日本で初めて『シワを改善する』薬用成分を開発した「ポーラ」。その後もレベルアップを図るために、シワ研究に挑み続けています。この研究において延べ約1600名の臨床試験を実施し、そのなかで極端にシワの改善しやすい人がいることに着目。そのメカニズムを解明することでうれしい結果をもたらす、最新の研究について解説します。
シワ改善ケアの歴史を切り拓いたポーラがさらに大きな革新を
エイジングケアに欠かせないシワ改善コスメ。でも、実は、2017年に「ポーラ」の製品が認可されるまで、『シワケア化粧品』は正式には存在しなかったのをご存じですか。というのも、それまではコスメが対応できるのは一時的な乾燥小ジワだけ。本格的なシワの改善は医療の範疇とされ、化粧品がシワ改善を訴えるのは禁じられていたのです。
そうしたなか「ポーラ」は独自の皮膚研究によって、シワ発生に酵素・好中球エラスターゼが関わることを解明。紫外線ダメージや表情の動きによる刺激を受けた皮膚は傷ができたと誤認して、この酵素にコラーゲンを分解させ、その結果、シワができやすくなっていました。これを阻むために開発されたのが不要なコラーゲン分解を抑える新成分『ニールワン(R)※』。その有効性に、日本で初めて『シワを改善できる化粧品』として承認されたのです。
あれから4年、さまざまなブランドから次々とシワに的を絞った製品がリリースされるなか、「ポーラ」は独自のシワ研究を深化。さらに高度なメソッドを生み出しました。
傷の治りやすさとシワの改善速度に強い相関関係を確認
新メソッド開発の鍵は、『シワ改善における個人差』。同じケアをしていても、改善スピードにバラツキがあることから、約1600名を対象に調査したところ、傷の回復実感とシワ改善の速度にも、強い相関が。傷の治りが遅いと感じている人は、シワの改善も遅れがち、という傾向が見られたといいます。
一方、皮膚研究においても、シワの部分には傷が治る際に不可欠な成分、コンドロイチン硫酸が少ないことが明白に。そこで先の調査でもシワと傷に多くの共通点があったことから、シワ部分にコンドロイチン硫酸を増やしたところ、目覚ましい成果が! 集中治療室のような空間が形成されて、好中球エラスターゼの悪影響を閉め出すと同時に、線維芽細胞の働きを活性化。コラーゲンやヒアルロン酸の産生が増加し、シワがスピーディに改善されたのです。
この革新的な成果をもとに、コンドロイチン硫酸を増やす働きに優れた植物由来の新成分を開発。くわえて有用成分を肌のすみずみにまで効率よく送り届けるオイルを配合することで、心地よく洗練されたシワ改善レシピが完成されました。
既存のシワ改善ケアに満足できなかった方には、これはかなり気になる情報。改善速度もぐっと速くなりそうと、期待は高まるばかりです。
シワ改善力がさらに上向きに。一大旋風を巻き起こした薬用化粧品が改良登場

「目の下のシワ部分の肌がふっくらして、なめされたような感覚が。初代の成功に甘んじず、研究を続けるブランドの真摯さに胸打たれる」(入江信子さん ビューティ エディター)
「すみずみまで行き渡る特別なオイルを新投入。硬く乾いた眉間も目尻もほうれい線も、充実のハリと潤いで満たされていく」(野毛まゆりさん 美容愛好家)
シワを改善する※1ニールワン(R)※2に加え、肌のハリ感をサポートするオリジナル複合成分を新配合し、より確かな手応えに。すみずみまで広がりやすいオイルを採用することで、ニールワン(R)が肌に浸透しやすい特別な処方。使い心地もよりなめらかに。
※2:三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na
※商品の価格はすべて税抜です。
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- TEXT :
- 近藤須雅子さん 美容エディター
- BY :
- 『Precious2月号』小学館、2021年
- PHOTO :
- 小池紀行(パイルドライバー)
- WRITING :
- 近藤須雅子(ビューティエディター)
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、佐藤友貴絵(Precious)
- RECONSTRUCT :
- 麻生彩佳・原田恵子(イクシアネクスト)