2019年からパリでの活動を再開した雨宮塔子さんが、ディオール『カプチュール トータル』のアンバサダーに就任することに。

雨宮さんと美の関係、そしてジャーナリストとして訪れた、ビューティの最前線・エリオス研究開発センターでの取材レポートを公開します。

 

つねに自分の信念で新しい道を切り開き、輝き続ける雨宮塔子さんがアンバサダーに!

雨宮さんアップ
『生命力を感じる、ナチュラルで健康的なものに美しさは宿ると思っています』と雨宮塔子さん。シャツ¥150,000・パンツ¥240,000/参考価格・ピアス¥47,000・ブレスレット[上]¥72,000・[下] ¥68,000(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)
Toko Amemiya
フリーキャスター・エッセイスト
TBSアナウンサーとして活躍後、1999年に渡仏。2016年〜2019年、『NEWS23』(TBS)のキャスターを務めたのち、再びパリを拠点に。「雨宮塔子のパリ通信」(note TBS NEWS)執筆中。

アンバサダーを決定するにあたり「ディオール」が求めた女性像は、仕事もプライベートも楽しみながらエネルギッシュに輝く、知的で信頼性のあるひと。つねに自分の信念で新しい道を切り開き続け、今、ますます輝く雨宮さんは、まさにその女性像にぴったり。大役への着任も、至極納得がいきます。

スキンケアのアンバサダーを担うのは、実は今回が初めてという雨宮さんですが、その肩書きにふさわしい、つるんとした美肌の持ち主。さぞかし日々のお手入れは入念にされているのだろう……と思いきや、意外とビューティケアは『シンプル派』だそう。

「スキンケアは大事だと思いますが、個人的にはなるべく、過剰には手をかけないようにしているんです。でもパリは、室内外ともに非常に乾燥しており、乾燥が進むと敏感肌に傾いてしまうので、保湿に関してはケアをしっかりするようにしています。仕事のとき以外ではファンデーションをつけないことが多いというのもあり、素肌の美しさは本当に重要だなと再認識していますね」

フランス女性というと、自然体でさりげない、エフォートレスな美しさをもっているイメージがあります。『私は私』という個性を大事にし、そのとき自分に必要なものだけを選び取る。

もちろん美容においてもその姿勢は同様で、ふだんはファンデーションも塗らずシンプルメイクでいながら、パートナーと出かけるときは、赤のルージュを引いて香水を纏う。他人の評価ではなく、自分の心地よいあり方を最も大事にするーーそんな成熟したマインドの女性たちが闊歩するフランス社会で暮らしているからこそ、雨宮さんも肩の力の抜けた、ナチュラルな美しさを体現しているのでしょう。

雨宮さん全身
「エリオス研究開発センター」内を巡り、取材する雨宮さん。ジャケット¥460,000・パンツ¥185, 000(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)

鍵は『幹細胞エネルギー』。その着眼点に共感

『カプチュール トータル』は、幹細胞という、体内で重要な役割を担う細胞の研究から生まれたスキンケア ラインですが、実は雨宮さん、偶然にも以前からずっとこの幹細胞というものに関心を抱いていたのだそう。

「以前に放送されていたTBSの『夢の扉』というドキュメンタリー番組などを通し、個人的に興味をもっていました。その幹細胞を20年も研究、開発・応用された『カプチュール トータル』に携われることをとてもうれしく思っています。美しさとはかなり主観の入る概念ですが、人工的に手を加えたものよりも、生命力を感じる、ナチュラルで健康的なものに美しさは宿ると私自身は思っていて。

だからこそ「細胞エネルギー」への着眼点にはとても共鳴しています。商品開発の方向性、姿勢に100%共感できる『カプチュール トータル』とのご縁を、とても幸せに感じています」

美の聖地「エリオス研究開発センター」を雨宮塔子さんがレポート

「エリオス研究開発センター」内観
パリの郊外に位置する「エリオス LVMH研究開発センター」。世界で合わせて350人もの研究者が25の研究分野に取り組み、公開文献は700にものぼる。

キーワードは幹細胞。ディオール スキンケアの叡智を結集

『カプチュール トータル』の要である、幹細胞研究。雨宮さんはまずその内容に迫るべく、サイエンティフィック コミュニケーション ディレクター&環境ディレクターであるエドアール・モーベス-ジャービスさんにお話をうかがいました。

雨宮さん×ジャービスさん
世界中の「ディオール」のPRイベントで登壇するなど、サイエンティフィック ディレクター及びスポークスマンとして活躍するエドアール・モーベーズ-ジャービスさんには、幹細胞についてインタビュー。

すべての源である幹細胞。その研究に大きな新発見!

雨宮さん(以下敬称略) 「『ディオール』では20年間も幹細胞の研究をされていますが、幹細胞とはどういった細胞なのか、改めて教えてください」

ジャービスさん(以下敬称略) 「幹細胞とは、分裂、増殖を繰り返し、増殖し続ける力のある細胞です。主な役割は、他のすべての細胞をつくること。つまり他の細胞の活力の源になるため、非常に大切な細胞なのです」

雨宮 「その幹細胞についての長年の研究成果には、どのようなものがあるのでしょうか」

ジャービス 「今までは、幹細胞の数は歳を経るにつれ減少すると考えられていました。ところが最近、幹細胞の数は年齢で変わることはなく、代わりに潜在的なエネルギーが減少するということを発見しました(※)。幹細胞は他の細胞の生成を担っていますから、結果として、エネルギーが不足した、本来の機能も十分発揮できない肌になる、とわかったのです」

雨宮 「肌老化のメカニズムに対する理解がより正しく深まった、ということですね。その驚くべき発見があったことで、今後は化粧品にどのように応用されていくのでしょう」

ジャービス 「この発見を元に、新しい『カプチュール トータル』が生まれました。また、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が所長である『京都大学iPS細胞研究所』との共同研究を締結しました。今後一緒に研究を進めますが、将来的には、新しい治療法や化粧品へつながるだろうと期待しています」

※20歳と40 歳の幹細胞を用いた試験管内試験における ATP生成データに基づく
「エリオス研究開発センター」外観
豊かな自然環境に囲まれた研究所。未来の美しさをかなえるためのコスメがここから誕生する。

幹細胞に働きかける成分─自然と科学は両立できる

次に雨宮さんがリサーチしたのは、幹細胞を活性化させるための秘密。LVMHリサーチ 天然原料&サスティナブル ディベロップメント ディレクター パトリック・ショワジーさんに、成分について取材しました。

雨宮さん×ショワジーさん
パトリック・ショワジーさんはフローラル コンプレックスの成分について、実際の花々を雨宮さんに見せながら説明。

雨宮 「幹細胞に働きかけるために『カプチュール トータル』に採用された成分には、どんなものがありますか」

ショワジーさん(以下敬称略) 「今回新しくフローラル コンプレックスをつくり、配合しています。焦土でもいちばんに芽を出すほど強い活力をもつロンゴザや、つるが無限に伸びるという生命力の高いジャスミン、1年のエネルギーをすべて球根にため、1ヶ月で一気に伸びるホワイトリリー、700もの種類を誇るシャクヤク。4つの効能の高い成分だけを選び抜きました」

雨宮 「そういった自然なものとサイエンスは、一見相反しているように思えるのですが……?」

ショワジー 「効果を求めてたどり着いたものが自然由来の成分でした。そして、最高の成分を選び、使い心地、感触のよい製品をつくるのが我々の使命です」

マダガスカル産のロンゴザ
マダガスカル産のロンゴザ
ハゴロモジャスミン
ジャスミン
ホワイトリリー
ホワイトリリー
シャクヤク
シャクヤク
1,667種類もの植物の成分から選び抜かれた、4種類の植物。その花の成分を組み合わせて生まれたのが、「ディオール」独自のフローラル コンプレックス。個々の成分の効果はもちろんだが、組み合わせることによって、より高い、相乗効果が得られるのだそう。
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PHOTO :
Chris Roman(人物)、戸田嘉昭(パイルドライバー/静物)
WRITING :
井筒麻三子、栗原 緑
EDIT&WRITING :
五十嵐享子(Precious)
RECONSTRUCT :
麻生彩佳・原田恵子(イクシアネクスト)