伝統と革新のなかで、タイムレスに、
そしてジェンダーレスに個性を発揮するバッグ。
イタリアの工房で手仕事の贅に触れた彼が誘う、
スポットライトの裏側に拡がる物語は、私たちを魅了して──。
主演・目黒 蓮
“FENDI”の名品バッグに宿る、
美学に触れて
“フェンディ”初のジャパンメンズ
ブランドアンバサダーである目黒 蓮さんが、
名品バッグに息づく誇り高き職人の技と情熱、
そしてクラフツマンシップを伝える。
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小さなボディに宿る、
若々しくクールな感性
「FF」ロゴを織り込んだシルクシャツにスラックスという端正な装い。その手元で目を引くのは、美しいナイトブルーと小ぶりなサイズが特徴の『ピーカブー アイシーユー エックスクロス』。
バッグ[縦14.5×横23×マチ6cm/ショルダーストラップ付き]¥489,500・シャツ¥266,200・パンツ¥115,500・ネックレス¥55,000・リング¥51,700・ブレスレット¥81,400(フェンディ ジャパン)
トープカラーが引き立てる、
手仕事の温もり
柔らかく艶やかなプロンジェレザーのシングルコートにはクラフト感溢れるステッチを施し、インナーのシャツには型紙を全面にプリント。これらは今季のテーマ「職人へのリスペクト」を象徴する意匠で、ななめ掛けしたトープカラーの『ピーカブー アイシーユー ミディアム』もそこに共鳴。最高級カーフレザーの「クオイオ ローマ」や、エッジを走る「セレリア」のステッチが手仕事の温もりと価値を伝える。
バッグ[縦34×横38×マチ12cm]¥814,000・コート¥1,507,000・シャツ¥177,100・パンツ¥168,300・靴¥157,300・ネックレス¥88,000・リング¥51,700(フェンディ ジャパン)
品格と愛嬌に溢れる、
不動のアイコンバッグ
1997年に、まるでバゲットを小脇に抱えるかのようなスタイルで反響を呼んで以来、愛され続ける名品バッグ『バゲット』。きめ細かなシボ感のあるトープカラーのレザーやハンドステッチ、「FF」ロゴのバックルに品格と愛嬌が表れ、自分らしく自由に装う女性を華麗に彩る。ドレスはかつてカール・ラガーフェルドが手がけたアーカイブを引用したもので、トロンプルイユのデザインが魅力。
バッグ[縦15×横27×マチ6cm/ショルダーストラップ付き]¥530,200・ドレス¥519,200/予定価格・イヤーカフ¥104,500・リング¥81,400(フェンディ ジャパン)
創造性が切り開く、
バッグ製作の可能性
目黒さんが持っているバッグは日本の伝統的な“折り紙”にヒントを得た「オリガミテクニック」を用いて、一枚レザーからトランク型を成形した『ソフト トランク バゲット』。マグネット式クロージャーは大きく開き、荷物の出し入れがしやすい実用的な設計に。
バッグ[縦13×横21.5×マチ6.5㎝]¥319,000・ニット¥123,200・パンツ¥168,300・リング/指先側から¥36,300・¥47,300 ・ブレスレット¥47,300・床に置いたトラベルボックス/奥から¥1,062,600・¥1,094,500(フェンディ ジャパン)
抱えているのはハットを収納するトラベルボックス。メゾンの芸術的なものづくりを称えるべく、「FF」ロゴキャンバスの上に職人のツールを大胆にプリントした遊び心溢れる逸品。
トラベルボックス¥1,062,600・ニット¥123,200・パンツ¥168,300・リング/指先側から¥36,300・¥47,300 ・ブレスレット¥47,300(フェンディ ジャパン)
鮮やかな発色が伝える高揚感、
所有する悦び
手にするだけで装いが華やぐ、鮮やかなアシッドイエローが魅力の『ピーカブー アイシーユー プチ』。メゾンのシグネチャーであるカーフレザーはメタルフリーのなめし加工が施され、随所のステッチは職人の手作業によるもの。写真は別売りのライトブルーのハンドルカバーを組み合わせて。クラフツマンシップを称える意匠は、レザーパンツのウエスト部分や編み上げのデザインが印象的なパンプスにも見て取れる。
バッグ[縦15.5×横20×マチ11cm/ショルダーストラップ付き]¥583,000・ハンドルカバー¥104,500・ニット¥150,700/予定価格・パンツ¥874,500・パンプス¥195,800/予定価格・バングル¥177,100(フェンディ ジャパン)
今年の1月、目黒 蓮さんは“フェンディ”のレザーグッズを生産する拠点「フェンディ ファクトリー」を訪れた。そこでバッグの製作現場を見学し、感銘を受けたという。
「製作工程がとても細分化されていたことに驚きました。しかも、それぞれの専門家となる職人が分業している。どの工程でも高度な技術が必要とされているのがわかりました」
さらに目黒さんは、自らの手を使ってバッグの製作工程を体験する。
「職人の方に指導してもらいながら、スモールサイズの『ピーカブー』のパーツを縫い合わせて組み立てました。作業してみて実感したのは、美しく、正確に、手際よく作業できる職人技というもののすごさでした。そして、すべての職人がひとつひとつの作業に情熱を注ぐ姿に感動しました。僕らが店頭で目にしているバッグが、そこへ並べられるまでに、これほどたくさんの人の手を介しているなんて思いませんでした。関わった人の数だけ“想い”が積み重なっている。だからこそ、所有する悦びや価値があるんだと思います」
手仕事の力。目黒さんが触れたクラフツマンシップこそ、ラグジュアリーの真髄であり“フェンディ”の美学。そのすべてのバッグが、私たちを魅了する理由にほかならない。
バッグ『ピーカブー アイシーユー エックスクロス』[縦14.5×横23×マチ6cm/ショルダーストラップ付き]¥489,500・シャツ¥115,500・ネックレス¥53,900・ブレスレット¥50,600・時計¥167,200(フェンディ ジャパン)