【目次】
「3つのルール」を守れば、快適に過ごせる!
気温30度の日の服装は?
気温30度は、8月後半の1日の最高気温(平均30.4度)に該当します。 参考までに、8月前半の気温は32.8度(平均最高気温)。気温30度の日も、暑さのピークとほぼ変わらない体感温度です。「ワンピース」など、風通しの良い涼しいファッションを心掛け、厳しい暑さに対応しましょう。日焼け対策の観点から「長袖」を着用する場合、涼感のある夏素材(シースルー・麻など)をセレクトして。
またこの季節、気を付けたいのが寒暖差。冷房の効いた室内、また日中と朝夜の気温差(8月下旬の1日の平均最低気温は23.5度)への対策として、薄手のカーディガンやジャケット等、「はおり物」を携帯したほうが無難です。特にノースリーブを着用する場合、肌の露出を控えるというマナーの面でも、「はおり物」が欠かせません。
守るべき3つのルール
【1】「半袖トップス」や「ワンピース」など、涼しい服装を心掛ける
【2】「長袖」を着用する場合は、リネンなど夏素材や、風通しの良いデザインを選ぶ
【3】薄手のカーディガンや夏素材のジャケットなど「はおり物」で、寒暖差に対応
「トップス+ボトムス」のコーディネート
【1】「ノースリーブ」の着こなし
上質かごバッグ&端正靴で休日デニムを洗練させて
オーソドックスな着こなしをセンスよく印象づけるのは、遊び心のあるかごバッグと上質なローファー。手元のバングルで、女らしさを添えましょう。
縦ラインを強調するノースリーブ×細身のラップスカート
ノースリーブの直線的なライン、ラップスカートのタイトなシルエット、さらにハイウエストでのタックイン…、と黒を重く見せない工夫が満載。
ゴールドジュエリーを効かせてリッチな雰囲気を楽しむ
プールでのんびり過ごして、夜はディナーに…。そんな日にはアクネ ストゥディオズの黒デニムに、YOKO CHANのAライントップスで華やかに。首の詰まったトップスが多いので、ロングネックレスで首元を華やかに。ナノサイズのカルティエ『パンテール』とともに、イエローゴールドでそろえると、リッチ感が生まれます。ショルダータイプの『ケリー』はボックスカーフ×ゴールド金具がポイント。心地よいおしゃれがかなう、低めヒールのロジェ ヴィヴィエも、海外旅行の必需品。
モノトーンに小物で色を差すのがこの夏の気分
忙しい日常でシーンレスに活躍するフェミニントップス+スティックパンツは、定番の着こなし。REYCのトップスとTheoryのパンツのモノトーンの組み合わせをベースに、辛口のバッグと涼やかな甘口ジュエリーをトッピング。
かわいげのあるモノトーンスタイルは黒ノースリーブでかなえる
きちんと感の備わったモノトーン配色をベースにした、ノースリーブニット×スティックパンツの装い。清楚な肌見せをかなえる「黒のノースリーブタートル」が、コンサバティブな好感度を印象づけます。そのぶん、小物はフープピアスやサンダルでインパクトを添えて。
タイトシルエットと辛口配色で極めた真夏のクールビューティ
ネイビー×白でつくるメリハリ配色はあたりまえ。トップスを艶のあるオフベージュにすることで、こんなにも端正な女らしさが漂うなんて。さらに、ミッドナイトネイビーのタイトスカートに深く入ったスリットが女度をアップ。シンプルな組み合わせなのに、印象に残る着こなしが完成。
白小物をさらに盛ったドラマティックな白黒配色
小物で白をさらにトッピングすることで、ラフィアやレザーなど、さまざまな表情の白がコーディネートに加わり、モノトーン配色でも堅すぎない雰囲気に。
涼感素材をちりばめて、大人のフェミニンスタイルを完成
海辺で過ごす週末など、リラックス感を取り入れたいシーンでは、リネンのカシュクールスカートを合わせて、爽やかに。カプリ島でバカンスを楽しむマダムのように、かごバッグやトングサンダルでクリーンな白シャツに抜け感をもたらして。
白に合わせるニュアンスカラーも、初夏に活躍したライトベージュから、秋に向けて落ち着きのあるグレージュへとシフト。小物のこっくりとしたグレージュが、あいまいな色合いを引き締めて。エレガントなボディラインがかなうガウチョパンツは、ヒールではなくフラットサンダルを合わせることで、旬のボトムバランスへと近づいて。
キャメルカラーのバンドスリーブのニットに、オフホワイトのクロップド丈パンツを合わせた軽快なカジュアルスタイル。グレンチェックを浮かび上がらせた編み柄のスリングバックサンダルが夏らしい涼やかな足元を演出。
みずみずしいブルーの配色で、ボリュームのある黒パンツも軽やかに。
【2】「半袖」の着こなし
ネイビーとゴールドの差し色使いでセンスよく
永遠の定番でもある、白Tとデニムの着こなし。大人が楽しむときは、構築的なデザインの一枚を選び、カジュアルを格上げして。
さりげなく女らしさをかなえる黄金バランス
黒に近い深みのあるグリーンのスカートで、キリリと。
モードな香りが漂う、潔いまでのモノトーン
トレンド感を取り入れたいときは、マキシ丈のスカートやアンクルストラップのサンダルで、足元重めのバランスを。ジャストサイズの白Tで、上半身はすっきりと。
シャーリング付きふんわりスリーブで女らしく二の腕カバー
シャーリングをあしらったそでは、気になる二の腕から視線をそらしてくれる。ジャストウエストで絞りをきかせたカーキのロングスカートに、ウエストインしてスタイルアップ。ナチュラルな夏素材の小物はシックな差し色効果も。
ニュアンスカラーをちりばめ、洗練を極める
こっくりとしたマロン色やマスタードを重ね、ミラノマダムのように。
リッチなベージュに切れ味のいい白を効かせることにより、ベーシックカラー同士が生み出す、気負わないラグジュアリーが実現。マットな配色のアクセントとなるメタリック小物は、盛りすぎず、スパイス程度に少量を効かせるのが上品に仕上げるコツとなる。
重量感のある黒ワイドもピュアな靴とバッグでメリハリを計算!
服はあくまでも黒で統一し、小物で少量の白を効かせる、が成功の秘訣。ブラウスはドロップショルダーのゆったりしたデザイン。ハイウエストのパンツにタックインして、メリハリあるフォルムをつくりたい。
白スニーカーの日は、分量感のある白パンツで上品な印象に仕上げて
シックカラー×白をベースに。
ボリュームのあるパンツは最愛の黒投入でバランスよく攻略
程よくハリのあるリネン混地で仕立てた、リラックス感たっぷりのワイドパンツ。絶妙な着丈の黒ニットで、着やせも脚長効果も同時に手に入れて。足元はトップスの色をリフレインして黒のトングサンダルを。シックな黒だからくだけすぎず、余裕のある大人カジュアルに仕上がって。
【3】「長袖」の着こなし
「全身黒」スタイルは清涼感がすべて。必ずどこかに”透け感”を取り入れて
透け感のある黒シャツ&トレンドのハーフパンツで、溌剌としたエレガンスを感じさせる、夏のオールブラックを実現! ほんのりと肌が透ける涼やかなタイ付きシャツは、テクスチャーに遊びがあるぶん、きちんと感のあるセットインスリーブデザインを選ぶと洗練された印象に。肌の露出で抜け感をつくるのではなく、デコルテ周りやそでに透け感をつくるからこそ、キレのいい女っぽさが表現できます。そして、「全身黒」のサブルールは、小物でホワイトを投入することと、ヌーディな足元。これらがを夏のブラックエレガンスのセオリーにすれば、黒でも、重たく見せず、季節感を演出することが可能です。
濃色の「麻のシャツ」に合わせるボトムは、本場のイタリア男性のおしゃれ哲学にならって白のくるぶし丈パンツに。ダークトーンのボトムに頼りがちな人こそ、逆転配色に挑戦してみると格別の洗練度に気がつくはず! 辛口なダークトーンが顔周りの印象を引き締め、ボトムの白が全身にリッチな明るさを与えます。しっかりと出したデコルテは最高のアクセサリーですが、オンスタイルではパールネックレスで白い艶を足すとフェミニンさが増します。
夏のきちんと感は、心地いい緊張感のある「モノトーン」で潔く、知的に表現
黒と白の配色でつくる計算しつくした着こなしには、大人の女性にふさわしいきちんと感が宿ります。白シャツ&ブラックの細身パンツのワンツーで完成させる夏のスタイリングは、白×黒の分量が50%ずつの配色で構成するのが正解! レフ板効果を狙う白トップス+黒ボトムの基本形に飽きが来たら、逆転の発想で、黒トップス+白ボトムにもぜひトライを。上下を入れ替えるだけで印象が様変わりします。また、アクセントカラーの入れ方も重要。少量のピンクを加えることで、好感度の高い洗練ベーシックに仕上がります。
正統派のシャツに旬を添えて大人の余裕を
ハーフパンツ&白スニーカーで、白シャツスタイルを旬顔にアップグレード。あえて淡いグレーと「白」だけでまとめることで、シックな装いに仕上がります。ヴィンテージ加工が施された定番人気の『SUPERSTAR』は、ソールにわずかな傾斜をもたせ、はき心地のよさも実現。イタリアの職人技術を大切にし、手作業で仕上げるクラフツマンシップが光る一足です。
今どきのこなれ感へ導くゆったりとしたブラウスを着こなしのキーアイテムに
体の線を強調しすぎないリネンコットンのブラウスをインすれば、テーパードのシャープなシルエットが生きて、すっきりとしたかっこいいスタイルが完成。パンツの色とリンクした白いパンプスがスリムなラインを強めて。
リネン素材のパンツをアースカラーの装いに仕上げてこなれた印象に
リネン素材のベージュパンツは、カーキのシャツやバッグなどをポイントに、全身アースカラーでまとめることでセンスのいい着こなしに。緑が多い郊外などを訪れる日にもおすすめのコーディネートです。
【4】「はおり物」の着こなし
「甘×辛ミックス」の最もシンプルな方法は、装いに品格を加える黒のアンサンブルニットと、颯爽としたムードを添える白のスティックパンツを合わせること。さらに小物で端正なハンドバッグと華やかなトングサンダルを合わせたら、きちんと感も抜け感もある着こなしが完成します。
チャコールグレーを加え奥行きを与えたグラデ感覚の新鮮モノトーン配色
ロングカーディガンの透ける白×布帛トップスのチャコールグレー、さらにシルバーメタリックのバッグを重ねて。白パンツをベースにした優しいモノトーン配色は、グラデーション上手のミラノマダムがお手本。
辛口カラーを重ねて仕上げる知的モードなパンツスタイル
品のあるバッグを、白のノースリーブトップスとベージュのパンツのコーデに投入。グレイッシュカーキの辛口のニュアンスが、淡色配色に深みと自然なメリハリを生み出し、洗練された印象に導きます。カーディガンの前を開けてはおると、白のボタンが縦ラインを強調してすっきりスタイルアップできます!
上品な輝きをたたえたシャンパングラデーションで定番パンツがランクアップ
白からシャンパンベージュにいたる優しい女らしさに満ちたシャイニー・グラデーションに、クリアな白いパンツの効果は絶大。淡いベージュにラメのストライプをあしらった上品な輝きが魅力のアンサンブルニットをはおれば、肩の力が抜けた美しい日常スタイルに。そこにやや渋めガンメタリックのバッグを加えると、着こなしに奥行きが生まれ、鮮度の高い着こなしが完成。
好感度の高いワントーン配色には小物をスパイスに
清涼感のあるオールホワイトで鮮度を上げて。グレージュのシルクカーディガンをはおって、一枚で、とコーディネートを気温によってスライドできるのも、ノースリーブシャツのうれしい点。ウォータースネークを部分使いした構築的なバッグやボリュームバングルで、大人の迫力を添えるのも忘れずに。
白パンツ×黒ジャケットの潔いまでのシンプルさに小物で遊び心を加えて
帽子とビッグトートで伊イタリア達男を意識。小物使いでこんなにも余裕の表情に。
ブラウスとリネン混のジャケットの色味を統一しオンスタイルに磨きを
ブラウスとリネン混のジャケットの色味をアースカラーで統一して、ONスタイルに磨きを。オフホワイトに近い明るいベージュに深めのVネックが、洗練へと導きます。濃厚なブラウンのパンツで引き締めたら、鮮やかなイエローのヒール靴で春らしい演出を。
さらりとはおったシャツワンピースにリズムをもたらす細ベルトの効用
シャツワンピースのウエスト位置のボタンを留め、ロープベルトでアクセントをつけて、Xシルエットに。重心が上がり、すらりと見える。
「ワンピース」のコーディネート
【1】「ワンピース」の着こなし
シンプルなブラックワンピースに効かせたホワイトが辛口な魅力を発揮
メンズスーツを思わせる端正なウール生地で仕立てたワンピースは、軽くて、シワになりにくく、多忙な日々を送る女性にとって頼れる一枚。華やぎを与えるスカーフやバングルは、モノトーンならコンサバになりすぎず、遠目から見ても麗しい着こなしが実現します。
ボリュームシルエットを生かしつつ明るい差し色で黒のシックさを強調
上品に透けるシルク混素材で仕立てた、ふんわりと優雅に広がる黒のロングワンピースでつくる、シャープに引き締まった「黒」の着こなし。愛らしいフリンジがあしらわれたピンクのチェーンバッグを差したら、ほかの小物はすべてモノトーンに統一するのがポイントです。フラットのジュエルトングでセンスのよい外しを加えると、より今っぽさを感じさせるコーディネートに。
透け感のある素材だから黒でも重くならない!5分そでの涼やかワンピース
デイリーに活躍する、黒の涼やかなワンピース。格子状になった織柄の陰影がもたらすほんのりとした透け感が美しいワンピースは、動くたびに風をはらむ軽やかさも魅力。付属のホースヘアのベルトでウエストマークすると、切れ味の良さも加わって。小さめバッグを合わせたら、会食にも映えて。
異なるテイストを組み合わせることで、着こなしに奥行きがもたせて
パフスリーブのAラインワンピースに、スニーカーで加えたスポーティな味付けが、今の気分を感じさせるコーディネートです。1981年にパリで誕生した靴ブランドが手がけるスニーカーの、スタイリッシュなデザインに注目。ソールのサイドからのぞく、アクアブルーが爽やかなムードを漂わせます。
控えめな光沢と揺れるすそがネイビーの女らしさを高めて
ハリ感のあるタイプライターという生地でつくられたマキシ丈ワンピースは、肩ひじ張らずともエレガントな雰囲気。大人の女性を美しく見せる一着です。バッグ、ネックレス、ストール、靴…とそれぞれ異なる素材感の小物を合わせると、断然、表情豊かな装いに。
赤みブラウン『クローブ』のワンピースを、ピンクベージュのバッグ&靴でなじませグラデーションに。バッグと靴は微妙にトーンが違いますが、両者の色をつなげる柄スカーフを活用。
リラックス感のあるジャージーワンピースに、白小物をちりばめてリッチに
ノーストレスなジャージー素材のワンピースは、ともするとホームウエア風にも見えがち。だからこそ、小物使いが重要! 潔い白をバッグに、靴に…と重ねることで、清潔感のあるラグジュアリームードが高まります。足元には白スニーカーを合わせることで、アクティブな今の気分もプラスした仕上がりに。
Aラインのワンピースは、ロングの丈感が今のバランス。トップ部分はコンパクト、すそに向かって広がるボリュームあるフォルムは、着心地が楽なうえ、女性らしく優美な印象や華やかな存在感を放ちます。シルエットの美しさが際立つクラシカルなワンピースには、大ぶりサングラスやパールネックレス、かっちりとしたフォルムのバッグを添えて。全体をドライなベージュ〜ブラウンでまとめつつ、胸元と足元に小物で白を差すことで、夏らしい爽やかさを演出できます。
肌にしっとりとなじむ、サステナブルな新素材でもあるインディアン・シルクをていねいに編み上げたニットワンピースに身を包めば、心まで豊かに。肩口に施したシャーリングが優しい印象を運びます。ワンピースのやわらかな質感を生かすように、小物もナチュラルカラーに徹して。黒などの強い色を使わないことが、淡い配色を成功させる秘訣。カシミアシルクのホワイトストールは、グレー&ブラウンのポイントカラー使いで、合わせる着こなしを選ばず、夏に重宝するアイテムです。
フラワープリントやグリッター…華やかなひとワザ小物で印象鮮やかに!
オンタイムの王道ともいえる、爽やかな印象を与えるブルーのシャツワンピースは、さらりと肌を滑る感覚が心地よいコットンシルク素材を使用。控えめな光沢感が上品です。クラシカルなワンハンドルバッグを合わせれば、きちんと感が求められるシーンにも映える着こなしに。足元はグリッターシューズで、モード感を加えたハンサム顔に仕上げて。
【2】「はおり物」の着こなし
タイムレスな魅力を宿すブラックワンピースは、大人の女性の美しさや自信を引き立てる名品。フォーマルな雰囲気をもちながら、伸縮性のある素材でアクティブな現代のライフシーンを支えてくれます。リネンカーディガンはクリアな白を選べば、都会に映える夏のモノトーンルックが完成します。さらにかごバッグで、涼やかさも演出して。
上品カジュアルが楽しめる白のワンピースをスニーカーで軽快に仕上げて
白のワンピースを主役に、空調対策にもなる薄手のカーディガンをはおった、リゾートでのリラックススタイル。バッグやネックレスで艶を加えつつ、スニーカーでリラックス。ベアトップのワンピースは、4方向に伸縮する特殊な生地を使用しているため、抜群のフィット感で着心地も良好。
穏やかな休日を楽しむ日には、マキシ丈のワンピースでおしゃれと快適さを両立させて。ダブルストラップから肌がのぞき、軽やかな印象をもたらすデザインです。リネンのジャケットやかごバッグの天然素材が奏でる豊かな風合いで、心地いいおしゃれを楽しめます。
ふんわりと軽やかなシルクシフォン素材と淡いピンクの色調が、女性らしさを引き立てるワンピース。ウエスト位置高めに施されたワイド幅のギャザー切り替えにより、スタイルアップも期待できる一枚です。ドレスアップを楽しみたい日には、ピンクサテンの小物やパールジュエリーで可憐な雰囲気に。リネンのダブルジャケットはワンピースの甘さを中和してくれる役割も。
- TEXT :
- Precious.jp編集部