しっかりとした防寒性とジェンダーレスなデザインで人気のボンバージャケットですが、迫力が出過ぎてしまったり、マニッシュになり過ぎるのが不安…。そんな人にぜひ参考にしてほしい、おしゃれ賢者の着こなしをチェックしていきましょう。
■1:ルイーズ ・ド ・シュヴィニー…チェーンバッグ投入で小粋なミックスタイルに
パリでキャッチされたモデルのルイーズ ・ド ・シュヴィニーは、ブラウンのふわもこなライニングが襟元にリッチなアクセントを添えるボンバージャケットを着用。千鳥格子のパンツと軽快にスタイリングしていました。
インナーのタートルニットは白を選んで顔周りを柔らかく印象づけて。トラッドなストレートパンツの足元にはローテクなスニーカーを合わせることでカジュアルダウンし、抜け感をプラス。バッグはボンバージャケットの対極にあるような、女性らしいチェーンのキルティングバッグを持ち、優美な雰囲気を添え、大人らしい洗練されたテイストミックスを完成しています。
■2:クリスティ・ゴサゼは…スカートとのバランスが新鮮なモノトーンスタイル
2021年11月にパリに現れたジョージア出身のファッションブロガー、クリスティ・ゴサゼ。ブラックコーデをモードな小物や今っぽいバランスで、さりげなくあか抜けた装いに仕上げていました。
ジャケット、バッグ、ブーツの艶やかなレザーと、インナーに合わせたニットやスカートとの異なる質感が、オール黒の着こなしに奥行きを与えて洗練度を高めています。スカートは膝下のミモレ丈で、オーバーサイズなジャケットと絶妙なバランス。ポインテッドトウ&高ヒールのブーツを合わせることでスタイルアップし、スッキリと。トレンドのぷっくりとしたフォルムのバッグがスタイリングの今っぽさを後押ししています。
■3:カリーヌ・ロワトフェルドは…アイコニックなヒール合わせでクールな女性を演出
現『CR Fashion Book』編集長で、元フランス版「ヴォーグ」の編集長のカリーヌ・ロワトフェルドをフランス・サン=ドニでスナップ。女性らしい着こなしに定評のある彼女の手にかかれば、ハードなボンバージャケットもフェミニンシックなムードに。
ジャケットはしっかり襟元までフロントを閉めて、まるで素肌に着ているかのように。ボトムには裾を絞ったジョガー風デザインのパンツを選び、こなれ感を演出。足元はポインテッドトウのヒールを合わせ、エレガンスを底上げし、素足に光るアンクレットで程よいセクシーさと洗練をプラスしています。
ジュエリーはほかに耳元の小さなフープピアスのみ。ミニマルさがかえって女性らしさを引き立て、粋なスタイルを完成しています。
この冬の注目アイテムであるボンバージャケットを、品よく取り入れていた3人の着こなしをお届けしました。真冬のコートスタイル、そろそろ少し冒険したい人はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子