今回、面長顔さんにおすすめのミディアムヘアを提案してくれたのは、代官山のヘアサロン「PearL」のアートディレクター・CHIEさん。「40代になると輪郭が崩れてきてしまう方も多い」のだとか。
「年齢を重ねると、フェイスラインのもたつきなどが原因で輪郭が下がるため、以前より顔が間延びした印象になるもの。とくに面長顔さんは、より顔型が強調されるようになります。また髪質の変化により頭頂部から顔まわりの髪がペタッとしやすくなり、それも面長を強調する原因に」(CHIEさん)
そんな面長感を解消するには、顔まわりに“ひし形フォルム”を作ることがおすすめなのだとか。
「輪郭補正には顔まわりの作り方が重要です。あご下にポイントとなる動きを作って横幅を出し、サイドから分け目を取ってトップの根元にパーマをプラスすれば、ひし形フォルムが作れます。カットとパーマでひし形になるようにしているので、無理にボリュームを出そうとしなくても好バランスに仕上がりますよ」(CHIEさん)
■髪型:カットとパーマで面長顔をカバー!スタイリングも簡単なひし形ミディアムヘア
面長顔のミディアムヘア代表:堀川幸恵さん(37才/会社員)の場合
堀川さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬) ★★★
- ボリューム(少→多) ★★★
- 髪の太さ(細→太) ★★★
- うるおい(乾→潤) ★★
- 白髪の量(多→少) ★
「鎖骨の長さの前下がりベース。前側にあごの位置からレイヤーを入れています。軽くならないようにしながら、抜け感のある動きになるように調整しました。全体的にうねりのある髪質なので、うねる動きを活かしたパーマを中間から毛先にプラス。クセをカバーしながらスタイリングも簡単に!」(CHIEさん)
■スタイリング:パーマスタイル成功のカギは「自然乾燥」!
「今回は、自然と美しいひし形フォルムになるようにカットしているので、7割ほど乾かした後は保湿をしっかりして自然乾燥。触らないのが一番なんです!」(CHIEさん)
1:トリートメントムースをなじませる
パーマのかかっている部分を濡らしたら、トリートメントムースをなじませる。顔まわりもしっかりムースがつくようにオールバックにしながらなじませて。
2:弱風で7割まで乾かす
ドライヤーの弱風を根元に当てて、7割ほど乾かす。
3:バームをもみ込む
バームを手のひらにのばし、毛先から軽く握るようにもみ込み、自然乾燥して完成。
POINT〈面長顔のミディアムヘア スタイリングのコツ3か条〉
- パーマがかかっているところは根元からしっかり濡らしてクセをリセット!
- 乾かすのは7割!後は自然乾燥させる
- 肩上で跳ねる髪は、あえて気にせず楽しむ
「ドライヤー前のトリートメントムースには、乾燥対策の他、パーマの柔らかい質感を出す効果も。夏は紫外線ダメージでパサつきやすいので、保湿は忘れずに! 髪の潤いは若々しさを演出してくれます」(CHIEさん)
今回、教えてくださった「PearL」アートディレクターのCHIEさん
問い合わせ先
PearL
住所:東京都渋谷区恵比寿西1-32-3 トラッドゴード代官山C
TEL:03-6455-3038
営業時間:月・火・木11:00~21:00、金13:00~22:00、土10:00~20:00、日・祝10:00~19:00
定休日:水曜、第1・3火曜
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 高嶋佳代
- EDIT&WRITING :
- 山本二季
- DIRECTION :
- 青木 笑