身長156cmのインテリアエディターが「大人の家具選び」を実際に見て・触って・座ってレポート、より読者の皆様にわかりやすくインテリアをご紹介する連載企画「身長156㎝のインテリア」第21回目です。

本記事では、ロッシュ ボボアのプラットフォームソファ「マ・ジョン」をご紹介します。

プラットフォームソファとは? 自由に組み合わせができるソファ

プラットフォームソファは「モジュールソファ」とも呼ばれ、ユニットごとに組み合わせが自由なアイテムです。引っ越しや、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できることが魅力。一方で、利便性が高いが故に公共スペース向けに開発されることも多く、座り心地やサイズ感などが住宅には不向きだったり、シンプルなだけの安易なデザインだったりと、実はなかなかいいものが見つかりにくいソファでもあります。

そんななか、おすすめしたいのは、さまざまなファッションブランドとのコラボレーションでお部屋をドラマチックに演出してくれる「マ・ジョン」のソファの魅力をご紹介します。

世界中のファッショニスタに人気の「マ・ジョン(sofa Mah Jong)」とは?

「マ・ジョン」は、上質なテキスタイルの開発から始まり、イタリアの熟練の職人の手によりハンドステッチで仕上げられ、ファッション業界のオートクチュールと同様のプロセスと技術を用いてつくられた、プラットフォームソファです。

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「マ・ジョン」ミッソーニコレクションは、とてもドラマチック。友人と思い思いの過ごし方をしても、絵になる舞台装置のようなワクワク感があります。(筆者右側)

ロッシュ ボボアはモード界とも繋がりが深く、「マ・ジョン」には、ミッソーニや、ジャン・ポール・ゴルチェ、KENZO TAKADAなどとコラボレーションした専用生地が多数ラインナップされているのが特徴。近年では、アウトドアでも使えるコレクションが仲間入りし、室内外でラグジュアリーなしつらえを楽しめる提案が功を奏し、国内外で人気が高まっています。

プリントが鮮やかなミッソーニ

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「マ・ジョン」用に開発されたミッソーニの生地は、プリントや織りなどさまざまなテクスチャーがあり、組み合わせのアクセントに取り入れるのもおすすめです。

和柄のKENZO TAKADA

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「KENZO TAKADA」コレクションは和柄です。

グラフィカルなジャン・ポール・ゴルチェ

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「ジャン・ポール・ゴルチェ」コレクションは、繊細なグラフィックが特徴です。

外で使えるアウトドアコレクション

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アウトドアコレクションは、通気性を考えて、すのこ状の台が付きます。

「マ・ジョン」は、1971年に、ハンス ホファーによってデザインされて以来、ロッシュ ボボアのアイコン的な存在です。

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画家、彫刻家、デザイナーのハンス ホファー

ソファにもたれて床に座ってしまう方には「マ・ジョン」がおすすめ

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【商品名】「マ・ジョン」【ブランド】ロッシュ ボボア【価格】¥882,000(税抜)【サイズ】幅1900×奥行950×高さ720-840 座面の高さ400mm【材質】ウレタン、フェザー、ファブリック等

「マ・ジョン」は、その見た目の迫力に目を奪われがちですが、実は私たち日本人にとてもなじみのあるサイズ感で構成されています。

基本シートの大きさは、95cm角、高さ19cm。言い換えると、およそ「半畳」。もしくは「シングルベッドのマットレス半分」の大きさで、通常のソファの半分の高さです。

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基本シートを2枚重ねると、普通のソファのように過ごせます。

基本シートのほかに、バッククッション、コーナーバッククッションの3つの基本要素の組み合わせで、自由な配置が可能。畳を敷くイメージで平面図に配置できるので、とても簡単にイメージが掴めますよね。

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一段外すと、床座に近いので、よりリラックスした仕様に。

また起毛したベロア調のシンプルな生地張りにすると、がらりと印象がかわり、リラックスムード漂う表情を見せてくれます。

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女性一人でも、運べます。外したクッションを前に置けば、足を伸ばすことも。

ファッションのようにインテリアを自在に編集・提案するフランスのブランド「ロッシュ ボボア」

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インテリアブランド「ロッシュ ボボア」とは?

「ロッシュ ボボア」は、1960年にロッシュ家とシューシャン家がフランスで創業したインテリアブランドです。世界60か国に展開し、日本には2017年に上陸後、芸能人やモデルを中心にじわじわ人気が出てきました。

ファッションブランドとの積極的なコラボレーションも魅力的な「コンテンポラリー」と、各時代のスタイルを大胆に再解釈し、現代に蘇らせた「ヌーボークラシック」のふたつの世界観があります。

いずれにも、日常にさりげなく自分の好きなものや好きなことを取り入れて生活していく、というフランスの思想「Art de Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)」のコンセプトが反映されています。世界に唯一、自分だけのスタイルでインテリアをつくり出したいという方に、おすすめしたいソファです。

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この記事の執筆者
イデーに5年間(1997年~2002年)所属し、定番家具の開発や「東京デザイナーズブロック2001」の実行委員長、ロンドン・ミラノ・NYで発表されたブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。 2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。モンテッソーリ教育の視点を取り入れた、自身デザインの、“時計の読めない子が読みたくなる”アナログ時計『fun pun clock(ふんぷんクロック)』が、グッドデザイン賞2017を受賞。現在は、フリーランスのデザイナー・インテリアエディターとして「豊かな暮らし」について、プロダクトやコーディネート、ライティングを通して情報発信をしている。
公式サイト:YOKODOBASHI.COM