種類別!極上の「ワインマリアージュ」5選

おすすめのマリアージュ5選。
おすすめのマリアージュ5選。

基本を押さえたところで、高丸さんに初心者におすすめのチョコレートとワインのマリアージュを5パターンほど教えていただきました。

■1:ミルクチョコレート

ミルクチョコレートには、甘口ワインを。 
ミルクチョコレートには、甘口ワインを。 

「ミルクチョコレートには、酸味が穏やかで、甘みを強く感じられるデザートワインが良いです。例えばフランス・ボルドー地方のソーテルヌや南フランスのミュスカと呼ばれる甘口ワインは非常に高い相乗効果が得られます」(高丸さん)

■2:ビターチョコレート

ビターなチョコレートにはリッチなブランデーもおすすめ。
ビターなチョコレートにはリッチなブランデーもおすすめ。

「カカオの含有量が少ないチョコレートですと、辛口の白ワインともお楽しみいただけますが、ビターチョコレートのようにカカオの含有量が多くなるにつれてポリフェノールも多くなりますので、その場合は重厚な赤ワイン、例えば、カベルネソーヴィニョンを使用したワインなどを飲むとチョコとワインのほろ苦さもマッチします。リッチにお楽しみいただく場合にはブランデーなどがおすすめです」(高丸さん)

■3:ナッツ入りチョコレート

「ナッツとワインという組み合わせは定番なのですが、そのなかでも特に辛口の白ワインは高い相乗効果が得られます。例えば、樽の風味がしっかり効いたシャルドネ種の白ワインなどが合います。また辛口のシャンパンもおすすめです。ナッツの風味とシャンパンの味わいも、良いマリアージュが得られます」(高丸さん)

■4:オレンジピールのチョコレート

「オレンジの果皮を漬け込んだこのチョコレートは、果皮から感じられる心地よい酸味と苦み、後半に続く甘みを感じることができますので、基本的にワインは何でも合います。甘口のデザートワインも良いですし、ロゼワインでもお洒落なマリアージュになります。生産量は少ないですが、甘口のシャンパンと合わせるのも魅力的なマリアージュとなります」(高丸さん)

 ■5:レーズン入りチョコレート

酸味と甘みのあるレーズン入りチョコレートは、ワインにぴったり。
酸味と甘みのあるレーズン入りチョコレートは、ワインにぴったり。

「レーズン入りチョコレートも、ワインによく合うチョコレートの代表です。レーズンの酸味と甘みを感じるチョコレートですので、心地よい酸味を感じられる辛口の白ワインも良いですし、王道は赤ワインになります。あまり重すぎないピノノワール種で、酸味を感じられるワインがおすすめです」(高丸さん)

チョコレートとワインのそれぞれの味わい方 

ボンボン ショコラ ドゥ ジョエル・ロブションのチョコレート。
ボンボン ショコラ ドゥ ジョエル・ロブションのチョコレート。

自宅などでマリアージュを楽しむときに、チョコレートとワイン、どんな風に味わえばいいのでしょうか?

「マリアージュをお楽しみいただく場合、まずは少量のチョコレートを口に含み、チョコレート本来の風味を味わっていただき、チョコの余韻が残っている状態で、合わせるワインを口に含みます。マリアージュは『風味と余韻』が一番重要ですので、単体で食べたり飲んだりするのではなく、それぞれを少量ずつ召し上がっていただくのがベストだと思います」(高丸さん)

ぜひ「風味と余韻」、「小量ずつ」を意識しながら、自宅でマリアージュ、試してみたいですね。

「ボンボン ショコラ ドゥ ジョエル・ロブション5種」10粒入り ¥8,000(税抜)
「ボンボン ショコラ ドゥ ジョエル・ロブション5種」10粒入り ¥8,000(税抜)

高丸さんがセレクトしたワインやシャンパーニュが詰まったチョコレートボンボン「ボンボン ショコラ ドゥ ジョエル・ロブション」は、5種10個入りのラグジュアリーな大人の一品。上記のマリアージュがひと口で味わえる贅沢なチョコレートです。バレンタイン用途はもちろん、普段の贈答用や自宅でのスイーツに、ぜひ活用してみましょう。

高丸智天さん
ガストロノミー「ジョエル・ロブション」シェフソムリエ
(たかまる ともひろ)1977年 広島県出身。2006年 ガストロノミー「ジョエル・ロブション」勤務。2012年 同店プルミエソムリエ着任。2016年 同店シェフソムリエ着任。現在に至る。シャトーレストラン ジョエル・ロブションのシェフソムリエ。ワインと料理のマリアージュには定評があり、シャトーレストランでは自身がコーディネートする「料理とワインを楽しむ会」を定期的に開催。

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2019.2.8 更新
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
石原亜香利